2015年11月25日

もう中二病でもいいもんっ!


著者:翡翠ヒスイ
出版社:電撃文庫
もう中二病でもいいもんっ!

「ぐっ、か、体が熱い!? こ、これはついに奴の封印が!?」
「ふふ……無理もないわ。私の瘴気に当てられて人が狂うのは仕方ないことよ」
「因果律の歪みを確認。異常事態。この男は危険。排除を要請する」
という中二病全開な物語。タイトルから想像したストーリーは、日常生活の中で、中二病を発症し、開き直っていくというものでしたが、日常生活ではなく、本当に戦う異能バトルでした…

主人公は、星美津奈瑠。中二病なんて…と思う元気な少女(リアル中二) でも彼女の手には異能が宿っていて… その異能のせいで、零式機関という秘密組織に参加することになります。そこには、中二病な異能者たちが集い、人々の妄想が生み出す「妄現体」と戦っていました。そこで重度の中二病ではあるものの、人はいい二人の仲間と出会い、どこか抜けた教官と共に青春を過ごしていきます。
異能バトルが中心になりますが、全体に明るい雰囲気。主人公が少々年齢に比して幼いような気がしますが、それくらいのほうが成長する余地があるのかもしれませんね。

この作品を面白くしているのは、奈瑠の左手。奈瑠の会話に絶妙のタイミングで割り込んできます。その台詞は【】で括られているのですが、その内容がなんというか…触れてはいけない乙女の秘密だったり、真っ黒な本音だったり…

中二病な台詞が少々つらいのですが、登場人物それぞれにバックボーンがあり、決して単なる妄想でないところがいいですね。

★★★☆
posted by あにあむ at 11:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫
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