2015年09月24日

ロウきゅーぶ!(15)


著者:蒼山サグ
出版社:電撃文庫
ロウきゅーぶ!(15)

ついに「ロウきゅーぶ!」も最終巻となりました。長かったなあ。初めは「スポ根もの」を隠れ蓑にしていましたが、少しずつ作者の性癖(なのか?)が暴露されていったシリーズ。「うどんは小学生に限る」など、どうしようもない台詞も出てきて…

今回季節は2月。卒業まで間がない時期にとある出会い(うどん屋さんだ)がきっかけで、全国大会出場チームと合同合宿を行うために、香川県を訪れる慧心女バス6年生と昴(に引率者である美星)。葵は5年生チームのコーチのため不参加。この時点で葵が可愛そうになることが決定。

往路の空港から、昴は「おまわりさん、この人…」と言いたくなる状況。飛行機に乗ったら、初体験で不安いっぱいの智花に抱きつかれ、偶然とは言え昴の手は智花のスカートの中の付け根あたりに… アテンダントに見られたら「人生終了」ですな。

香川県のチームには、2トップがいて、この二人が小学生とは思えないくらいおませ。しかも昴を気に入ったようで(イラスト結局なかったんですが、かなりイケメンなんでしょうね)女バスメンバーは気が気でない。
「トモ、あの二人、気をつけた方が…」
「もう不安でヘンになっちゃいそうで」
「おー。おにーちゃんは、あげられぬ」
などなど……

今回、最初の試合でツートップ灯と佑奈の二人にファウル誘発戦法で萎縮させられ、その情けなさに灯と佑奈はバスケに打ち込めないようで…でも昴には興味があるということで「勝ったほうが昴とデートする」という条件で再試合が決定。
昴は、どのようにしたら彼女たちに勝てるか思考の迷宮に入り込みます。そんな時、相手監督から「気分転換にうどんを打ってみたら?」と言われ、それが「相手監督からの助言」と受取り、思考がさらに暴走。うどん打ちに打ち込むのではなく、なぜかひなたに踏まれてみたり…それも腰や肩ではなく顔を…さらに素足で…タイツを履いていたひなたは、タイツを脱ぐときにお約束通りぱんつも脱いでしまっており…そのシーンを美星に目撃され、お仕置きなど…

通常運転の昴はおいといて、後半は再戦シーンが続きます。小学生の試合とは思えない、スクープショットとダンクの応酬など。でもラストはロウきゅーぶらしく、あの娘が決めます。

智花たち(ついでに葵)の昴に対する好意は、小学生らしいもの。少しずつ「憧れのお兄さん」から別の「なにか」に変わりつつあるものでした。(なんとなくひなたは、分かってやっているような気がしないでもないですけどね)一方灯と佑奈は肉食系。薬局に買い物(何買ったんだろう?)とかなり危ない(主に昴の貞操が)娘でしたね。

ラストは、2月14日のお話。例によって葵がかわいそうです。なぜか宅配便で届いた葵からのチョコ。葵からチョコをもらえなかったことを若干気にしていた昴だったので、ここまでは葵の作戦勝ち(どうも作戦ではなかったようですが)だったのですが、伝票に「○義理チョコ」と書いてから、○を塗りつぶしたのは残念。一応昴も「不義理チョコ」と正解しているのですが、そこから追求してもらえなかった…まあ昴にそれを求めるのは無理だな…「不義理」=「本命」と脳内変換するのは……

今は、高校生と小学生ということで、表だって付き合うのが難しい昴と智花。でも数年経ったら問題にならない年齢差。このままだと葵は当て馬で終わってしまいそうですね。頑張れ同級生。

★★★★☆
posted by あにあむ at 13:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫
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