2015年01月05日

サービス&バトラー(2)


著者:望月唯一
出版社:講談社ラノベ文庫
サービス&バトラー(2)

主人公・直哉が陽菜お嬢様の執事になって一ヶ月半たち、仕事にも慣れてきた頃、体育祭の実行委員会に参加することになって・・・ 今まで、テニス一本だった直哉が事務処理できる訳ももなく、頭がオーバーヒート寸前。本来であれば、力仕事担当したほうが能力を発揮出来るのは確実だけど、陽菜が「一緒に仕事をしたい」と無理矢理経理担当にした模様。ということで、陽菜の地味なアタックが続いているのですが、今回は完全に月城のターンとなっています。

結局、会計業務をこなせず、資材担当の月城を手伝うことになる直哉。お嬢様・お坊ちゃましかいない学園生は、ホームセンターで購入したほうが安価な資材もあることがわからない。そこで、月城と直哉が買い出しに行くことになるのですが、直哉はそれを「デート」と言い張る。しかし月城はそれを断固拒否して・・・
「くそ……俺がもっとイケメンに生まれてさえいれば……!」
「いや、水瀬君は性格のほうをなんとかした方がいいと思う」
「俺がイケメンだったら、この性格でも許されたはず」
「それはない」

今回も直哉の下ネタ満載トークが炸裂しています。ある意味裏表のない、からっとした彼の言動は、物語を明るい雰囲気に変えてくれます。陽菜や月城を始めとする第二テニス部メンバーも突っ込みも的確で、会話劇を楽しむことが出来ます。

今回は、月城がなぜ私立悠宮学園に通うことになったのか? またなぜ陽菜のメイドをしているのかといった過去が語られます。さらに彼女の母親も登場して、彼女が頑固な理由など生い立ちが明かされて行きます。

お姫様だっこをされるなど、かなりリードした感じ。やはりメイドさんは強いのか?

今回も楽しく読むことが出来ました。ただテニスに興味がない身としては、ラストのテニス対決が冗長だったかな? 技術論ではなく、精神論(その裏にあるキャラの葛藤)を中心に描かれているので、読み飛ばすほどではなかったですけど。

でも面白い作品ですね。

★★★☆
posted by あにあむ at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫
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