2018年06月01日

※妹を攻略するのも大切なお仕事です。


著者:弥生志郎
出版社:MF文庫
※妹を攻略するのも大切なお仕事です。

既視感があると思ったら、「※妹を可愛がるのも大切なお仕事です。」の2巻として発刊されているのですね。前巻は、超ブラコン・シスコン兄妹が主人公でした。今回は、絶望的に仲の悪い兄妹が主人公です。兄は、前回のヒロイン・唯々羽の担当を取り合い負けた賀内亮二。彼の昔の夢は「作家になること」その夢が破れ、今は編集者をしているのですが、筆を折ったことが原因で、実妹・涼風から徹底的に嫌われています。同じ部屋にいるのも嫌! という嫌い方ですが、なんというかテンプレなツンデレの匂いしかしません。前巻もそうでしたが、ヒロインの心情の描き方が浅すぎるんですよね。そのため、先が読めてしまいます。

アニメ化までした人気作品のイラストレーターが病気で降板してしまい、後任の絵師を探す亮二。でもなかなかいい人が見つからず、手持ちの札=親交のあるイラストレーターは、スケジュールが合わず…そんなある日、大人気のエロゲのイラストに一目惚れし、その原画師に仕事の依頼をします…ところが、打合せ場所に現れたのは、妹の涼風。未成年でありながらエロゲの原画師をしていたのです、仲が悪い兄妹は、ラノベを作り上げることができるのでしょうか?

前巻のイチャラブ兄妹は、正直理解の範疇を超えていました。今回のツンツン妹もたいがいですが、なんとか理解できるギリギリで踏ん張っています。二人の不仲の原因が、分かってからは、さらに違和感は少なくなります。現実の兄妹もこんなものなのかなあと。ただ涼風のキャラの掘り下げが浅いため、感情移入できるレベルには達していませんね。エロゲメーカーのディレクターである穂花さんも、立ち位置が曖昧で残念。明らかに亮二を意識しているのですが、亮二が気づかないのはお約束として、穂花も決定的な動きはありません。もしかしたら、2巻の登場人物のまま、続刊考えられているんでしょうかね?そこで穂花・涼風・亮二のラブコメを展開される予定なのかな?なんとなく今のままでは、キャラがもったいないですね。

★★☆
posted by あにあむ at 14:59| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