2019年09月09日

りゅうおうのおしごと!(10)


著者:白鳥士郎
出版社:GA文庫
りゅうおうのおしごと!(10)

今回はJS研メンバーが中心。りゅうおうのおしごととして、竜王が小学校の教壇に立ちます。

なにわ王将戦での優勝を目指すJS研のメンバー。
「澪たち、くじゅるー先生に鍛えてもらいたいんです!」
しかしあいたちの新しい担任に「JSとの同居」を問題視された八一は、身の潔白を証明するために、小学校で将棋の授業をすることになります。ロリクズ竜王を小学校の教壇に立たせていいんでしょうか?
あいは、女流名跡リーグ進出を目指しますが、その前に謎の女流棋士が立ちはだかり、銀子は地獄の三段リーグで孤独な闘いを始めようとしています。

JS研が中心となるので、前半は比較的軽いノリになっていますが、後半はまた重い話にも度っていますね。それが悪いわけではなく、前巻は面白くなっていたのですが、今回は残念ながら、いままでの雰囲気を崩してしまっているような気がします。将棋の厳しさを描かれようとしているのは理解できますが「人間味」がなくなっています。もちろんプロの世界である以上、生半可なものではなく、選ばれしもの同士の熾烈な闘いであることは理解できます。でも、なんだろう。「将棋の世界は特別なんだ」ということを強調しすぎるが故、人間でなく機械が戦っている雰囲気になっています。一生懸命感情の爆発を描こうとされているのが、逆効果のような…

今回、JS研のメンバーたちの将棋への向き合い方が「普通」に理解できました。他のメンバーは、才能の有無(CPUの性能差)だけで勝敗がついているような気がしてなりません。なんとなく某ガ○○ムのニュータイプと一般人の違いのような…

今回のヒキは酷すぎるなあ。それまでの雰囲気をすべて壊しています。すでに11巻も出ています。読んでスッキリさせたほうがいいかな。

★★
posted by あにあむ at 09:20| Comment(0) | TrackBack(0) | GA文庫