2014年06月23日

前略。ねこと天使と同居はじめました。


著者:緋月薙
出版社:HJ文庫
前略。ねこと天使と同居はじめました。

著者のデビュー作。いまさらながらに、読み始めてみました。甘々なラブコメですな。主人公とヒロインが、最初から好感度MAXという、甘くなるしかないだろうという作品です。ま、デビュー作ということもあり、ストーリーの進め方には若干難ありなところもあったのですが、甘さによってカバーされています。

主人公は高校教師の水上悟(大人が主人公って、ラノベでは珍しいよな)。彼が帰り道に道ばたに捨てられていた3匹の猫と15歳前後の少女を拾ったことで、物語が始まります。はい、アウトですからね。猫はともかく、少女を拾ってはいけない。それは違うジャンルの作品になります。

それはともかく、拾った少女と共同生活を始める悟。なぜそうなる? の部分が曖昧なんですよね。違うジャンル(しつこい)なら「ご都合主義」で終わらせてしまえばいいんですが、もう少し説明があってもよかったと思います。結論として「天界の差配」だったとしても... 彼女は、少しおかしく(捨てられている時点で「かなり」おかしいのですが)猫と会話出来るという特技?があったり、オタク関連知識が豊富なくせに、自分のことをほとんど覚えておらず、羞恥心もない模様。それでもなぜかほっておけない悟は彼女に澪という名前を与えます。

澪が天使(の卵)であることにより、悟の周りでは様々なトラブルが発生するようになるのですが、果たして彼らはうまく乗り切れるのでしょうか? というのがメインエピソードになっています。

エピソードは単純な構造となっており、だまし討ち的な展開もありません。それ故、盛り上がりにかけるところもありますね。すでに続編が出ておりますので、以降盛り上がっていくのだと期待しております。

この作品のいいところは、まるでエロゲのような設定「捨てられた少女を拾う」にもかかわらず、エロに頼っていないこと。出会い方はともかくとして、純粋に心の交流を主体に据えているところ。最近はラノベとジュブナイルポルノの境界線が曖昧になってきていますが、この作品は全年齢対応のラノベとして楽しめる作品になっています。次巻以降も楽しみにしましょう。

★★★☆
posted by あにあむ at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | HJ文庫
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