2017年04月25日

縫い上げ! 脱がして? 着せかえる!!


著者:うわみくるま
出版社:電撃文庫
縫い上げ! 脱がして? 着せかえる!! 彼女が高校デビューに失敗して引きこもりと化したので、俺が青春をコーディネートすることに。

またまた無茶苦茶長いタイトル。というか、もうタイトル読むだけですべてがわかってしまうレベルでした。
主人公・小野友永は、裁縫が得意で、女の子の服を縫い上げ、今来ている服を脱がして、着せ替えるのが大好きな高校生。ずっと妹・みちるを着せ替え人形としていたのだが、中学卒業を機に、みちるから「お兄ちゃん卒業宣言」をされてしまい、それがかなわなくなってしまったところから、物語がスタート。まあみちるも変で、家では今まで通り、かつお風呂は絶対一緒に入ると…もう価値観が… でもこの妹、このあとほとんど出番ないんですよね。最初のシーン、意味ないような。

友永は変質者でして、深夜のコンビニで出会った金髪ロリ幼女を羽交い締めにしてお持ち帰り。まあたまたま幼馴染みの凛堂鳴ということがわかりますが、これってもう犯罪ですよね。さらに彼女が来ていた、ボロボロのスウェットが気に入らず、みちるの服を使って着せ替え。それも目の前で、着替えさせ、服が汚いから下着も汚れているのでは? と顔をくっつけてガン見。さらには尻の臭いを嗅ぐなど、もうどこに出しても逮捕される人物です。そんな犯罪者にもかかわらず、学校では裁縫研究部に所属しており、一橋勇璃、犬ヶ咲こずえから好意を寄せられている模様。そこに鳴も含めた3人のハーレム状態。なんで犯罪者がそんないい目に合うんだ!

ストーリーは、高校デビューを失敗(金髪に染めて、クォーター設定をしようとして、暴発)し、ヒッキーになっていた鳴の青春を服を通してコーディネートしようというもの。最初から鳴の友永に対する好意はMax状態なので、ほぼいいなりで話が進んでいきます。そのため、問題はほぼ起こらず、着せ替えが延々続くことになります。

洋裁のスペシャリストが服によって、更生させるというストーリーですが、コミックでは普通にある設定で、目新しいものではありません。残念なのは、イラストがイメージの阻害要因になってしまったこと。3人のヒロイン+妹は、いろいろなタイプの美少女のようですが、そのあたりがイラストからはわかりませんでした。さらに学校を舞台とするのではなく、小野家が舞台になっている割に、両親の姿が見えない(鳴の両親も)のが違和感満載です。うーむ。会話劇は面白いので、もう少し会話ではない部分がしっかりしていたらよかったと思う作品です。

★☆
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2017年04月21日

異世界Cマート繁盛記(5)


著者:新木伸
出版社:ダッシュエックス文庫
異世界Cマート繁盛記(5)

今回はインスタントラーメン、ぱんつ、少女まんが、餅などが無双しています。インスタントラーメンは肉味がします! おっふ! ということですが、どうもエルフの「肉味」には魚も含まれるようで、お出汁にも反応しております。

今回もエナはすくすく成長中。少女まんがに夢中になり、いろいろ「はつじょーき」に関する知識も覚えていっているようで、あと数年したらまれびとさんのストライクゾーンに入ってきそうな感じですね。

今回判明したのは「この世界の人は、ぱんつを穿いていない」ということ。エルフは、ふんどしをつけているようで(自動翻訳でそう聞こえるので、ふんどしライクな下着という意味らしい)すが、エナはそれもないよう。つまりスカートの下はのーぱん状態…二人とも、平気でまれびとさんに見せようとします。ふんどしとはいえ下着穿いているエルフさんはともかく、エナはいろんな意味でアウトですね。特に現代だと。

案外主人公って、対人能力高いし、柔軟な思考の持ち主ですね。オークに対しても、先入観なしに「みんなが笑顔」のCマートポリシーを貫いているし、それが故ラブコメに巻き込まれそうなタイプではありますけどね。

今回最後のエピソードは「もしかしてすろーらいふ終了?」と思わせるものでした。店主の現代世界のほうのおうちがなくなり、美津希大明神に助けを求めたら…ということから始まりますが、その後の展開が心配になるもの。まあ、まれびとさんはモテるからねえ。今までどちらかというとサブ世界になっていた・現代世界でのトップランナー美津希が、なぜか急に攻め出しているので、世界をまたいだラブコメが一気に進展しております。エルフさんも「はつじょーき」なら受け入れる気あるみたいですしねえ。エナも黙っていないでしょうし、それ以外にもまれびとさん狙いはいそう。

