2016年02月03日

機動執事 ―とある軍事ロボットの再就職―


著者:松山剛
出版社:電撃文庫
機動執事 ―とある軍事ロボットの再就職―

ロボットが、執事やメイドとして使われている世界が舞台。リーゼロッテお嬢様にお仕えするロボット執事は、元軍事ロボット。かつての上官からの最期の命令を最優先して、彼女を護っている。しかしながら、リーゼロッテは反戦主義で、軍事ロボットの撤廃運動を行っており… そんなお嬢様の様子が最近おかしくなってきて、主に顔周辺の体温上昇・心拍増加が認められ、食パンをくわえて屋敷の角で待機するなどの奇行が目立ち始めた…お嬢様の恋心の行方はいかに…

幼い頃から身近にいる存在である執事ロボット。容姿端麗な彼(?)に恋心を抱いてしまったお嬢様のすべり具合が前半のお楽しみです。お嬢様学校のご学友の曲がった恋愛知識(主に少女漫画から吸収)を元にした、アドバイスにより、さらにリーゼの行動はおかしな方向へ突き進んでいきます。相手が普通の人間だったら、さすがにリーゼの奇行の原因がわかったでしょうし、たとえわからなくともなんらかのアクションをとっていたはず。ところが、このロボット・べるは元軍事用ということもあり、EPA(感情理解プログラム)が欠落しています。そのため、リーゼの行動が理解出来なくとも、身体への危機がないことを理由にして、そのまま放置してしまいます。うーむ。

後半は、軍用ロボットであるベルを好きになってしまった(そしてベルが軍用ロボットであることを知らない)リーゼの哀しみが描かれます。前半のお気楽さに比べて、いきなりシリアスになっている後半とのギャップがどうもね。

今回の件で、ベルのEPAレベルが上ったのでしょうか? そうでなければ、リーゼがあまりにもかわいそうですね。

★★★
posted by あにあむ at 09:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫
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