2015年02月03日

オレと彼女の萌えよペン


著者:村上凛
出版社:富士見ファンタジア文庫
オレと彼女の萌えよペン

主人公は、高校生・君島泉。熱血バトル漫画家としてプロデビューを目指している。何度か持ち込みをするものの、モノにならない。担当編集者から、技術を磨くためプロ漫画家である生駒アギトのアシスタントをすることを薦められる…。ペンネームから男と思い込んで、仕事部屋を訪ねたところ、なんと女子高生(美少女)。しかもまったく興味のない萌え漫画がメイン。さらに、極度の美少女&巨乳フェチ。泉のことも編集者から聞かされた際、名前から「女の子」と思って、喜んでいたという始末。無駄に男に厳しい彼女に言われるままに「萌え」の勉強として、エロゲーをやらされたり、下着姿を見せられたり(本人に自覚なし)その割に羞恥心は人並み以上にあって…なにがなんだか?ところが、合作で漫画連載を目指すことになり…

漫画家デビューまでの道のりと、ラブコメが混ざった作品になっています。主人公とメインヒロインのキャラがしっかりしているので、かなり読みやすく楽しい作品になっています。二人とも、とんでもない能力を隠し持っている訳ではなく、プロデビュー、そして連載獲得までに超えなければならない、障壁も描かれております。サブヒロインとして、小悪魔(というか、悪魔?)な中学生エミリを持ってきたことも、ラブコメパートを面白くしています。童貞野郎と罵られる泉がオタオタする姿も面白い。ラノベ業界を目指すという作品は飽和状態だけど、漫画家は数が少ないから(ないわけではない)まだ新鮮に映るというのもメリットですね。

今回残念だったのは、泉の幼なじみの扱い。小学校時代に仲良かったのが、漫画が原因で疎遠になってしまう。それが高校で再会して…せっかくおいしい状況が作られているのに、後半ではまったく登場シーンがありません。もう少し絡んできてもおもしろかっただろうな。今のままだと、当て馬・幼なじみ枠のままおわりそうです。

★★★
posted by あにあむ at 12:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫
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