2015年11月24日

放浪勇者は金貨と踊る(2)


著者:むらさきゆきや
出版社:富士見ファンタジア文庫
放浪勇者は金貨と踊る(2)

詐欺をテーマにしたファンタジーの第二巻になります。
魔王を倒した勇者・アレン。素性を隠して商業都市ファルトラに流れ着き、ヨルと名乗って生活しています。前巻で、亜人の少女・ユニスと、国家騎士・レイチェルと知り合い、彼女たちを助け、さらには国家レベルの詐欺も暴き、莫大な報酬を得たはずだったのですが、相変わらず日々の食事代に汲々としていました。

そんな時、豹人族のパルが詐欺にあったとヨルに泣きついてきます。彼女はお人好しで、そこをつかれた訳ですが、こんな簡単な手にひっかるかねえというものでした。前巻は、もう少し凝った詐欺になっていましたが、今回は詐欺というより「契約書の基本」をおろそかにしたから発生した事案ですね。まあ詐欺(お金にまつわる)を描こうとすると、作者側にかなり知識量が必要となるので、仕方がないのかな。

後半は、前半とまったく違う話になっており、魔王討伐パーティでの仲間・シャノアールが中心となります。仲間だったシャノアールと敵対することになり、ヨルはどうするのか? こちらはお金はまったく関係ありません(まあ詐欺ではあるのかもしれないけど)ネタ尽きたのかなあ……

遺伝子レベルで、人助けがすり込まれている元勇者・ヨルと、彼をとりまくヒロインたち(基本お人好し)で構成された、楽しくなりそうなファンタジーだったのですが、本巻で終了とのことです。元々予定されていた終了というよりは、打ち切りなのかな? いろいろ伏線が回収されないままになっています。なんだか似たような作品を連発して、それぞれが薄まってしまった感じです。もう一度ラブコメをメインにした作品が読みたいですね。

★★★
posted by あにあむ at 10:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫
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