2018年08月30日

俺の股間がエクスカリバー!


著者:遠野渚
出版社:講談社ラノベ文庫
俺の股間がエクスカリバー!

作者名みた時に気づくべきだった。もう完全にジュブナイルポルノです。ラノベが出てきた時(諸説ありますが)は、そういうシーンはなかったし、それからも寸止めが限界で、描写はほぼなかったのに、もうこの作品は官能小説ですね。

主人公は、勇者の一族に産まれた青年・ヴァン。彼は、エフルの姫・シフルとともに苦闘の末、魔王城までたどり着きます。しかしあまりにも強大な魔王・メサイヤの前に、なすすべもなく窮地に陥る二人。そのとき、魔王を封じる聖剣・エクスカリバーを召喚すると伝えられている宝珠が眩しい光を放ちます! 次の瞬間、ヴァンの股間にピンク色の象さんが現れ…パオ吉と名乗る象さんは、無限に伸びる長い鼻でシルフの豊満な体に巻き付き、吸い付き、こねくり回し、奇跡の力を発動した…

もうね、エロコメの匂いしかしないでしょ。エクスカリバー・パオ吉が能力を発揮するためには、マナが必要。そのマナは女性から提供される。マナは高度に錬成されている必要がある…もう分かってしまいますよね。象さんなパオ吉。マナを錬成…つまりは女性を絶頂させることで、錬成されたマナが放出されるという…なぜか母乳がでて、それがマナになるようですが… でこの設定だけだと、戦闘時以外には使えない…そのため「定期的にマナを補給しないと、ヴァンも倒れる」という設定をつけ、そういうシーンを増やす…

この作品で一番変態なのは、ヴァンの妹(遠縁)ですね。彼女は、パオ吉の能力を把握しており、マナを錬成する訓練(どんな訓練なんだ)を続けていたということ。なんという少女なんでしょう。

それはともかく、後半は結構シリアスな展開になります。戦闘シーンも増加しています。「守る」という意味を考えさせる、結構真面目な戦闘シーンなんですが…パオ吉のせいで、すべてがエロコメへ。

レーベル違いという感が否めませんね。まあタイトルからして、アレなんで、間違う人はいないでしょうが「これをラノベ」と思われるのは心外かも。

★★
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2018年08月27日

透明勇者のエンジョイ引退生活!


著者:秋堂カオル
出版社:GA文庫
透明勇者のエンジョイ引退生活! 魔王を倒した元勇者、透明化スキルで気ままに人助け
主人公は、元勇者のウォルター。かつて世界を救ったが、国民から度を過ぎて慕われてしまい、平穏な生活ができなくなった。人々に追い回される生活に疲れ果て、田舎でのんびり生活しようと首都を逃げ出しますが、女神が彼に与えたご褒美は「透明化」のスキル。
「これから先、女湯が覗き放題じゃねぇかぁぁぁぁっ! ?」

と楽しく暮らそうとしますが、心優しい領主・アルティ、おバカな聖剣・トゥエンティ、半人半獣の奴隷・オルガ、さらには元勇者パーティの賢者・レシュカなど、美少女が集まっています。けれどもハーレムの雰囲気はまったくなく、そもそもウォルターが望む「平穏な生活」は送れそうにない状況。透明化のスキルも、女湯のぞきには役に立たず(人型に湯気が抜ける)一回使っただけで、逆に女性陣に対する弱みにされてしまう始末。気がつけば、またもや世界を助けるべき動いている状態。彼に平穏な日常は来るのでしょうか?

最近流行の元勇者が主人公な小説です。転生した訳ではなく、同一世界で暮らす元勇者となっています。ご褒美だけでは女神からもらえたようですが、自分の意志はないままスキルを与えられ、冷静に考えればこのスキルが魔王を倒す前にあったら「楽勝」だったのでは?と悩んでいます。まあそれ言ってしまうと、RPGが成り立たない場合多いですけどね。最初からエクスカリバーがあれば、楽ができるはずですからねえ。

元勇者の間抜けさと、アルティのかわいさを楽しむ小説です。台詞の掛け合いもテンポよく進むので、サクッと読了できます。

★★★
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2018年08月21日

異世界エルフの奴隷ちゃん


著者:柑橘ゆすら
出版社:ダッシュエックス文庫
異世界エルフの奴隷ちゃん

コミックも同時出版されているようです。
主人公は、どうやら「勇者(世界でたった一人)」のようですが、魔王を倒したりしません。初心者用ダンジョンでチマチマスライムを退治して、身銭を稼いでいます。そんな彼には奴隷が二人おり、実質的にそちらが主人公となっています。一人はエルフのエルフちゃん、もう一人は獣人(犬?) 二人とも美少女で、ご主人さまを「さすごしゅ」ともり立てています。出来の悪いご主人様ですが、夜の能力はチート級のようで、二人とも何度も絶頂させられているようで…

作者曰く「四コマ漫画のよう」な作品とのことです。確かに章立ては細かくなっており、一つのエピソードが長文になることはありません。よく「日常系」である手法ですね。でも、能力が伴っていないような…細かな話になっていますが、それぞれで起承転結がないことが多い。「それが日常系」ということなのでしょうが、非常に読みづらい作品になっています。一番辛いのは、主人公・ヒロインとも名前がないこと。エルフちゃん(仮称)、親友ちゃん(仮称)などなど。奴隷だから名前なんて必要ないという意味なのか、よく分かりません。さらに奴隷制も理解しづらい。家事奴隷って、普通にメイドさんなんじゃないかなあ。性奴隷は分かるけど…エルフが奴隷になった経緯もよくわからん。

主人公は自重していません。二人の奴隷もですし、後半は他の女性ともヤッてます。でもエロコメというほどではない。そう中途半端なんです。もうこのシリーズはこれでいいな。
★☆
タグ:★☆
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2018年08月20日

おいなりさんは恋をする。


著者:相原慶
出版社:講談社ラノベ文庫
おいなりさんは恋をする。

講談社ラノベ文庫新人賞《優秀賞》受賞作品とのこと。
普通の高校生(ってなんだって気もしますが)である神上愛のもとに突然現れた、黄金色の髪の少女。彼女は、愛が幼い頃に助けた子狐が人間の姿をとったものらしい。このあたりは、日本昔話でよくあるパターンですね。古典中の古典。王道ど真ん中な話です。昔話では、悲しい結末になることが多いのですが、さて?

この少女の名前は「いなり」おいなりさんの使いだからいなり…安直です。愛も子狐にもう一度会いたい一心で、毎朝お稲荷さんにおいなりをお供えしていたという変わり者。そのおいなりが最近、きれいになくなっている日が多くなったので、もしやと思っていたところにいなりが現れたことになります。いなりは、もともと神使なので、人間界の常識がまだ理解できていません。勉強のほうも小学生入学レベルで停まっている模様。もともと裸(そりゃ狐だから)で生活していたから服もあまり好きでない。普段は尻尾とけもみみを隠しているが、結構疲れる。と王道設定が続いています。知識がないだけに、純情でまっすぐないなりなんですが…

愛は、ブラコンを拗らせた姉の陰謀(独り占めしたい)により、おいなりさん(男の股間にあるほう)を握ってくれたことのある女性以外と話をすると、おいなりさんに激痛が走るという呪いをかけられます。その呪いを解くキーは二つ。一つはいなりを元の世界に帰すこと、もう一つは9人の女性においなりさんを握ってもらうこと。すでに2人(姉といなり)枠はうまっているので、あと7人ですね。

エロコメっぽい導入だったので、そういったシーンを多くして、7人に握ってもらうという展開だと思っていたのですが、後半はさらなる王道(人間と人外では「寿命」が違う)というテーマでした。

それなりに面白いのですが、いくつか残念な部分が。一つは、いなりちゃんの言動。常識がまだあまりないということなのに、なぜか愛の「おいなりさん」という言葉が前半に多い。そういう知識ないという描写なのに、なぜそこに? 二つ目は、姉の存在。ブラコンを拗らせているのはいいのですが、その超人的能力はどこから? さらになぜブラコンになったのか?も描写されていない。三つ目は、エロなのか、シリアスなのかラブコメなのか?が曖昧なこと。特にエロは、明確な意図がないと崩壊することが多い要素です。実際この作品も崩壊気味。

次巻も発行されるのであれば、もう少し方向性を明確にしてもらいたいですね。

★★
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2018年08月11日

14歳とイラストレーター(5)


著者:むらさきゆきや
出版社:MF文庫
14歳とイラストレーター(5)

また旅行に行く計画が浮上。悠斗たちは、行き先の検討をしますが、決め手がない。そんなとき、白砂から「八丈島なんていかがでしょうか? 私、そこの出身なんです」という提案があり、八丈島旅行に決定! 参加メンバーは、悠斗以外に乃ノ香、白砂、マリィ、ナス、ハラミの総勢6名。悠斗ハーレムご一行様といった感じになっています。

前回は、商業作品と趣味の違いなど重めの展開になっていましたが、今回は南の島での、バカンスということで、お約束の連続となるラブコメまっしぐらになっています。2泊3日の旅行ですが、乃ノ香の学校がない日ということで、秋の連休。そのため八丈島もシーズンオフで人影少ない状況です。

まずは空港からの移動方法で一騒動。車一台では全員が乗れない。ということで、レンタサイクルも借りて動くことに。まずは山の上の牧場を目指し、想像以上の坂に体力のないクリエーターたちはへとへとになります。その後は、地元民白砂による案内で、グルメを満喫…ってことなんですが、明日葉って結構癖あると思うのですが(特にお茶)、なぜかみんな大絶賛。昔飲んだ明日葉茶が異常だったのかなあ…

