2015年06月29日

放浪勇者は金貨と踊る


著者:むらさきゆきや
出版社:富士見ファンタジア文庫
放浪勇者は金貨と踊る

剣と魔法の世界ですね。ファンタジーです。
主人公は、勇者・アレン(仮名:ヨル)。素性を隠して、放浪し、商業都市ファルトラの片隅の酒場でお金がなくて困っていた……そこで、詐欺にあった亜人の少女・ユニスとその相談に乗っている女騎士・レイチェルと出会います。とりあえずエール代を踏み倒さずに済むように、二人を助けることに。最初は信用していなかったレイチェルですが、元々素直な性格ということもあり、彼に頼ることに。
「…法も剣も無力だってんなら…騙した悪党を騙し返せばいいだろ」
魔王を倒した勇者が相手にするのは「金がすべて」となった世界での詐欺師たち。ファンタジーの世界で繰り広げられるコンゲーム。勇者がまさかの「詐欺返し」うーむ。アレンにとって、詐欺師は「モンスター」。だからモンスターは勇者が倒さなければならない。という流れのようですね。曲がりなりにも法治国家と変遷している世界で「仕事人」のような裏稼業は難しいでしょうし。

アレンは、人助けがが遺伝子レベルですり込まれているようで、自分のことより困っている人を助けるほうが大切という考え方。ただ勇者といえど、万人を等しく救うことは出来ない(少なくとも悪人は救っていないんですからね)それ故、昔の仲間である召喚師・シャノアールを救えないというジレンマが裏のテーマになっているようです。

欺されるほうがダメダメな人ではなく「欺すより欺されたほうが楽しい」というスタンスの人ばかりなので、読んでいて辛くないんですね。

すでに「小学生=むらさきゆきや先生」という等式は、成り立たなくなったのかな?(あ、亜人はろりなケモノ娘という話もあるか) でも面白い作品なので、いいです。このほうが、知らない人に勧められますからね。

★★★☆
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2015年06月26日

たまらん!


著者:比嘉智康
出版社:MF文庫
たまらん! メチャクチャな青春ラブコメに巻き込まれたけど、生まれてきてよかった。
主人公は、玉木走太。友人からは「たまらん」とよばれている高校生です。ところが、春休みに体調を崩し病院に行くと「余命一週間で手の施しようがない」と宣告されます。そのことを打ち明けた、おさななじみ3人から「生まれてきてよかったと思えることをしまくろう」と提案され、みんなでがむしゃらに遊びまくります。そして7日目、三人が連れてきたのは、たまらん意中の人であり、学校一の美少女・月形嬉々。二人きりされ、緊張するたまらん。しかも嬉々からキスしてくれた…人生最高の思い出と共に、たまらんはこの世を…去らなかった! なんと誤診であり、普通に生きられるとのこと! おさななじみ三人は大喜びをしますし、嬉々も喜んでくれると思いきや、すごく冷たくたまらんに接します。そう、キスなどなかったことにしたいと…

たまらんは、おさななじみ3人に、恩返しということでそれぞれの悩みに協力することにしますが、その結果とんでもなくややこしい片想い関係に巻き込まれることになります。もうなにがなんだかな関係。たまらんは、この複雑な人間関係を、だれも傷つけることなく収めることが出来るのでしょうか?

まあ余命一週間という誤診など考えられないんですけどね。そもそもそんな重篤な状況だったら、まずは有無を言わさず入院になるはず。その後LOCをどうするかという話になるかも知れませんが… ま、それはともかくおさななじみ3人組がいい人ばかり。しかもそれぞれキャラが立っていていいですね。唯一の女の子。たまらんと小学校時代から交換日記を続けいているなど、てっきりたまらんのことが好きだと思っていたんだけどなあ。「おさななじみの恋は報われない」というパターンかと思いました。
嬉々の行動も、前半だけを読んでいると「自分勝手な奴」というイメージでしたが、悩みを知るにつれ、理解出来るようになってきました。

続きが楽しみになる作品ですね。

★★★☆
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グリモアコートの乙女たち


著者:雨木シュウスケ
出版社:講談社ラノベ文庫
グリモアコートの乙女たち

鉄砲伝来と共に、魔女が伝来した日本の物語。西洋の魔女から独立した存在である大和魔女のみが利用出来るグリモアコートは、日本で誕生した万能魔法具。常夜坂女学院は、大和魔女の素質がある少女が集まる学院で、唯一グリモアコートを作ることが出来る組織でもあります。
主人公・眩星織音は男であるものの、とある目的のため、この学院に男であることを隠して入学することになります。共に入学予定だった姉の綾音が、急遽入学出来なくなってしまい、女生徒の中で女子として日常生活を送ることになります。だからこそ、まわりを欺けるのかもしれませんが。学生生活以外に、黒衣のグリモアコートに身を包んで調査を行う織音。二つのことを隠し通さないといけない生活が続きます。

