2019年03月11日

14歳とイラストレーター(6)


著者:むらさきゆきや
出版社:MF文庫
14歳とイラストレーター(6)

イラストレーターを目指したいという希望を持った乃ノ香は、実力者である京橋彩華(悠斗の姉)に指導を願いでます。「家族は賛成してくがれてる?友達に笑われない?才能ある?」 彩華は、美人で歌えて絵も描ける女子高校生・海老名水織を弟子として抱えていました。水織はその見た目とは異なり、かなり難儀な性格。物怖じしないといえば、よく聞こえますが、自分の前に立ちはだかるものには容赦しないところがあるようです。
真面目な乃ノ香は、彩華に言われたことを、忠実にこなしていき、イラストレーターへの第一歩を踏み出しました。

悠斗は、アニメ化企画が動き出し、人見知りマリィの要望で関係者との打合せに参加したり、膨大な仕事の依頼を受けたりと忙しくなっていきます。前巻までは、ナスが一歩リードしていた感があったメインヒロインレースも、マリィが酔い潰れたことで、少々変化が出てきます。潰れたマリィを彼女の自室まで運び、なぜか服を脱がせる手伝いまですることに…下着まで脱がせることになり、よく理性が持ったなという状況へ。乃ノ香は、生まれて初めてのコピー本をつくることになり、こちらも忙しくなり、悠斗との関係が少し薄れる時期が出来ます。これまでは「悠斗に尽くす」という立場を保っていた乃ノ香ですが、イラストレーターを目指すことになり、将来悠斗たちと、戦うことになるかもしれないと不穏な空気も流れ出しています。

悠斗を中心とした、人間関係。イラストレーターのいいところだけではなく、欲望丸出しの世界も描かれ出しています。今までは乃ノ香のピュアな視点があったのですが、それがなくなると厳しいですね。夢と希望を分けることを覚えず、利口ではないかもしれないけど、ピュアな世界でいて欲しいです。

今回のラブコメ担当は、マリィです。逆に乃ノ香は、それどころではないというか、新しい夢に向かって一直線といった感じですね。あ、そういやナスさんも、しっかり悠斗のラッキースケベに付き合っています。というか、本当悠斗はラッキースケベが増量中ですね。

★★★
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俺が好きなのは妹だけど妹じゃない(7.5)


著者:恵比須清司
出版社:ファンタジア文庫
俺が好きなのは妹だけど妹じゃない(7.5)

巻数が7.5となっているので、本編とは別の短編集と思っていたのですが(いや、実際に雑誌連載を加筆修正されたもののようですが)一冊まるまるで一エピソードとなっており、特に短編というわけではありませんでした。本編に出てこないキャラだったことと、若干時間軸がずれているため、と考えたほうがよさそうです。

永遠野誓に憧れる、涼花の後輩・万里小路寧々が新キャラとなります。涼花の学校で開催された祐の講演会がきっかけで、ラノベの存在を知り、なぜか祐に憧れてしまった少女です。彼女はラノベ執筆をしたがっており、永遠野誓に教えを請いたいということでした。とはいえ、実際の永遠野誓は涼花のほう。いろいろ逡巡があり、涼花と祐の二人で教えることになります(そうすれば、涼花は祐とイチャイチャできる) で、二人が教えるのは、イチャイチャ体験… 頭ナデナデとか、恋人繋ぎとか…『ぽっきーげーむ』ってなんですか、お兄ちゃん?」そういや、涼花もラノベあまり知らなかったんだ…さらには、舞・Wピース先生は「ラノベにはラッキースケベ」が必要という理論を持ち出します。しっかり、実践してしまう兄妹…さらに水無月さんの妹講座、神坂姉妹によるアキバ体験ツアーとどんどん過激になっていき、いつものごとく涼花もバグって…寧々の本心に気がついた涼花は「寧々さんがお兄ちゃんに告白を!?なら私にできるのは…!」と暴走…

番外編ですが、いつものノリになっています。今までのヒロインの中で一番祐への本気度が高いのが寧々なのかな? 舞は祐を見ているというよりは、永遠野遥という存在に憧れているような気がしますし、Wピース先生はおもしろがっているだけ、神坂姉妹はよくわからないし、水無月さんは、自分の兄の代替と考えているようだし…そういう意味で一番純粋に祐のことを見ているような気がします。寧々は番外扱いのようなので、これから登場シーンはないんですかねえ。こういった娘がいたほうが、ラブコメが面白くなりそうです。

★★★
posted by あにあむ at 09:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