2016年06月17日

都市伝説系彼女。


著者:おかざき登
出版社:ダッシュエックス文庫
都市伝説系彼女。〜永遠子さん救済倶楽部〜

非科学的なことを一切信じない多賀谷敬一郎が主人公。でも本人は決して科学的ではないと思います。本当に科学的であれば、自分の目でみた「現実」を受け入れていくでしょうし「理解できない=存在しない」という短絡的な考えはしないと思う。いやどうもこの主人公受け入れにくい性格だったもので。

物語は敬一郎が、高校の入学式でぱんつをはいていない美少女・久喜島永遠子と出会ったことで始まります。永遠子は幽霊に好かれる性質らしく、過去にも色々な霊に悩まされてきたようです。そんな彼女を助けるべく、敬一郎の友人である謙吾(民俗学や社会心理学に長けている)、寧々子と共に「永遠子さん救済倶楽部」通称「文類研」を立ち上げます。

まあ最初にヒロインがぱんつ穿いていない時点で、シリアスにはなりようもないのですが、その通りまったく怖い話は出てきません。いや、本当は怖いはずなんですが、そのユーレイさんがなんとも… 一章で出てくる都市伝説・カシマレイコ(テケテケ)からして、下半身なくとも下ネタ大好きだし、メリーさんは、可愛いし、すぐ迷子になるし…「私メリーさん、…ここどこ?」ってなんなんだ。メリーさん業界(?)が怒るぞ。都市伝説などをベースにしたユーレイなどが出てきますが、そのどれもがどこか抜けた存在であるため、ゆるーい雰囲気になっています。

主要キャラは、敬一郎が極端な現実主義者、謙吾は民俗学が好きで柔軟な考え方、寧々子は怖い話が好きなのに怖がり、永遠子は、どこか抜けた美少女とバラエティに富んでいます。さらに寧々子が敬一郎に向ける好意がかわいくてもう。非常に面白い出来になっています。

ただ、設定のすべてが「どこかで見たことあるなあ」というものなのが残念ですね。都市伝説を相手にする(しかも基本美少女)という作品はいくつかありましたし、メリーさんがかわいいというのは、もういまや常識(?)

せっかく面白いラブコメなので、もう少しオリジナリティのある存在がでてくればもっと楽しめそうです。

★★★☆
posted by あにあむ at 13:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ダッシュエックス文庫
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