2015年03月13日

契ってください魔王陛下。


著者:あさのハジメ
出版社:講談社ラノベ文庫
契ってください魔王陛下。

主人公は、落ちこぼれの祓魔師だった地獄崎公太。祓魔師の名家・地獄崎家の長男だったにもかかわらず、落ちこぼれだったため家族からも辛く当たられる。そんな彼を信じて支えてくれたのは、妹のひなた。彼女は公太とは真逆で、天才祓魔師と呼ばれるほどの実力の持ち主。そんなひなたに、これ以上迷惑をかけたくないと公太は家出をします。その直後、夜界という異世界に召喚されることに。そこで、吸血鬼の姫君クリスの眷属として、次期魔王の座をつかんだのですが、その瞬間またもや誰かに召喚されることに。召喚された先は、元の世界で召喚師はひなた……。「ヒロインになりたい」というひなたの願いにより、ラブコメ主人公のように振る舞わないと魔力を回復出来ないという制約を課せられてしまった。もちろんひなたは、召喚した魔王が自分の兄とは気づいていない…その後、クリスも召喚され、一緒にラブコメ生活を送ることに。

現世に嫌気→異世界に召喚→ヒロインに見初められる→俺TUEEEEEE というラノベ定番を一瞬にして経験した公太。ハーレム構築出来ると思った瞬間、召喚。今度は元の世界でラブコメ(それも妹相手に……) 異世界でも現世でも召喚主である美少女にいきなりキスされるというリア充は、充分にラブコメ主人公属性を持っています。ひなたは「妹属性」、クリスは「メイド属性」と、割り付けられた属性に対応する能力や行動をすることになってしまうという、ラブコメのお約束を逆手にとった作品です。

魔族のメッちゃんを始めとしたサブキャラもしっかり描かれているので、物語が小気味よく進んでいきます。現世でハーレムを構築しているのでは? という公太ですが、誰か一人と契ると、その時点で物語がハッピーエンドになり、元世界(この場合、どっちが元なんだろう)へ戻ることになる制約が。そう、据え膳な美少女に囲まれながら、ゴールインは出来ないという生殺し状態。この制約が、物語を面白くしていますね。まだヒロインは増加するはず。しばらく続きそうですね。

★★★★
posted by あにあむ at 12:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫
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