2015年02月24日

オレのラブコメヒロインは、パンツがはけない。


著者:佐倉唄
出版社:富士見ファンタジア文庫
オレのラブコメヒロインは、パンツがはけない。

主人公は、大の女嫌い・及川弥代。中学時代に女子にされた仕打ちが原因で、未だにトラウマから逃れられない。どこかで性格が曲がってしまったようで、嫌いというより、ヘイトスピーチなみに、持論を展開する面倒くさいやつ。
そんな弥代に、階段から少女が落ちてくる。その少女はノーパンだった。というのが、冒頭。ノーパン少女・星宮奈々は、学校一の美少女。彼女がノーパンだった理由は、彼女に特別な性癖があるというわけではなく、ある時間が過ぎると、パンツがはじけ飛んでしまうという、やっかいな体質(?)のため。美少女の秘密の花園を目撃するという、普通ならラッキーな体験も、彼にとってはうっとうしだけ。でもなぜか、彼女の秘密を守ってあげることに…

まあありがちなラブコメです。ヒロインが特異体質なのも、ぱんつ穿いていないのも、最近よくあります。ヒロインの話し方も、よくあるもの。女嫌いなのに、美少女幼なじみがいるというのも、友人に男の娘がいるのも、すべてありがち。

でも、会話のテンポがいいため、案外楽しめるというのも事実です。弥代と奈々の関係が変化していくのも、ラブコメらしい展開になっています。ただ残念なのは、文章が少々「くどい」という点。弥代が「女嫌い」ということを強調するためか、やたらと女性に対する批判が続く。台詞の後に、心情描写が続くなどなど。もう少しサラッと流したほうが、テンポが崩れないだろうなと思いながら読んでおりました。

その割に設定が弱い部分も。例えば、奈々が弥代に、特異体質であることを見せるシーン。ほぼ初めて話をした弥代に対して、大切なところを見られるかも知れないということを、考えなかったのか?(たとえ、変態でないことを証明したい一心だったとしても) このシーンでは、ぱんつがはじけ飛ぶ前に、あえいだり、顔が紅潮したり、「イキそう」といったり、そっち方面を連想させる描写が続きます。ところが、その後「ほえ?」と間抜けな感嘆詞だけではじけとんでいたり、そのプロセスが定まっていません。サービスシーンとして使ったんだろうけど、あざといという感想になりますね。

全体としては、面白い作品なので、もう少しブラッシュアップされると楽しくなりそうです。

★★★
posted by あにあむ at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫
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