2017年10月25日

世界最強の人見知りと魔物が消えそうな黄昏迷宮(2)


著者:葉村哲
出版社:MF文庫
世界最強の人見知りと魔物が消えそうな黄昏迷宮(2) 冒険者のお仕事も色々です

迷宮の魔物を狩り、その素材を得ることで発展してきたローゼンガルド帝国。しかしながら行き過ぎた迷宮開発が迷宮の枯渇を招き、魔物が激減し「黄昏迷宮」となってしまいました。冒険者たちの生活は困窮する一方で、いろんな問題が発生します。そこで国では「人工迷宮」計画を立ち上げ。魔物を捕獲し養殖(?)その魔物たちを人工的な迷宮に配置することで、冒険者たちを助け、国の衰退を防ごうという計画です。魔物を捕獲する冒険者として、新米騎士・ティルムはPT『セージ☆ハーレム』を構築。能力はあるものの「なにかが決定的に不足」しているメンバーによる混成パーティ。ティルムの「お母さん力」によって、なんとか回っています。

そんなパーティが今回捕獲する魔物は、象の大きさの羊「花咲く羊」、軍隊のように統率された動きで冒険者を襲う「野菜騎士」、迷宮のスケベ馬こと「一角馬」、すべてが鋼鉄のように硬く優秀な武器素材となる「鋼鉄熊」と、こちらも一癖も二癖もある魔物ばかり。花咲く羊は、臆病で驚かすとスタンピート状態。象サイズの羊が暴走すると、巻き込まれたら何も残らないくらいバラバラにされてしまいます。確かに普通の羊も、群れで走ってきたら迫力ありますからねえ。でも今回一番やっかいだったのは「一角馬」 乙女しかその背に乗せないというユニコーンが、ファンタジー世界の鉄板ですが、こいつらは純粋に女好き。その角でスカートめくりするは、セクハラかますわ…まあユニコーンが、こういう扱いされることは、多いんですけどね。 さらに、すばやい動きで女の子のスカートを切るセクハラ兎も登場します。基本被害を受けるのは、ティルムばかりで、1巻にひきつづき、ぱんつをセージに見られることに。って、すでにティルムは慣れてしまっているような気も…

そんなドタバタパーティですが、唐変木・セージの身の回りにラブコメ神が近寄ってきたようです。これはいろいろ楽しいことになりそうです。

LvUpして「お母さんLv1」になったティルムに、明るい未来はあるのでしょうか?

★★★☆
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2017年10月20日

編集さんとJK作家の正しいつきあい方(2)


著者:あさのハジメ
出版社:ファンタジア文庫
編集さんとJK作家の正しいつきあい方(2)

高校生で、すでに社畜としてラノベ編集者の冴原吹雪。といいながら、彼は下宿先「なつめ荘」で幼なじみなど美少女現役作家と作家志望妹と同居状態。さらに「もう限界です、ご主人様。さあ、脱ぎ脱ぎしましょうね?」と、自作ヒロインになりきるトンデモ執筆スタイルの美沙。さらにその秘密が、幼なじみでもあるミシェルにもばれ、彼女もヒロインを演じると言いだし、美少女二人から猛アプローチを受けるという、おいしい状態に。さらに従妹の執筆定位置は、吹雪の膝の上…これは社畜というより「リア充爆発しろ」な状況。それでも「一応」吹雪は編集脳ということで、二人のアプローチにも屈していないようで、そこは思春期男子。しっかり反応はしているようです。

今回は、ミシェルの新作が一番のテーマ。「売れる作品」と「書きたい作品」という葛藤が描かれています。でも、このテーマって、もう飽き飽きするくらい、いろんな作品で取り上げられていますよね。なんか特徴があればいいのですが、残念ながらテンプレなままなので、あまり盛り上がりが…今回従妹の存在価値がまったくない状況になっています。
前巻でも感じたのですが、もう少しヒロインが可愛ければ面白い作品になりそうなんですけどねえ。ミシェルのエセ関西弁がすべてを台無しにしているような気がします。

