2016年10月24日

ギャルこん!


著者:三門鉄狼
出版社:講談社ラノベ文庫
ギャルこん! ギャルと新婚生活することになった。

主人公は、高校の入学式を終えたところの圭太郎。その日から住むことになった寮に向かうと、「おかえりデース、ケータロー」と完璧なギャルに出迎えられます。真乃と名乗った彼女は、圭太郎のことをよく知っているみたいですが、圭太郎には記憶がない。しかも二人で新婚生活を送りたいといいだし、裸エプロンで料理したり、初夜だといって寝室にやってきたりと、圭太郎を動揺させるに十分な行動をとってきます。そんな圭太郎の状況を見て、それまでクール美少女を演じてきた幼馴染みの果音が、キャラ崩壊させて、ラブコメに参戦してきます。圭太郎は真乃のことを思い出せるのか?

記憶はないけれど、幼い頃に出会ったことがあるらしいギャル美少女。全面的な愛情を注いできます。彼女のことを知りたくなった圭太郎は、いろいろな方法で過去の記憶を探ろうとしますが、それがクラス内で波紋を呼ぶことになってしまい、本当のギャルと敵対していくことになります。

真乃も見た目はギャルっぽいのですが、中身はまったくギャルではなく、料理も完璧だったりします。長い間、海外で生活していたため、日本語が少しおかしいことと、愛情表現の仕方がおかしいこと以外は、ある意味普通の子。ただその見た目と外国育ちのフレンドリーさが、クラス内ヒエラルギーに影響を与えてしまいます。

一方、果音のほうは、まったく男性を寄せ付けないクールビューティ。中学の時に告白してきた男子に「レポート」を提出させ、その誤字脱字を添削して突き返したという伝説を持ちます。しかし、その実態は、圭太郎のことが大好きで、そのことに気づいてもらえるまで、男子が近寄らないようキャラを演じていたというかわいい女の子。真乃の登場で、一気にキャラ崩壊していますが、いままでよくボロ出さずにいましたね、この子。

圭太郎はギャル嫌い。その理由は、昔の仕打ちにあるのですが、なんか最近の主人公って、この手の経験がある率が高くなっていますね。まあ「xxが嫌い」という理由付けとして、一番簡単だからでしょうが、もう一ひねりして欲しかったなあ。

真乃の一途さもすばらしいのですが、なぜか応援したくなる果音。キャラを崩壊させてまで、圭太郎に気づいてもらいたいというけなげさが魅力ですね。ヒロインはもう一名中二病なのがいますが、そっちはどうでもいいや。

★★☆
posted by あにあむ at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫
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