2018年01月29日

絶対彼女作らせるガール!


著者:まほろ勇太
出版社:MF文庫
絶対彼女作らせるガール!

主人公は、目立たず冴えない「自称幽霊」の大地。彼は、クラスでも名前を覚えてもらえず、友人もほとんどいない。でも生徒会長・獅子神玲花に憧れ、生徒会・雑務係をしています。玲花には思い人がいて、かなわぬ恋とわかっていて心の中で思い続けるだけ。そんなイジイジした生活に大きな変化が! 偶然クラスにいる必勝の女神・白星絵馬の秘密に触れたことで、学園トップ美少女である猪熊みりあ、鷹見エレナまで巻き込んで、大地のモテ改革が実施されることに!第13回新人賞「優秀賞」受賞作とのこと。

恒星のようなキラキラした目を持ち、誰にでも優しい・絵馬。彼女の手のひらに願い事を書くと叶うという必勝の女神。実は、彼女にはとあるスイッチがあり、それが入ると、その人の願いを叶えるまで無条件に頑張るというギミック(じゃないな)があります。大地が、偶然そのスイッチを押してしまったが故、始まる騒動が描かれています。正当派青春ラブコメってことなんですが、かなりひねくれた設定ですね。そもそも「xxスイッチ」てのが、人間離れしていますし。みりあとエレナ(特にエレナ)の絵馬に対する感情も、かなりひねくれています。もう一名おかしなやつがいますが、それはおいておくとして、ヒロインが妙すぎます。絵馬の行動原理が理解できないまま物語が終わってしまったという感が強い作品でした。一応後半で、絵馬がなぜこのような行動をとるようになったのか?の説明があるのですが、私には理解できない内容でした。まあいろんなことを「超自然的な」なにかで解決してしまっているので、共感しにくいんでしょうね。

みりあが、大地に洋服の選び方をレクチャーするところなどは「そうだったのか」と今更ながら気づかされる点も多かったですし、大地がまっすぐなところも好感は持てます。等身大の高校生という感じなんですよね。でも絵馬がふわふわしすぎ。夢遊病者というか、絵空事というか……

絵馬も特殊なわけではなく、いろいろ悩みを抱えて青春しているというストーリーだったら、もっと共感できたかも。2巻もでるようです。もう少し面白くなっているかな?

★☆
タグ:ラブコメ
posted by あにあむ at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