2017年05月18日

突然ですが、お兄ちゃんと結婚しますっ!


著者:塀流通留
出版社:MF文庫
突然ですが、お兄ちゃんと結婚しますっ! そうか、布団なら敷いてあるぞ。

実妹、義妹、似妹(?)と織りなす、妹ラブコメ。妹は、みんなお兄ちゃんが大好き!という妹ハーレムになっています。主人公と実妹は、幼少期に両親と死別し、施設に引き取られます。そこで出会ったのが、似妹(実際には、年上だが、妹的存在)。その後兄妹は、別々の家に引き取られ、主人公の新しい両親の元できたのが義妹。今は義妹と一緒に生活しており、仲良く過ごしていました。そんな頃再会した実妹は、大富豪の娘になっており、兄に会えなかった間に、兄への愛情がこじれてしまっていました。

「好きです、兄さん」 家族としてなら問題ない。でも実妹がいう「好き」は異性として。当然法律上結婚できないはず。でも彼女は、その法律をお金で変えてしまうことができそう。

「好きだよ、お兄。兄妹としてではなく、一人の異性として…」 義妹からの告白。
そして
「彗、…好き」 似妹からも…

論理的(かつ倫理的)に考えると、似妹は法律上のつながりがないですし、唯一合法的に結婚できる相手。でも主人公は、3人とも大好き。ついでに妹3人もお互いが大好き。そんな、コミュニティの中で、主人公は誰も選ばない道を選びます。でもいつまで持つのでしょうか?

一つ屋根の下に住んでいる4人。しかも女の子3人は、いつでもWelcomeな状態。ラブコメの典型的な状況です。でもこの主人公は、女の子たちの「好意」に気がついており、それを正面から受け止めています。その上で「選ばない」という選択をしているというのが、珍しいのかな? 主人公には好感を持てるのですが、ヒロイン3人の棲み分けがうまくいっていないため、あまりラブコメが盛り上がっていません。似妹という不思議な言葉を見つけた(造った)ことで満足されてしまったのかなあ。実妹を「お金」という要素で、差別化しようとしているのですが、あまり成功した感がない。というか、あと二人にそういうチートがないため、バランスが悪いんですよね。
あと一ひねり。

★★
posted by あにあむ at 14:55| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