もう少しゆったりライフを楽しみたいですね。

★★★☆
posted by あにあむ at 14:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ダッシュエックス文庫

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(6)


著者:むらさきゆきや
出版社:講談社ラノベ文庫
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(6)

腐敗した教会を正そうとするルマキーナに協力して、ディアヴロは王都へ乗り込みます。聖騎士との闘いが待ち受けることが想定されるが、宝物庫で揃えた装備があるので、楽観視していた。ところが、立ちふさがったのは、一般の信者たち。ルマキーナは戦いを望まず、教会堂に閉じ込められ、背徳の汚名を着せられてしまう。そんな理不尽な扱いすら受け入れる聖女であったがディアヴロは黙っていることができず…

さらにルマキーナの聖女感に磨きがかかっています。登場したときのアレはなんだったんでしょう。いままでディアヴロたちが圧倒的な力(演技力?)で倒してきたのは、武力を持って敵対してきた人(や魔物) しかし今回は、武力を持たない一般人が相手となります。直接的な攻撃はできない(しにくい)相手に対して、ディアヴロは口先で丸め込むことができるのか? が注目部分になります。

仲間からは、すでに「神様」のように崇拝(もしくは好意)されているので、少々のミスだと気がつかれない(アバタもエクボ状態)のですが、敵対する人からすれば、少しの違和感により、すべてが台無しになってしまいます。もともと交渉ごとが苦手なディアヴロ。魔王ロールプレイも、相手がコンピューターのキャラクタのように「想定される」行動をとる場合には、役にたっても「生身の人間」に通じるのか? おもしろいやりとりでしたね。
「敵も味方も判らぬ愚者どもめ、もはや生かしておく価値もない!」
とタンカを切ったディアヴロは、果たしてどのようにして場を収めることができたのか?その一点を楽しみましょう。

しかしディアヴロの貞操は、そろそろ破られそうですね。中の人は思春期まっただ中の高校生男子。いつまで我慢することができるのか? 時間の問題のような気がします。

前回聖杯に聖水を注いだ少女がおりましたが(ヲイ)、まさかそのネタを今回ひっぱるとは… 前回はボカされていましたが、今回ははっきりと…案外シリアスなシーンだったはずなんですが、ギャグになってしまいましたね。

★★★☆
posted by あにあむ at 09:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫

2017年04月18日

ぜったい転職したいんです!!


著者:山川進
出版社:GA文庫
ぜったい転職したいんです!! 〜バニーガールは賢者を目指す〜

勇者によって魔王が倒され、冒険者たちは暇になってしまった世界。その世界では職業(RPGでいうところのジョブやクラス)が決まっており、それぞれの職業に従った行動原則をとってしまう。原則職業は変わらないが「要件」を満たすと、転職することが可能な世界。ただそれには金・アイテム(クエストで入手)などが必要。そのため転職は困難なのですが、かつて様々な職業に転職し「あらゆる職業を極めしもの」と呼ばれた青年・アサヒが主人公となります。しかし、彼も職を失い放浪しており、餓死寸前。パン屋の呼び込みをしているのに、まったく客寄せできていないバニーガールの少女に、客寄せ方法を教える代わりにパンを恵んでもらうという交渉を成立させますが、今度はあまりにも客が押し寄せ、肝心のパンがなくなってしまう…その少女・マキナ(職業:遊び人)は、賢者への転職を目指しており、そのコーチを依頼されます。好条件にひかれて、依頼を受けることになりますが、メンバーは一筋縄ではいかないものばかり。
・賢者になりたいけど恥ずかしがり屋のバニーガール遊び人
・アンデッドになりたいくらいゾンビをアイする死霊術士の幼女
・土魔法が得意だけど炎魔法に憧れる、園芸が得意な魔道士
それぞれ、ある意味一流だけれど残念なヒロインたち。アサヒは彼女たちを転職させられるのか?