ところが、クラスメートの・千輪環にあっさり、男であること・黒衣のグリモアコートを着て活動していることがバレてしまいます。彼女は、ライカンスロープの能力を持っており、織音の匂いでわかったようです。しかし、環は本来怪しいはずの織音をあっさり受入れ(男性であることも)さらに、誰にも言わないことを約束します。学校生活は、環の助けもあり楽に。

ということで、女装モノです。でも、もともと柔らかな物腰で女性的なため、あまり男性らしくないんですよね。どっちかというと、単なるボクッ娘のような…環も、なぜかあっさり織音を受入れ、しかも好意すら持っているようなんですね。でも手を繋いでいても、カップルに思えない。百合にしか見えない……

女装で、全寮制女学校が舞台ということで、いろいろらっきーすけべな展開があると思われそうですが、そういうシーンはまったくありません。織音が抱えているものが重いためか、シリアスな作品になっています。環も明るいだけの少女じゃなく、なにかつらいものを抱えているようですしね。

これからどのような展開になっていくのでしょう? なんとなく彼に関わった少女たちには、あっさり秘密がバレていくような気がします。特に男性であることがバレることによって、ハーレム要素というかラブコメがスパイスとして使われるのではないでしょうか?
★★☆
posted by あにあむ at 09:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫

2015年06月25日

いでおろーぐ!


著者:椎田十三
出版社:電撃文庫
いでおろーぐ!

主人公は、非リアの高校生・高砂。雪のクリスマスイブ、カップルだらけの渋谷で「恋愛を放棄せよ!すべての恋愛感情は幻想である!」と演説していた少女と出会います。普通なら「変なやつ」で終わるのですが、この少女が同じクラスの領家薫だということが判明。さらに、その思想に共鳴を受けることに……昼休みにきゃっきゃうふふと遊ぶリア充に屋上から「リア充爆発しろ!」と叫ぶことに。それを見ていた領家から「同志」として「反恋愛主義青年同盟部」に誘われることになります。ところが、彼女の活動家としての姿と、可愛い女の子であるという二面性に、どんどん惹かれていきます。活動のほうは、仲間も増えて「バレンタイン粉砕闘争」の工作を着々と進めていきます。

ということで、非リア充の生活を描くと偽装したリア充たちの物語になっています。領家の思想は、世界を破滅に招くものだと主張する「謎の幼女」も登場しますが、1巻の中では、ほんとんど目立った活動はしていません、次回以降に重要な役が回ってくるのかな?
同盟の活動は、革マル派などの活動をベースとしているようで、そういった用語も出てきます。しかしながら、高砂はかなり早い段階で、領家を「異性」として意識しており、活動の下見という名目でデートに誘い出しますし、領家も恥じらいながらデートに応じるという状態。なんだか「反恋愛」ということをダシにした、恋愛のようです。

次巻以降は、もう少しラブコメに軸をおいた作品に生まれ変わってくれると面白くなりそうです。

★★
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2015年06月18日

彼女たちのどうでもいい秘密


著者:神尾丈治
出版社:一迅社文庫
彼女たちのどうでもいい秘密

主人公は、平凡な高校生・音無武士。学校からの帰り道に、誰かにつけられていることに気がつき、公園へ。振り向き様にスマホのライトで照らし、犯人を突き止めようとしたところ、そこにはクラスメイトの完璧美少女・新井凛だった。しかも、凛は恐怖のあまりお漏らしをしてしまう…本来、ストーキングをしていた凛のほうが悪いはずだけど、こういったことが起こった際不利になるのは、男のほうで、武士もなぜか彼女に脅されることに…秘密をばらさないことを担保するため、なぜか生徒会長を務める凛の片腕としてこき使われることになってしまいます。なんだかんだで、美少女に頼られることにまんざらでもない武士。しかし、今まで接点のなかった二人がよく一緒にいることを周りが疑いだします。それが原因で、凛の秘密がバレてしまうかもしれない。そこで凛が提案したのは「少しの事実をまぜて嘘をつく」ということ。つまり、凛がトイレに入っているところに、武士が誤って扉を開けてしまい、彼女の放尿シーンを目撃したと…これって、武士の人生が終わりそうですが、凛にもダメージが大きいような気がします。

