2016年09月15日

姉と妹の下着事情。(3)


著者:柚本悠斗
出版社:GA文庫
姉と妹の下着事情。(3)

最終巻。やはり3巻の壁は越えられなかったか。
羽織から「どうか、私の胸を触ってください」と告白をうけた終業式から数日、彰人はその言葉に応えられないまま夏休みを過ごしています。そんな時、突然姉の瑞穂に連れられ服部姉妹と一緒に軽井沢に行くことに。旅の目的は、姉の会社で検討している新企画のプレゼン用の写真を撮影すること。七緒は彰人と羽織の間のわずかな距離感に気づき、二人のために立ち上がります。彰人が出した結論は…

人の心がわからない彰人が、好意を寄せてもらうということの意味に気づき、そして自分としては、その好意にどう向き合うべきなのかを考え出していたので、今回の旅行はいろんな意味でいい機会になっています。それを彰人が生かすことができるのか。でも彰人の周りって、いい人ばかりですよね。瑞穂も彰人のこと思って行動していますし、まわりの女の子たちもそう。暴走しながらも、実は彰人の幸せを一番に考えているようです。

今回3巻の壁があったためか、かなり駆け足になっています。ページ数も減っており、それぞれのキャラとの関係性がすごく中途半端なまま終わっているところが多いです。もう少しじっくりとらえて欲しかったですね。

実は、一番彰人が選ぶべきは、服部姉妹やリサではなく、ポメ子なんじゃないでしょうか? 彰人はポメ子の裸みても、なんとも思わないし、ポメ子も彰人に見られても平気みたいですが、その意味が彰人とポメ子で違うような。彰人はポメ子を自分に懐いている子犬のように見ていますが、ポメ子は彰人のことを「主人」としてではなく、一番信頼できる異性として見ているのではないかなあ。だから安心して寝顔見せられるし、裸見られても気にせずいられる。いや、彰人がピンチに陥った時のポメ子の対応見ていたらね。

面白い作品だっただけに残念です。次回作ではもう少しうまくエンディングを迎えて欲しいですね。

★★★☆
posted by あにあむ at 11:24| Comment(0) | TrackBack(0) | GA文庫
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