ファンタジー世界の転職を扱った作品。ヒロインたちが、その職業として、それなりの能力を持っていることがミソになっています。そんな彼女たちが、転職を希望する理由は様々ですが、やる気だけはあるようです。まあ一名転職ではない子が混じっていますが、そこは愛嬌ということで。

勇者になるための条件は、遊び人・金・アイテム・名家の血筋が必要で、マキナはアイテムとお金さえあれば、条件を満たすことが出来ます。アサヒのポリシーは「目的のためには手段を選ばず」というもののようで、自らの経験をフルに生かして、裏道を歩んでいます。とはいえ、人をだますといった手段はとらないようなので、読後感が悪くなるというものではありません。

職業:遊び人って、どんな職業だったんでしょうね? 冒険家として役にたつシチュエーションを思いつきませんでした。遊び人の正装は「バニーガール(って男はどうするんだろう?)」水着になっても、胸のリボンとしっぽとうさ耳はデフォルトのようです。でその能力は、ダイスの精が踊りながら、指し示した目の行動をすると、幸運がもたらされるというもの。その内容は「踊る」など比較的マシなものから、「胸を揉む」「キスをする」など、王様ゲームのようなものまで様々。しかもその命令に背くことができないようです。冒険に役立ちそうにないですよね。

この作品のメインヒロインは3名ですが、実はこのダイスの精が一番ヒロインなのかもしれない。満面の笑みで踊る彼女を見てみたいと思うのは、私だけじゃないはず。しかも挿絵に登場しないし…

すでにパターンができあがっています。なので、あまり長く続くとマンネリ化しそう。そこが不安ですね。

★★☆
posted by あにあむ at 11:54| Comment(0) | TrackBack(0) | GA文庫

2017年04月17日

魔導少女に転生した俺の双剣が有能すぎる(2)


著者:岩波零
出版社:MF文庫
魔導少女に転生した俺の双剣が有能すぎる(2)

突如道場に現れた謎の男に瞬殺されてしまい、異世界に転生した勇翔。愛刀(双剣)は、なぜか魔導少女に転生していました。自分を殺した相手と再び闘うため、魔法闘技大会の学校代表になった勇翔。一回戦の相手はモーリエ魔法女学校のライラという人魚に決定。ところが、陽奈と月華は「あたしたち錆びちゃうかも!」心配しだします。そこで、まずは二人に海を経験させるという自然な流れで「水着回」 二人とも海にすぐ慣れて、一安心。ところが今度は、対戦相手であるライラの姉・レイナから弟子入りをせがまれます。なぜか「私を奴隷のように扱ってかまいませんから、一緒にあのクソ兄貴を殺しましょう!」と、同棲まですることに。勇翔はモテているのか、それとも?

魔法闘技大会の本戦が始まっています。学校代表決定戦でもそうでしたが、正々堂々という言葉とは対極にある大会のようで、闘う前に陰謀を張り巡らせるのは当然のようです。純粋に魔法能力だけでは強さが決まらないところが、嫌らしいですね。普通の主人公だと、その陰謀に真正面からぶつかり、そして蹴散らす!という流れになりますが、この主人公も陰謀好き。なので絡め手で攻めるということになります。

シリアスな流れを維持することができない作品です。陽奈がひたすら前向きに明るいこともあって、主人公がピンチに陥っても、どこかギャグっぽい流れで危機を脱出します。そこにエロコメが挟まれてくるという流れ。そりゃシリアスも裸足で逃げ出しますよね。

少しだけ心配なのは「闘技大会」をネタにすると、敵能力のインフレが起こりやすいということ。そして主人公も異常に強くなり、まったく面白みのない話になってしまいがちです。そうならないことを期待しています。たぶん、この流れならそうはならないような気がします。

★★★☆
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2017年04月12日

異世界温泉に転生した俺の効能がとんでもすぎる


著者:七烏未奏
出版社:MF文庫
異世界温泉に転生した俺の効能がとんでもすぎる
 〜アンタの中が気持ちいいわけじゃないんですけどっ!?〜

主人公は温泉好きな男子高校生・草津熱美。地方の温泉(Bath)に向かう途中にバス(Bus)事故で死んでしまう。次に目が覚めたとき、彼は異世界の温泉に転生していた。いろんなものに転生するご時世ではありますが、今回は温泉だと。そういや最近鎧に転生して、美少女に着られるという小説もありましたね。

