2018年10月02日

妹さえいればいい。(10)


著者:平坂読
出版社:ガガガ文庫
妹さえいればいい。(10)

前巻末で爆弾発言した千尋。今巻ではその続きからのスタートとなります。最初はジョークとして丸くおさめようとした千尋ですが(実際成功しかけた)そこにぷりけつが現れ、いろいろ台無しに。結局「妹」であることを認めるようになった千尋ですが、今まで「弟」と偽っていたことの矛盾が一気に噴出してしまいましたね。そもそもなんで千尋が弟して接していたのか? について説明がありますが、いまいち納得できないもの。そもそも伊月の父親が結婚を見送ろうとしたのは、伊月の作品を読んだから…つまり伊月のことを妹好きの変態と感じたから。そんな状況で、12歳の子供が「弟」として接するといっただけで、納得できるものか? 同居する中でバレるということは考えなかったのか? 特に年齢的にどんどん性差が出てくる時期なのに(というか、中学校に入ったら制服でばれるよな) などなど妹だと知った後の伊月の変わり身が…なんか違和感しかありませんでした。うーむ。この流れは…相変わらず那由多とイチャイチャしたり、イチャイチャしたりという生活を続けている伊月ですが、表と裏がはっきり分かれてきたような気がします。
後半は、台湾でのイベントが描かれています。台湾からの招待でサイン会に出席するための訪台です。確かに台湾にはアニメショップもあるようですし、ラノベも展開されているから、おかしな話ではないですね。

今回も出版界の闇が描かれています。明文化されていない決まり事の話です。作品内では「必要悪」というか、そのことによって、助かるというスタンスで描かれていますが、これからの時代どうなんでしょうね? 出版社と専属契約をするとかでない限り、縛りは不法行為のような気がします。業界統一アグリーメントがあり、そちらにサインをしているのであれば、理解できるのですが。

絶対的ヒロインが存在する物語。果たしてこれからどうなっていくのでしょうか?

★★★
posted by あにあむ at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ガガガ文庫