2015年07月16日

異世界混浴物語(1) お風呂場の勇者


著者:日々花長春
出版社:オーバーラップ文庫
異世界混浴物語(1) お風呂場の勇者

第1回OVL文庫WEB小説大賞の『読者賞』受賞作。今まで、WEB小説から派生した作品は避けていたのですが…好評だったのでダメモトで手をだしました。そうしたら、思いの外いいじゃないか! という感想に。あまり期待していなかったこともあり、うれしい誤算でした。

主人公・北條冬夜は、魔王を倒すために異世界に召喚されます。同時に5人召喚されたようですが、物語には冬夜とほぼ同じ歳の美少女勇者・東雲春乃以外は、名前が出る程度。実質この二人が主人公とヒロインということでしょう。

召喚された勇者は、なにかの能力が身につくようですが、冬夜が身につけた特技(ギフト)は、なんと「いつでも、どこでもお風呂」が出せる無限バスルームという能力。
「……これでどうやって戦えって言うんですか」
まあ、冬夜じゃなくてもそう思いますよねえ。なんとか、能力の生かし方を考える冬夜。そんな折、召喚された5人の中で、唯一ギフトを身につけられていない春乃が、無限バスルームに入らせてくれと頼んできます。このお風呂は、冬夜が一緒に入らないとお湯が使えない……つまり混浴するしかないというもの。春乃は、ある意味覚悟を決めて混浴を申し出るのですが、冬夜は紳士的対応をします(もっとも、興奮はしていたようですが)

このようにバスルームに入る=混浴ということで、冬夜との絆が試されることになります。冬夜は「自分だけが風呂できれいになって、仲間は入らないというのは嫌」ということで、混浴可能な仲間を探すことに。そこは思春期男子なので「男は嫌だ」という強い希望もあり、仲間捜しが難航したりしますが…

水を出し続ける異能というのは、過去にもあったと思いますし、サンクチュアリを展開するという異能もよくあるパターン。混浴というのも、よくあるパターンですが、それらすべてを組み合わせてみると、思ったより面白いお話になるものですね。

冬夜が、リア充になっていくのはどうなんでしょう? というか、最終的にハーレムエンドに持ち込めるのか? それとも修羅場になってしまうのか? 続きが楽しみなファンタジー作品です。

★★★☆
posted by あにあむ at 15:01| Comment(0) | TrackBack(0) | オーバーラップ文庫
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