2018年03月14日

嫁エルフ。(2)


著者:あさのハジメ
出版社:MF文庫
嫁エルフ。(2) 〜前世と来世の幼なじみをデレさせることになった俺〜

異世界を救った功績を評価され、転生者見習いたちの教師をすることになったルミナが主人公。ヒロインは、転生前に幼なじみだった千雨、千雨が過去に転生した結果生まれたハイネ、アイドル声優で前世では、ルミナと相打ちになった勇者でもあったジルベットの3人(?)パラドックスを無視した構成となっています。

現在は、ルミナが先生で、ヒロインズが転生者見習い中の生徒という関係なんですが、ジルベットが全裸でベッドに潜り込むわ、ハイネは呪い(?)の人形を押しつけてくるわ、千雨は昔の「お兄ちゃん=ルミナ」の秘密(ベッドの下のあれやこれや)を暴露するわで収集がつかなくなっています。それでも、そんな馬鹿騒ぎが楽しくなってきた頃、上司であるニーナが「ハイネ・タウゼントが遺した魔導書が見つかった」と告げます。千雨の転生先かもしれないハイネの過去を探るため、ルミナは魔導書の中に入る決意をするのですが、結局4人とも魔導書の中に吸い込まれます。そこで、ハイネそっくりの管理者が与えたミッションは「一緒に入ったヒロイン3人をデレさせること」

パラドックスな部分を除けば、異世界でのラブコメとなっています。それぞれのヒロイン攻略も面白い構成です。ただ、パラドックス部分がややこしい。前巻の設定でもかなり複雑怪奇になっていましたが、今回さらにそれがややこしくなります。ファンタジーな世界なんだから、下手にパラドックス導入せずに「そういう世界なんだ!」と割り切ったほうが、楽しめたような…もっとも、そこまで割り切ると、単にヒロインとイチャイチャするだけの日常が描かれることになり…それはそれで、おもしろくなさそうですね。やはりこの設定は必要だったのかな?

想定範囲内の結末でしたが、なかなかいいラストシーンですね。こういったほんわかラブコメは、誰かが犠牲になるのではなく、ほんわかしたまま読み終わりたいものです。

★★
posted by あにあむ at 15:46| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

魔法少女のスカウトマン


著者:天羽伊吹清
出版社:電撃文庫
魔法少女のスカウトマン

主人公は、黒羊のマスコット−ではなく、凄腕の魔法少女スカウトマン・ジェイジェイ。人の心を喰らう怪物「ソウルイーター」と魔法少女が戦っている世界。ところが近年のアニメや小説による風評被害により、魔法少女業界は深刻な人材不足に陥っています。
そのため、一度は引退していた「凄腕」のスカウトマン・ジェイジェイに再び声がかかります。適正を持った乙女を探し出し、誤解を解いて契約を交わせるか! 魔法少女スカウトマンを描いたラブコメ。

魔法少女が魔法を使う源泉は、魔法少女の恥じらう心。ソウルイーターは、人の羞恥心が好物だけど、限界以上に喰らわせれば倒すことができる。そのため、魔法少女は、恥ずかしい思いをする必要がある…これは、決して魔法少女に知られてはいけない秘密となっています。今回登場する魔法少女も、武器を出すためにスカートを太ももあたりまでまくり上げなければならない少女、分身できるけど分身が素っ裸な少女、ブルマをはかされた少女などなど。そう恥ずかしいのベクトルは「エロ」方向に振り切られています。そのため、パンチラといった優しいものではなく、乙女の秘密モロだしというシーンが続出しています。魔法と関係のないところで、大人への階段上ってしまった少女もいますし、ラブコメというよりエロコメですね。

ジェイジェイは、マスコットのような姿をしていますが、少女のことを一番に考えている非常に有能なエージェントです。その優しさ故、魔法少女と一線を越えてしまい、さらに子どもまで作ってしまった…そのため、一時期前線から外されていたのですが、緊急事態なため、戻ってきています。他のエージェントは、ネコ型だけど角があるという設定。この角は、物語後半で、とある魔法少女の大切な部分に挿入されてしまいます(単なる事故)羊の角も、少女が大人の階段上がる(要は絶頂する)道具となっていましたし、そういう趣味がある作者さんなのかな?

魔法少女をスカウトしていくことの繰り返しになると思っていたのですが、単純なスカウト話は案外少なくて、すでに魔法少女となった少女たちとの話が多くなっています。アフターサービスですね。

★★☆
posted by あにあむ at 15:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