熱美温泉(まんなやな)に最初に訪れたのは、エルフの冒険者・レティシア(当然美少女) この世界では、あまり温泉というものがないようで、最初はおっかなびっくりですが、一度入ってしまうとその気持ちの良さの虜になってしまいます。熱美温泉には体力・魔力の即時回復や一時上昇、状態異常回復などの効果があり、さらにはもう少し大人な効力もあるような(途中から立ち消えになってますけど、最初はそれらしいことが描かれています)。で、入られた熱美のほうも美少女が丸裸(当然だ)なので当然…「硬度が上昇しました」「水質変化し、牛乳風呂になります」……なんの? という状態。感覚的に「自分の中に「入ってくる」感じがするそうで… この温泉、ゲーム的なところもあり、お客様名簿が埋まれば、その分レベルアップするという機能があります。レベルアップによって、最初は温泉の湧く沼といったものから、湯船などが出来、どんどん温泉施設が立派になっていき、さらには効能が追加されていくというもの。熱美はお客様を増やせるのか?
温泉に転生ってのは、あまり考えなかったなあ。それだけでこの作品は勝ちなんですが、キャラクタたちが魅力的なのもいいですね。レティシアだけでなく、巨乳神官・クム、小さき(いろいろと)村長・チーチクたち美少女ず。それ以外の筋肉兄弟もいい味出しています。いろいろなトラブルにも、温泉の効能をうまく使って対処するなど「温泉に転生」したことをエロコメ要素だけでなく、本筋にも利用しており、無理矢理感がないことも、この作品のいいところです。さらに、さりげなく男子高校生のリピドーも描かれていたり、いなかったり。熱美が「実体化」できる時間に制限を設けたことも、正解ですね。自由に実体化できると、温泉である意味がなくなってきますからね。おもしろくなりそうです。

★★★★☆
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2017年04月11日

編集さんとJK作家の正しいつきあい方


著者:あさのハジメ
出版社:ファンタジア文庫
編集さんとJK作家の正しいつきあい方

ファンタジア文庫だけど、MF文庫っぽい。
主人公は、高校生ラノベ編集者・冴原吹雪。青春よりもバイト優先の社畜予備軍というか、すでに社畜そのもの。彼の下宿先「なつめ荘」は変人作家の巣窟で、禁断の兄妹愛に憧れるブラコン(兼ストーカー)の百合鴎凜、関西系ドイツ人のミッシェル・メッサーシュミットが住んでいました。そこへ冴原吹雪は私のご主人様です。いっぱいご奉仕します」と作中ヒロインになりきってデレまくりの執筆スタイルをとる竜園寺美沙が仲間入りします。もっとも、吹雪の「編集脳」はさらにイカれており、「きみの水着エプロン姿は可愛い。だけど担当としてはこのシーンを修正したい。猫耳を付けてもう1回だ」…同棲ラブコメ…なのかな?

吹雪はバイトながら、女子高生新人作家・竜園寺美沙の担当につきました。彼女は、ラノベを読んだこともない状態で「初めて」書いた原稿で新人賞をとった異才の持ち主。ただその執筆スタイルは、ヒロインになりきりデレまくること。ちなみにミッシェルは、ストレスをためて、それを爆発させながら虎キチとなって書き殴ること。凜のスタイルは、従兄である吹雪の膝の上で、ブラコンエロコメを。ってまともな人はいないのか? そーいや、最近裸で執筆するJS作家って作品もあったなあ。(って同じ作者さんじゃないか)
まあそういう意味では、よくあるお話になっています。業界ものではなく、ラブコメに軸足を置いているので、読むのが楽しいですね。業界モノは、どうしてもアラが出てきてしまうからなあ。本作の特徴は、吹雪が「鈍感」というよりも、社畜に振り切っていること。恥ずかしさよりも「作品のおもしろさ」を優先して、結果としてヒロインの想いに気がつけないという点。

前半は、軽いノリのラブコメ。中盤で少々シリアスになるのですが、結局はラブコメに戻ってきています。というかシリアスシーン必要だったのだろうか? 吹雪が「なぜ自らの感情を出さないようになったのか?」について明かされないまま、コメディに戻ってしまったのが、もどかしいですね。2巻以降への伏線になっているのかな?

ヒロインは、同級生・幼馴染み・妹(従妹)とそろっているのに、今のところ「かわいらしさ」不足で、盛り上がっていません。「ドイツ語が話せないドイツ人」を関西弁にしたのが失敗のような…関西人からすると「あんな奴いねえって」というレベルなもので…従妹も中途半端ですね。なぜ吹雪が好きなのかが見えてこないし、中途半端。さらに編集者も中途半端だし…全員、振り切れていないので盛り上がりにかけるんですね。次巻以降ヒロインがかわいくなれば、おもしろいのですが。

