2014年09月16日

桃音しおんのラノベ日記(4) パーフェクトホワイト


著者:あさのハジメ
出版社:講談社ラノベ文庫
桃音しおんのラノベ日記(4) パーフェクトホワイト

最終巻。前回で、汐音ではなくナツメを選んだはずの歩。それを受け入れたはずの汐音でしたが、やはり失恋の痛手は大きく、小説を書くことで、現実逃避を続けていました。そのため、自らを追い込むことになり、それが原因で体調を崩してしまいます。
そんな折、汐音の両親がアメリカで一緒に暮らすことになり、汐音も渡米することに。

「せんせいは、ナツメさんと付き合った方がいいと思います。きっと……そうした方が、幸せですから」 理性でわかっている部分と心の中では理解出来ないところ。そのせめぎ合いは、当然誰にでもあり、年齢も関係しません。誰もが、それを乗り越えていこうとあがくのですが、汐音は小説を書くことで自らを追い込んでいきます。彼女の中には「歩を欺していた」とい負い目があるため、必要以上に自らを責めてしまうのですね。

一方、歩はナツメと付き合うようになり、幸せになるはずでした。しかし、新作の打ち切りを桃香から伝えられ、なんとかその最終巻を書き上げることは出来たのですが、そこで「書きたいものがなにもない」という問題に直面します。どのようにして、この危機を脱出していくのでしょうか?

二人の女の子を同時に好きになってしまったことに起因する、諸問題。小説の世界ならば、ハーレム展開だとか「両方選ぶ!」という展開があるのですが、この作品では現実世界と同等の幕引きに向かって物語が展開していきます。

1巻では、11歳少女が裸で執筆しているだとか、風祭病だとかロリに特化した方向性だったのが、最終的には青春小説に着地しました。出来れば、後日談が知りたいお話ですね。
★★★☆
posted by あにあむ at 12:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫
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