2017年09月14日

※妹を可愛がるのも大切なお仕事です。


著者:弥生志郎
出版社:MF文庫
※妹を可愛がるのも大切なお仕事です。

主人公は、ラノベ編集者である紘。ラノベ業界ものですが、高校生とかではなく24歳という全うな社会人年齢なので、違和感が少なくてすみそうな作品です。
紘が担当する作家は複数いるが、その中の一番売れている作家は10代美少女。さらに新人賞応募作品で「読んで泣いた」という作品を書いた唯々羽を、同僚との取り合いの末、担当しています。小説を読んだ際には、まったく気がつかなかったものの、唯々羽は実の妹。それも「こいつのためなら死んでいい」と思うほど可愛がっている妹。唯々羽の作品は、売れていない…紘は可愛い妹を売れっ子作家にできるか?

よくある業界モノです。担当作家が妹ってのも、あまり新鮮味はないなあ。というか、唯々羽って名前、かなり珍しいしPNで気づくだろう、と思うのですが…

唯々羽と紘の生活は、まるで新婚さん。二人で朝ご飯を食べ、仕事と学校に向かう。そして紘が帰ってくると、唯々羽が「おかえり」と迎える。唯々羽の執筆場所は、紘の膝の上。一緒にお風呂に入って癒やし癒やされ…ええもう、見事なまでのブラコン&シスコン兄妹です。そこまでして唯々羽が書くのは、迷走したトンデモ小説ばかりで…あれ? なんか最近同じような小説読んだ気がする? デビュー作と異なるジャンルを書こうとして、トンデモ思考になってしまうストーリーだった…あっちは血縁関係はなかったと思うけど、なんか似たストーリーだなあ。ライバル作家がいることも、それがともに同年代というのも同じ流れのような…

Wヒロインな作品のはずですが、ヒロインたちよりも、紘の後輩編集者千々石のほうが、可愛く見えてしまうのはなぜでしょうか? もう少し妹ヒロインが積極的に動けば、おもしろいラブコメになったのでしょう。

★★★
posted by あにあむ at 15:29| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