★★
posted by あにあむ at 13:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫

2017年04月07日

底辺剣士は神獣<むすめ>と暮らす 家族で挑む迷宮攻略


著者:番棚葵
出版社:MF文庫
底辺剣士は神獣<むすめ>と暮らす 家族で挑む迷宮攻略

迷宮都市に暮らす少年剣士・アードは、自身に宿る“悪運”の祝福により碌な冒険が出来ずにいた。ある日、罠にかかり飛ばされた先で3人の少女を拾う。彼女たちは古代文明に造られた“神獣”で―刷り込みによつて父親認定されてしまった!幼なじみのリウナを加え、家族となったアードたち。だが、昼は子育てとバイトに追われ、迷宮攻略に使えるのは、寝る前たったの2時間だけ!?フェニ(フェニックス:外見14歳)の戦闘能力は高いし、ユニ(ユニコーン:外見11歳)は、とんでもないアイテムを作り出すし、ナー(ナーガ:外見9歳)は、予知能力があるしと娘チートにより、攻略を進めていきます。アードは、娘たちを守ることができるのか!

最初は刷り込みによって、アードを「父親」と認識する3人娘ですが、次第にアードの優しさに対して「異性」として好意を持つようになっていきます。なので、もともとアードに好意を持っているリウナを「恋敵」と認定。ロリ娘たちとリウナによる、アード争奪戦も繰り広げられます。しかしながら、アードはご多分に漏れず鈍感で、リウナは妹、3人娘は娘としてしか見ておらず、恋愛対象になっていません。まあお約束の展開ですな。とはいえ、リウナは同い年ということもあり、若干気があるのかな? と思わせるシーンも。これからどうなっていくのでしょう。

戦闘シーンは、前半は3人娘によるチート爆裂です。これってずるいよな。といいたくなるレベル。でも、自分が倒したわけではないので、レベルは上がらないという世界観になっているようです。経験点とスキルポイントが別というのは、どこかのゲームでそういうのがあったような… レベルアップは、ギルドでないとできないようです。ということは、ダンジョンに潜ると、戻ってくるまでレベルアップできないということですね。結構つらいだろうな。

作品は、3人娘たちが、アードに惚れていく過程や、それに伴いリウナに嫉妬していく過程がうまく描かれています。よいラブコメですね。
★★★★
posted by あにあむ at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年04月06日

ソード・ワールド2.0リプレイ 竜伯爵は没落しました!


著者:秋田みやび/グループSNE
出版社:ドラゴンブック
ソード・ワールド2.0リプレイ 竜伯爵は没落しました!

久しぶりのTRPGリプレイ。最近以前の勢いがなくなってきて残念です。

秋田GMによる蛮族領「紫闇の国ディルフラム」を舞台としたキャンペーンです。蛮族が治める地であり、人間は家畜・奴隷扱い。その中のドレイク伯爵家ヴァルテックでは、奴隷にも、快適な環境を与え、その分生産性を上げるという考え。その跡取り息子・ロランは、まだ頼りないけど、有能な人族奴隷たちが助けているという領地。この考えは珍しく、他領地では、人族は「労働力になるけど、基本食料」という考え。
そんなヴァルテック家では、平和と繁栄が保たれていたのですが、突然領主が死亡。ロランが当主ということに。これは近隣領の策略なのか?

「強いものこそ正義!」なディルフラム。領主夫妻の庇護によって、平和にゆったりとロランを育ていたのに、突然当主代行として領地を治めなければならないことに。当然近隣領から侵攻を受けます。というか、そもそもこの当主交代そのものが、近隣領の策略であることは、ほぼ確実。ロランだけだと、どうしようもなかったでしょうが、ヴァルテック家の人族奴隷たちによって、彼は立派な当主へと成長していくはず。そう、このシナリオは、ロランの成長物語になるはずだったんですが…どうしてそうなった? な展開になっています。まあTRPGには、ありがちな展開ですし、ロランのPCがとった行動も理解できるものなんですが…たぶんキャンペーン前半で、こんなことになって、いったいどうするんでしょうね? まあ秋田GMなので、仕方がないか。

前半は、ロランを中心として、ストーリーもさくさく進み、久しぶりにいいリプレイになりそうでした。ところが、後半のある事件を境にして、閉塞感が強くなり、なんとなく最近のSNE色が強くなってしまっています。もともとSNEは、シナリオ(GMの思惑)をあまり表に出さず、PCの自由度が高いリプレイだったのが、シナリオ重視のあまり、PCの行動を束縛してしまい、閉塞感が生まれることが多くなっています。まあ昔のように「剣と魔法の世界」という単純なものでなくなっているので、いろいろ仕方がないのでしょうが…
「ぞんざいず」のような名作が生まれてくることを期待しています。

★★
posted by あにあむ at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラゴンブック