2018年06月15日

魔法使いにはさせませんよ!(2)


著者:朝日乃ケイ
出版社:GA文庫
魔法使いにはさせませんよ!(2)

人類を脅かす侵略獣(ファイント)に対抗できる魔法少女と魔法使い。魔法使いは30歳まで童貞でないと覚醒できない…そんな悲しいお話。

主人公・鞘波黒刃は、魔法使いを目指す少年が通う学校の生徒。お察しの通り、学生はもとより、教師陣も純潔なんです。そんな学校でも、黒刃は別格扱いされる能力と、家柄。そんな彼の純潔を奪おうとする、新たな刺客が登場します。それは、清楚な黒髪魔法少女・三日月朱音。彼女は「私は貴方が嫌い。大嫌いだからこそ−−貴方の貞操を奪う」とわけの分からない論理を突きつけます。彼女は、黒刃を圧倒する剣術と、なしろを凌駕する胸を誇っており、なしろ曰く 「そんな……、巨乳で美乳とか……。おっぱい界のパワーバランスをめちゃくちゃに……」 第三勢力の登場でなしろ&千鶴のアプロートがエスカレートしていきます。黒刃は貞操を守れるのか? いや、世界は平和を守れるのか?

明るい刺客・なしろ、ヤンデレ幼なじみ・千鶴に挟まれて、ヘロヘロだった黒刃に新たな刺客が迫り、しかもその後ろには「異界」による陰謀が隠されていました。黒刃の貞操が大切なのか、平和が大切なのか…第三者的には、黒刃の貞操などどーでもいいんですが、彼が貞操を失う=魔法使い候補が一人減るということで、平和を守るという観点からすれば、大きな損失になるんですよね。だから学園も彼を全力でサポートしているわけです。新たな刺客朱音は、剣術で黒刃を上回るという強敵になっています。それだけでも大変なのに、背後には魔法少女のチームも見え隠れしています。って、この作品の中では、魔法少女の暗黒面がすごく目立ちますね。見た目は華やかだけれど、実はいろいろと問題の多い集団。それに比べると、魔法使いのほうが純粋なようです。

前巻では、侵略獣(ファイント)との戦いがメインでしたが、今回は侵略獣はあまり出てきません。それより、魔法少女集団のほうが、はるかに強敵に描かれています。さらに刺客たちの攻撃も、より直接的になってきており、ぼちぼち寸止め状況になってきています。あやうく刺客をオカズに自慰させられかけたり、離船がふっとぶ状況まで追い詰められたり。なんだか、もう好きにしたら状態になっています。刺客さん、美少女ですしね。

今回も、千鶴はヤンデレ一直線です。黒刃を好きというのは分かるのですが、なんだろう。あまりにも重いんですよね。実際に周りに千鶴のような異性がいたら、逃げたくなるでしょうね。

★★★☆
posted by あにあむ at 15:29| Comment(0) | TrackBack(0) | GA文庫