2016年08月01日

前略、英雄候補は強くなるためにセンセイと××します。

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著者:葉村哲
出版社:MF文庫
前略、英雄候補は強くなるためにセンセイと××します。

70年に一度、一人の英雄と六の霊魔が世界の命運を賭して逃走する霊魔大戦。ところが12度目の霊魔大戦からたった7年で霊魔が復活。しかし英雄側には力を持たない不完全な候補のみ。そんな世界を救うために7年前の英雄・グレイブが立ち上がる…

グレイブに与えられた任務は、二人のポンコツ英雄候補を鍛えること。一人は剣士・アリス。自らの強さを探究するあまり、心を凍らせてしまった少女。もう一人は自称「世界で二番目の美少女」エミリア。見た目は明るい少女ですが、こちらも、どこか壊れています。アリスは「私は剣士です。××の相手など誰でも構いません。強さのために魂でも売りましょう」とグレイブに教えを請います。常人には思いつかない方法で、強さを求めるアリス。それに対し、グレイブがとった行動は……単なるセクハラ! 自然な流れでスカートをめくり「ぱんつを…おがめませんでした…」と吹っ飛ばされる毎日。これで本当に英雄に育つことが出来るのか?

大いなる疑問をもったまま物語は続いていきますが、昼行灯というより、単なるスケベ親父に見えるグレイブは、もっと深いところで、物事の本質を捉えようとしていたようです。まず世界を救うことよりも「大切」なものはあるという信念。力ゆえバケモノ扱いされてきた彼女達に、自分たちは「女の子」であることを気づかせるようセクハラを続け(本当か?)、霊魔大戦の理にも関与しているようです。

表向きは、ラブコメで明るい世界を描き、裏では世界の破滅に向かう狂気を描く。二面性を持たせた作品になっています。でもそれが故、どちらも薄くなってしまっているのは事実。せっかくヒロインが二人いるにも関わらず、実質アリスのみの活躍になってしまっているなど、少し残念です。次巻で立場が変わるのかも知れませんが…

続刊に手をだすか、悩ましい作品ですね。

★★
posted by あにあむ at 14:46| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫
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