さらに、オシャレでかつ年上彼氏がいていろんなことをしているという噂の長篠あかねにも目をつけられることになり…実際には、彼氏などいないにも関わらず、その場のノリで彼氏がいることにされ、さらにそれがエスカレートしていってしまったため、秘密がバレたら人生終わりということで、武士を「ニセ彼氏」に仕立て上げ「年上」ということだけが嘘だったということにしたいとのこと。可愛い女の子からの頼みということで、武士も協力することになるのですが、なぜか凛がちょっかいを出してきます。

最初はフェイクだったはずの美少女二人との関わり。それが、いつの間にかどんどん現実に変わっていくというラブコメ。二人の女の子の思わせぶりな言動に、モヤモヤさせられる武士が面白いですね。

さらにこの作品にスパイスを与えているのは、武士の妹。元々かわいらしい声だったのが、風邪をこじらせた時に低めの声になり、それを武士に笑われたという理由で、武士の前でほとんど口をきかない彼女。でも兄妹仲が悪いわけではなく、二人の間ではモールス信号やらハンドサインなどで会話が成り立ち、ある意味普通の兄妹より仲がいいようです。この妹が、妙にハイスペックで面白い。

この作品は続編があるのかなあ? この作者さん、かなり遅筆ですからねえ。

★★★☆
タグ:ラブコメ
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2015年06月15日

ひとりで生きるもん!(2) およめ券のその後


著者:暁雪
出版社:MF文庫
ひとりで生きるもん!(2) およめ券のその後

いちゃ甘ラブコメの2巻。というか物語は前巻でほぼ完結していたので、後日談のような感じですね。
高嶺の花だったはずの湊千紗が最愛の彼女になった、元ぼっち・織田慶人。前巻のラストでは、まるで映画のシーンのような別れをした二人。昔だったら、手紙ぐらいしか連絡方法のない距離だった日本とフランス。しかし今はSkypeなどがあり、相手の声どころか姿まで見ることが出来る。しかもかかる料金はネット接続料のみ。そういった理由で、離れていても、二人はラブラブのまま。さらに会いに行こうと思えばいける距離。でも慶人は、彼女にふさわしい男になるまでは! 「およめ券」を行使できるようになるまでは、と我慢の毎日。そんな中、千紗から「最近の慶人さ、ちょっとわたしに甘すぎない?」と言われてしまいます。この言葉に一念発起した慶人は、自分の将来を見つめなおし、バイト先の先輩が所属する劇団で、喜劇の脚本に挑戦することに。なかなか、採用してもらえない日々が続く中、千紗から「夏休みに遊びにいく」と告げられます。

ツンデレおじさんことマスターと、千紗たちを迎えに空港へ向かう慶人。久しぶりに千紗と出会った慶人は、またもや映画のシーンのような再会を演じます。もう好きにして……さらに、千紗たちが慶人の家に滞在することになっており、うれしいながらも戸惑う慶人。もう両家の親にも公認なんですね。

ということで、うれし恥ずかしの同居生活が描かれます。前回は漫才の台本でしたが、今回は喜劇の台本。二人の共作で最高のものができあがったようですが、今回はその内容についての詳細は描かれることがありませんでした。ちょっと残念ですね。

なんだかもう、次のステップに進んでしまっても、まわりが認めてしまいそうな二人ですが、そういったことは考えていないようですね。お互い好感度MAXのため、相手を大切に想って先に進めないのかな?

二人のまっすぐなイチャラブぶりが、すがすがしい作品です。後日談という扱いで、どうなるかと思いましたが、さらに清純イチャラブでしたか。この作品に出てくる人物は、みないい人で、それも読みやすい原因でしょうね。

「およめ券」の行方はどうなったのか? もう答えは出ているも同然ですが、みなさんの目で確かめて下さい。その価値はある作品です。

★★★★★
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2015年06月12日

姫騎士くえすと


著者:高尾瑞夫
出版社:一迅社文庫
姫騎士くえすと

主人公は、少年騎士・ヒート。魔王復活の時が近づきつつあることを察知した王国騎士団は、ヒートとヒートの飼い主を自称する姫騎士・クリス=ローザに、魔王殺しの魔剣の封印を解く任務を与えます。その方法というのが、100人分の姫騎士のマナを吸うこと。そのマナにより、魔剣を覚醒させることが出来る。マナを吸うためには、姫騎士を性的に絶頂させる必要があるということで、エロ一直線ですね。この「性的絶頂」をネタにしたラノベは今までも多々ありました(というか、最近無茶苦茶多い) この作品は、その手のシーンだらけになっているというのが特徴ですね。

