2018年01月18日

魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った?(4)


刈野ミカタ
著者:刈野ミカタ
出版社:MF文庫J
魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った?(4)

魔力ゼロの亡国の元王子・ユーベルは、神霊魔法の高位術式「神霊魔剣」を操る魔法剣姫−「十三血姫」の次世代育成機関であるグランディスレイン魔法学園に、唯一の男子として通っています。本来であれば、入学が許可されないのですが序列一位の最強魔法剣姫・ティリに勝利したことによる特例で許可されたのでした。彼の座右の銘は「愛は偉大、超便利、マジ効率いい」というもの。そんな彼が、魔王・ソルブラッドとその支配下にある「十三血姫」と対峙するシーンからスタート。さらに「キミたちが知っている世界は、本当の世界の一部にすぎない」突如現れた謎の美少女・エリカシリカ。彼女は自らをユーベルの妹と名乗り、世界の真実を語るが……リリアにとっては、そんなことよりも「妹」が現れたほうが問題。
「そんなことより、どちらがお兄様に相応しい妹であるのか決めましょう」
世界そっちのけで、突然始まる妹決戦。なぜかティリまで参戦して……

急に物語が動き出しています。というか、あまりにも急すぎて話について行けない状況。読者を置き去りにして「俺TUEEE」な物語がスタートしています。今までも、ユーベルの能力は、チート級だったのですが、今回はさらにそれが鼻につくようになってきました。それに合わせるように、敵もパワーアップ。今まで一人でも驚異だったはずの、十三血姫が、束になってもかなわない敵がでてきます。このあたり、俺TUEEE小説の限界ですねえ。主人公を強くするものだから、それに併せて敵の強さのインフレが進み、人外の戦いになっていきます。というか、もうこのレベルにきたら、実力以外の「なにか」でしか勝敗が決まらないのでは? いいかえれば、第三者からみて、まったく面白くない。という状況になります。この作品も、同じ道を歩んでいるような……、。次巻以降どうしたものですかねえ。地雷というほどではないけど、あまりいい感触がないんだよなあ。

★★
posted by あにあむ at 15:19| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