せっかく、同居ラブコメになっているのだから、もう少しヒロインをデレさせて下さい。そのほうが楽しめます。

★★
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2017年10月18日

ヴァルハラの晩ご飯(5)


著者:三鏡一敏
出版社:電撃文庫
ヴァルハラの晩ご飯(5) 〜ドラゴンと神殺しの主菜〜

前巻でブリュンヒルデ明らかになったセイの秘密。それは、見るものの所有欲をかきたて、最終的に手にしたものを死に至らしめるという呪いの指輪「アンドヴァラナウト」でした。ロキとブリュンヒルデに協力してもらい、呪いを押さえることに成功しているけれど、根本的な解決になっていないので、3人で手がかりを捜索中。そんな中、フレイヤのライブが開催されることになり…死んでも日暮れとともに生き返るイノシシ・セイの物語も最終巻(だと思う)。

今回のセイは、脳天気なだけでなく、自分の存在価値について悩みを抱えています。周りが幸せになってほしいのに、自分がいることで周りが不幸になる。ならいっそ自分なんていないほうがいいのではないか? 一度はヴァルハラを去る決意をするセイでしたが、やはりロキたち、特にブリュンヒルデが恋しくて…

テーマは重いです。戦乙女姉妹がセイのことを意識していたのは、セイそのものの魅力ではなく、呪いによるものではないのか? って彼女たちはそれでも悩まずに前を向いているんですけどね。基本前向きなキャラクターが多いので、救いがない暗さというのはありません。どこまでいってもセイはセイ。自分ができる範囲で頑張っていくのが一番という流れです。後半はかなり驚かされる展開になっていますけどね。

★★★
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バブみネーター


著者:壱日千次
出版社:MF文庫
バブみネーター

年下母と年下姉にバブみを見つけた天才少年が描かれているのでしょうが、正直どうでもいいや。はじめは、なにか壮大な裏がある物語なのかと思って、読み進めたのですが、結局最後まで同じ。途中で読むのやめました。地雷は数多くあれど、途中で読むのやめるほどの地雷は久しぶりです。

タグ:地雷
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2017年10月06日

突然ですが、お兄ちゃんと結婚しますっ!(2)


著者:塀流通留
出版社:MF文庫
突然ですが、お兄ちゃんと結婚しますっ!(2) わかった、指輪のサイズを教えてくれ。

3人の妹(?)たちに告白され、一年間彼女たちに落とされなければ(性的な意味で)、永遠の妹ハーレムを約束するという「兄妹和親条約」を締結している慧と、実妹・凛音、義妹・空、似妹・青葉たち。一つ屋根の下で(同じマンション)で暮らす4人は、それなりに均衡のとれた状態になってきました。相変わらず妹たちは、あの手この手で迫ってきますが、なんとか理性を酷使して耐えている状態。慧自身も認めているように(妹たちには決して言えないですが)、妹を妹ではなく「気になる異性」として認識しているのも事実。現代法律でいえば、実妹は結婚対象外なのですが、この世界では「実妹により内閣総理大臣の許可証を得ている」という設定になっています。ということで、法律上でも3人とも相手として成立する訳で…(とはいえ、作品内の社会通念でも異常なことなんですが)
今回、そこに幼馴染みの神子が参入することになります。彼女は1巻でも、すでに登場しており、慧と空の関係はよく知っているのですが、慧に実妹がいたことや、似妹のことは、まったく知りません。そのため、慧と空がいつも一緒にいることに、違和感を持たない(年齢考えたら、いろいろ想像しそうですけどね)のですが、後二人についてはそうではない。そのため、なんとかバレないようにしていたのですが、あることがきっかけでバレてしまいます。この出来事により4人の関係性に少しずつ変化が…さらにもう一人、新しい登場人物が現れ、そちらも慧に大きな影響を与えます。

妹たちの誘惑は、正直どうかと思うレベルになってきているのですが、慧の葛藤が比較的リアルで面白いラブコメになっています。ギリギリ一般常識を保っている関係性。果たしていつまで続くのでしょうか?

