2017年02月22日

くずクマさんとハチミツJK


著者:烏川さいか
出版社:MF文庫
くずクマさんとハチミツJK

主人公の阿部久真は、クマ(妖怪)と人間のハーフ。そのため、興奮するとクマになってしまう体質を持つ。子供の頃は苦労していたが、少しずつ制御することにも慣れてきていたのに、ある日ぼっちのクラスメイト美少女・天海桜から漂う甘い匂いにひかれ、彼女が「ハチミツの汗をかく」という秘密を知ってしまいます。で、欲望に負けて桜を押し倒し、ハチミツをなめまくり、その極上の味に惚れ込んでしまい、「何が何でも(桜のハチミツと)離れたくないんだよ!」と迫ります。当然同様した桜からは「「そ、そんな手にはにょり…乗りませんよっ!」と拒絶されるのですが… さらに、学校内ではクマ(=久真)出没騒動が勃発し、クラス委員長・美少女・鈴木(猟銃持ち)が率いるクマ討伐対の襲撃で生命も危機も。はたして、久真は桜のハチミツを手に入れることができるのか?

って、なんだかわからないあらすじになってしまいましたね。久真は興奮するとクマになってしまう体質。桜は汗がハチミツになってしまう体質。さらにそのハチミツ(汗)には、無条件に人に気に入られるほれ薬のような成分もあり…と秘密にしなければいけないものを持った者同士が、最初は私利私欲から、そのうちお互いが気になるようになり…というほんわかラブコメになっています。

まあ冷静に考えれば、久真はアウトですよね。冒頭で桜を押し倒し、なめ回す…通報されたら一発退場です。でもそこは小説。なぜか桜はなめまわされたこと自体は、あまり糾弾していないんですよね(変態ベアさんと呼ばれるが)途中からは、ある意味自らなめてもらおうとするし、気持ちよかったのかな? ゲフンゲフン

久真も、クマになってしまうことと、ハチミツに目がないことを除けば、すごくまじめな好青年。それがよかったんでしょうね。タイトルは「クズくま」となっていますが、特にクズなところは見つからなかった。確かに、前半は私利私欲から桜のハチミツを欲しがりますが、それほどクズでも…いや、女の子の「汗をなめさせろ」って迫っているんだから、十分クズか…

2巻出るのかな? もし続きがあるのならば、読んでみたいけれど、ハーレム展開にだけはして欲しくないですね。今回、桜が「桜のハチミツ」、妹の楓が「メープルシロップ」の汗をかくということでしたが、これが増えるようなことがあれば、単なるドタバタになってしまいそう。今のメンバーだけで、イチャラブして欲しいものです。やはりラブコメは甘いに限ります。

★★★★
posted by あにあむ at 10:49| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