2015年06月29日

放浪勇者は金貨と踊る


著者:むらさきゆきや
出版社:富士見ファンタジア文庫
放浪勇者は金貨と踊る

剣と魔法の世界ですね。ファンタジーです。
主人公は、勇者・アレン(仮名:ヨル)。素性を隠して、放浪し、商業都市ファルトラの片隅の酒場でお金がなくて困っていた……そこで、詐欺にあった亜人の少女・ユニスとその相談に乗っている女騎士・レイチェルと出会います。とりあえずエール代を踏み倒さずに済むように、二人を助けることに。最初は信用していなかったレイチェルですが、元々素直な性格ということもあり、彼に頼ることに。
「…法も剣も無力だってんなら…騙した悪党を騙し返せばいいだろ」
魔王を倒した勇者が相手にするのは「金がすべて」となった世界での詐欺師たち。ファンタジーの世界で繰り広げられるコンゲーム。勇者がまさかの「詐欺返し」うーむ。アレンにとって、詐欺師は「モンスター」。だからモンスターは勇者が倒さなければならない。という流れのようですね。曲がりなりにも法治国家と変遷している世界で「仕事人」のような裏稼業は難しいでしょうし。

アレンは、人助けがが遺伝子レベルですり込まれているようで、自分のことより困っている人を助けるほうが大切という考え方。ただ勇者といえど、万人を等しく救うことは出来ない(少なくとも悪人は救っていないんですからね)それ故、昔の仲間である召喚師・シャノアールを救えないというジレンマが裏のテーマになっているようです。

欺されるほうがダメダメな人ではなく「欺すより欺されたほうが楽しい」というスタンスの人ばかりなので、読んでいて辛くないんですね。

すでに「小学生=むらさきゆきや先生」という等式は、成り立たなくなったのかな?(あ、亜人はろりなケモノ娘という話もあるか) でも面白い作品なので、いいです。このほうが、知らない人に勧められますからね。

★★★☆
posted by あにあむ at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫
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