かなり糸が張り詰めた状態になっているので、なんらかのきっかけで、壊れてしまいそうで怖いですね。

★★☆
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2017年10月05日

今日から俺はロリのヒモ!(4)


著者:暁雪
出版社:MF文庫
今日から俺はロリのヒモ!(4)

美少女小学生のお金でヒモライフを送ってたら、捕まってしまいました……。

超お金持ちの美少女小学生3人のヒモとして生活する天堂ハル。公園で遊んでいるところを警察に交番へ連れて行かれます。「ロリのヒモって何かの法に抵触するんですか!? 」と国家権力と喧嘩したり、いろいろする物語。

……前巻でも感じましたが、もう常人が理解できる範囲を超えていますね。最初は面白かったシリーズも、背筋が寒くなる狂気に満ちてきました。それは、ハルのクズさが原因ではなく、小学生ずの精神年齢が下がりすぎたことにあります。元々高学年くらいの設定だったと思うのですが、最近の精神年齢幼女というか3歳児レベルになっています。ロリナースごっこでの「お医者さんごっこ」は5歳くらいまでのものですしね。かと思うと、年相応(あるいは、少し上)の羞恥心発揮することもあるし、ブレブレなんです。そのため、可愛いというよりは「怖い」存在になってきています。藤花、千鶴、紗奈と3パターンのヒロイン出しているのに、最近はその差もなくなってきており…確かにこの年齢層のヒロインは、物語が進むに連れ幼くなっていくのが通例ではありますが、この作品ではそれが酷すぎる。

すでに理解できるレベルではなくなっています。これはもうここまでかなあ。

タグ:
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2017年10月03日

ぜったい転職したいんです!!(2)


著者:山川進
出版社:GA文庫
ぜったい転職したいんです!!(2) 〜ネクロマンサーはアンデッドに憧れる?〜

あらゆる職業を極めしもの・アサヒによる転職希望者ギルド。
・賢者になりたい恥ずかしがり屋のバニーガール遊び人
・アンデッドになりたいくらいゾンビを愛する死霊術士幼女
・土魔法が得意だけど炎魔法に憧れる、園芸が得意な魔道士
この3人を転職させることができるのか?

今回ヒロインが追加されています。「アサヒの嫁」を自称する聖騎士のリベルタがその当人。アサヒの幼馴染みで、幼少期にした「アサヒのお嫁さんになる」という約束を、いまだに守ろうとする少女。アサヒにとって、リベルタはあくまでも「妹」。でもリベルタは、なんとか既成事実を作ろうとします。ということで、三人は無理矢理アサヒを連れて行かれないように頑張ります。

前巻はマキナターンでしたが、今回はククルターン。ククルの実家訪問ということで、育ての親であるリッチとも出会います。まともな考え(?)のアンデッドのようで、本当はククルに「人間として」育って欲しい模様。でもククルは、父親と一緒に過ごしたい=永遠の生命を手に入れたいために、アンデッドになりたがっている…そんなククルの元に不審な訪問者がやってきます。転職へ向けての訓練は無事できるのでしょうか?

なんだか今回のストーリーを読んでいると、最終的に転職は二の次になりそうな気がします。アサヒを巡るラブコメが優先されそうな。まあそれはそれで面白いんでしょうけどね。ただこの作者さんの過去作って、一巻でオリジナリティある始まり方して、巻が進むに連れ、オリジナリティがなくなっていたからなあ。少々心配です。3巻がでるのであれば、購入すると思いますが、そこで今後について判断ですね。

★★☆
posted by あにあむ at 14:03| Comment(0) | TrackBack(0) | GA文庫