2018年02月13日

オーク先生のJKハーレムにようこそ!


著者:東亮太
出版社:スニーカー文庫
オーク先生のJKハーレムにようこそ!

異世界転生もの。主人公・イツカは、訳あって異世界のレグド女学園の教師になります。学園は、異種族が集うファンタジーな世界ですが、人間だけが存在していません。そのため、イツカはオークとして学園に派遣されることになります。この世界でも、オークは、雌が存在せず、他種族の雌を襲って子孫を残すため、生徒たちから変質者扱いされます。「オークよ! 女子校にオークがいるわっ!」
といきなり、攻撃魔法を食らったり…でも完璧教師を自称するイツカは、オークのくせに魔法も完璧。彼は生徒たちのイタズラに対応できるか!

ということで、異世界転生+教師+ラブコメな作品になっています。最近のラノベ標準として、オークは忌み嫌われた存在のようです。オークを豚に似た外見にしたのは、ドラクエのようですが、誰がオークにこのような設定をつけたのでしょうね。それはさておき、イツカに課せられた使命は「3年☆組」から一人の落伍者も出さずに卒業させるというもの。落伍しそうな理由は、ファンタジー特有のもの…ではなく、なんか妙にリアリティのある内容が多かったりします。悩みの内容が、少し前の高校生といった感じなんですよね。メインヒロインは、エルフのリエッタ。ただ、他生徒も目立たせたいのか、あまりメインヒロインぽくない扱いに終始しています。そのため、いまいち芯がない作品になっていますね。主人公とヒロインは、もっと明確にしておかないと、軸がぶれて散漫な印象を受けてしまいます。

イツカがオークにされた経緯は後半で明かされるのですが、正直わかりにくい内容になっています。オークにしたことで、ブヒブヒ言わせたり、色仕掛けイタズラを生徒がしたりという展開になっていますが、中身は人間であり、根っからの教師であるため、中途半端な感じになっています。リエッタとのラブコメも、イツカがオークということで、発展しようもありません。さらにリエッタたちが、あまりにもリアルなJKとして描かれているため、舞台をファンタジーにして種族をたくさん出した意味があまりない…

おしい作品ですね。

★★★
posted by あにあむ at 14:29| Comment(0) | TrackBack(0) | スニーカー文庫