2015年12月03日

コンプリート・ノービス(5) 魂の革新


田尾典丈
著者:田尾典丈
出版社:富士見ファンタジア文庫
コンプリート・ノービス(5) 魂の革新

最終巻です。前巻でクライマックスへ向かう流れだったので、違和感はないですね。
デジタルイミグラント法案成立のための実験施設にされてしまったアストラル・イノベーター。イチノたちは、八咫烏にどのように立ち向かっていくのか?

今回は、前回からソウルインしたまま話が進んでいきます。さらに全員がソウルアウト出来なくなるというイベントもあるので、日常パートはほぼなし。そのため、日常ラブコメは皆無に等しい状況です。当初は、比較的明るい日常パートがメインで、重い部分は味付けといったバランスだったのが、最後は重い部分がメインになってしまい、少々胃もたれ気味。田尾さんの作品全体の特徴なのかも知れませんね。

今回、なんとかして「ラブコメ」の明るい部分を見せようとした形跡はいくつもあります。しかし、メインストーリーの重さに完全に押しつぶされてしまっています。もう少し冊数を伸ばして、薄くしたらサイドストーリーも生きてきたのかな? ヒロインたちとの関係性も最後まで描き切れていなくて消化不良です。

ただしバトルシーンは、今まで一番面白かったですね。イチノがレベル1のままでいられる理由もようやく分かりましたし。もっともその分、なぜチュートリアルダンジョンに高レベルの人が入れたのか? など新たな疑問も発生しましたが…

ラストシーンは、まあ納得かな。

★★★
posted by あにあむ at 16:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫
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