悠斗と各ヒロインによるお約束も多々。夜にマリィが悠斗の部屋を訪ねてきて、話をしているうちにマリィはそのまま就寝。朝、他のヒロインが起こしに来て、マリィがいるのに硬直。まあお約束ですね。混浴露天風呂のシーンもあります。
プールでは、ナスさんの水着に悠斗が舞い上がり「パレオの下はどうなっているんですか?」ととんでもない質問。さらに「見とれていました」ともうデレデレ状態。
乃ノ香とは、ホテル屋上で日の出を眺める。最近乃々香も、悠斗へのアプローチをするようになってきていて、ピトッとひっつくことが増えています。

それ以外のヒロインともいろいろあり、悠斗はいったいどうしたいのでしょうね? 年齢的にはナスさんが一番候補ですし、悠斗も意識している模様。マリィは、悠斗のほうに気がないようですし(女性というよりかは、子供と見ているような感じ)乃ノ香に対しては、責任感のほうが大きいようです。

これから先、どのように乃ノ香が成長していき、どのような人間関係ができあがっていくのか? リアルなようでやはり小説なこの作品。これからも小説として楽しませてもらいたいですね。

★★★
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2018年08月08日

自重しない元勇者の強くて楽しいニューゲーム(4)


著者:新木伸
出版社:ダッシュエックス文庫
自重しない元勇者の強くて楽しいニューゲーム(4)

武闘大会の優勝賞品として船を手に入れた元勇者。娘たちと優雅な船旅を楽しんでいます。船には「俺の女」しかいないはずが、密航者が…しかも男。武闘大会に出ていて、元勇者に憧れたようです。普通なら、海にドボンなのですが、船の下働きとしてこき使うことに…珍しく男性キャラ追加かと思った矢先、宝の地図に描かれた島に上陸して、魔法の泉を発見。彼を蹴り込んだら、美女に変化。ということで、さっそくいただくオリオン。その後も、いろんな海棲生物をつり上げ、メスだったら、即ハx。つり上げた人魚もおいしくいただき攻略。海賊のボスが美人ということで、一騎打ちで攻略。そのまま…とやりたい放題な4巻目。

今回もオリオンは自重していません。が、さすがに飽きてきたかなあ。乱闘があって、美人(もしくは美少女)を陥落。「俺の女」にする。って繰り返しばかり。もともとスケさんという、人間じゃない(蜘蛛)少女もいましたが、いろんな種族(というか、生物)と見境なく交わるようになっただけで、本質は変わっていません。もう少し、ひねりが欲しくなってきたというのが本音ですね。

オリオンのヤりかたは、合意レイプのようなものばかり。女性を「快楽を得るための道具」と考えているような気がしてきました。女性たちも「ヒイヒイ」言っているから「OK]てな感じですが、本当なのかなあ? そこまで惚れ込むということは、描かれていない部分が多いのかなあ。

種別、年齢関係なくヤッていくオリオンですが、年齢下限だけはあるようで、いまのところコモーリンには手を出していません。でも乱交を見学させるなど、逆に鬼畜なような…一種の放置プレイ状態で、椅子がびしょびしょになっているようですし…

そろそろ限界ですかねえ。意外性が見つからなくなってきました。

★★☆
タグ:異能 ★★☆
posted by あにあむ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ダッシュエックス文庫

2018年08月06日

俺、「城」を育てる(2)


著者:富哉とみあ
出版社:ファミ通文庫
俺、「城」を育てる(2) 〜可愛いあの子は無敵の要塞になりたいようです〜

城の精霊イェタが、冒険者トーマとともに、お城を育てる物語。イェタは、魔物からとれるポイント(結晶をポイント化?)をもとに、城を造ったり、各種設備をつくったりすることができます。イメージとしては、TRPGでモンスターを倒すとドロップ品としてGoldが出現し、それをつかって備品を購入しているような感覚。前巻初期では10ptを稼ぐのに苦労していましたが、10万ポイント単位で稼ぐようになっています。

少しずつ仲間も増え、楽しくなってきています。相変わらず細かなところは描かれていません。そのため、ストーリーが飛んでしまっているのも事実。前回に比べて登場人物が増加していることもあり、少しずつ隙間が「埋まって」きていますが、まだスカスカな部分が残っていますね。箱庭小説として面白いので、もう少し隙間が埋まると、もっと化けると思う作品です。

最初はイェタとトーマによる、おままごとのような築城だったのが、獣人を始めとする、領民が増え、さらに王子ベルフォードにより、本当に城下町(トーマが領主)になり、少しずつ規模が大きくなってきています。その分イェタの特殊性が目立つようになり、のんびりライフじゃなくなってきています。

最近多い箱庭小説。この作品も、まったりと続いて欲しいですね。

★★★☆
posted by あにあむ at 09:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ファミ通文庫