2015年05月19日

このラブリードールは俺の妹ですか?


著者:芦屋六月
出版社:電撃文庫
このラブリードールは俺の妹ですか?

ラブリードールとは、南極一号のことです。
っていうと、ストーリーがそのような方向に進むのかと思われそうですが、実際は映画制作が主体となったラブコメです。

主人公は、日々魅力的に成長していく妹への劣情が抑えきれなくなってきた引きこもりの恋木杳一郎。両親が離婚し、兄と二人暮らしを始めた杳一郎ですが、兄がどこかへ出て行ったきり。そのうち、妹のみさらが遊びに来るようになり、気がつけば…ってやつです。ちなみにみさらは、美少女のようですがぼっちのゲーム好き。っていうか、兄さんがほっておけないのでしょうね。なんせ
『このまま兄さんが態度を改めないのなら、私、リア充になっちゃいますよ? うぇ〜いとか言いながら毎日カラオケやボウリングに行って、その様子をネットのSNSにアップしちゃいますよ? 【イイネ!】いっぱいもらっちゃいますよ? いいんですか? 兄さんは耐えられるんですか!?』
という脅しをするくらいですから…

ある日杳一郎が、兄と間違われ、映画制作会社に拉致されます。兄が逃げ出してしまったため、連れ戻そうとしたようなんですが、代表者で監督である乙黒に脚本の才能を見いだされ、気がつけば乙黒組で映画制作を手伝うことに。その結果として、みさらと遊ぶ時間が減り、上の脅しをされるのですが…

脚本は、杳一郎の「妄想日記」がベース。妹に対して現実では出来ないことを書き綴ったノート。さすがにそのまま映画化すると、いろいろ終わってしまうため、それ以上に面白いことを考えろと指示され、なぜかラブリードールと暮らす男を主人公にすることに…

仮本でラブリードールの名前を「ミサラ」にしていたのが、そのまま本になってしまったり、人形師に作ってもらったラブリードールがみさらそっくりだったり…

乙黒組のメンバーもハゲのおかま、ネットアイドル、合法ロリ、二次元しか愛せないカメラマンなど、くせ者そろい。そこに、お嬢様ヒロインも登場し、ラブコメが繰り広げられます。

映画をテーマとしたラノベは「花x華」などがありますが、それに比べると映画制作のノウハウは、あまり出てきません。それよりもラブコメのほうが面白い作品ですね。

かなり出オチ感の強い作品なので、続編は期待できそうにありません。でも、このメンバーの別の物語を見てみたい気もしますね。

★★★★
posted by あにあむ at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫
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