まず、クリスはヒートにベタ惚れ。にも関わらず、ヒートが姫騎士とそういうことするのは、仕方なしに許しているようです。ただし本番は絶対ダメと……姫騎士ごとに性格や年齢が異なるということで、いろんなパターンでマナを吸っていくヒート。さらには、以前仲間だった姫騎士も登場してラブコメも……

この作品、どう考えてもレーベル間違いです。ただ18禁レーベルとしてだったら、あまりにもレベルが低すぎて出版出来なかったかな? いずれにせよ中途半端ですね。それぞれの姫騎士の描きわけなど、基本しっかりしたストーリーになっているだけに惜しいなと。まずエロシーンを設定して、そこにストーリーを持って行こうとしているようで、エロシーン前から、ストーリー展開が強引になっているんです。別にこのシーン、すっ飛ばしてもよかったのでは? エロコメは、寸止めが面白いのであって、この作品みたいに最後までいたしてしまうと、面白さは半減してしまいます。特に後半は、本番シーンだらけだし……

読書メーターでは、案外人気高いんですよねえ。そういった作品が好きな人ほど、頼りなく感じると思ったんだけどなあ。

★☆
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2015年06月10日

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(2)


著者:むらさきゆきや
出版社:講談社ラノベ文庫
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(2)

主人公は、MMORPGクロスレヴェリに似た異世界へ召喚された坂本拓真。ちょっとした手違いで、レムとシェラの二人を奴隷としてしまう。MMORPGでのレベルそのままの強さを持つ拓真は、強力な魔法を使い彼女たちと街を守るが・・・エルフの王国から「王女=シェラを渡さねば開戦」と要求される。

本来は、引きこもりの気弱であるものの、行きがかり上、始めてしまった「魔王」のロールプレイに従い
「我を侮るな。国軍ごときに魔王が屈するなどあろうはずがない!」
と言い放つ。果たして、彼はシェラや街を守れるのか?

ということで、第二巻です。魔王ロールプレイが大分板についてきた拓真ですが、今回は本当の戦争が起こるかもしれないという危機。ゲーム内であれば、負ければ(死ねば)リセットという技が使えましたが、この世界では死は本当の死を意味します。つまり、拓真が放つ魔術の犠牲になった人(や魔族)は、本当に死んでしまうということ…… さらには、自分も死ぬ可能性がある。その恐怖に立ち向かいながら、いかにして人を屠ることなく、解決するのか? それも魔王らしく……

今回も、えっちシーンが多めになっています。むらさきゆきやさんらしくないと思っていましたが、よく考えたら別レーベルでも、最後に小学生と高校生がヤッてしまっていましたね。そっかそっか。って何に納得しているんでしょう?

前巻に比べると、物語が動き出したため、少々複雑なことになってきています。そのため、読みやすさが減っているのが残念ですね。もう少し整理されてくると読みやすいのですが。

★★★
posted by あにあむ at 14:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫

オレのラブコメヒロインは、パンツがはけない。(2)


著者:佐倉唄
出版社:富士見ファンタジア文庫
オレのラブコメヒロインは、パンツがはけない。(2)

主人公・及川弥代の評判は、文化祭でのぱんつ事件により地に落ちた…っていうか、もともと地に落ちていたので、それ以上どうしろと? という状態ではあります。しかし、星宮奈々(学校一の美少女)からの評価はうなぎのぼり。さらに幼なじみも、好意がさらに上がったようで、ある意味「リア充爆発しろ!」な状態ですが、まあ爆発しているので、なんとも…

前回事件の代償として、一週間の謹慎と一週間のボランティア活動が言い渡されるのですが、ボランティア活動は「図書準備室の清掃」 仕方なしに図書準備室に向かったところ、いきなり幾枚かの紙が舞い上がった! どうみてもエロマンガ。それも3枚目はドッキングしているという本格的なもの。しかもそのヒロインにそっくりな美少女・日高千編が目の前に……彼女もまた「屈折のデザイア」に悩んでいたんです。彼女の場合、一日3枚エロマンガを描かないと(自分の欲望を表現した)ラッキースケベにみまわれてしまうという体質…なんかどう困るのかよくわからなかった。前回の出来事で「女嫌いを治す」ことにした弥代は、彼女の屈折のデザイアを解決しようと協力を申し出ます。あの、弥代があっさりと女の子と友達になってしまうという驚きの事実。さらに、現象を確かめるためにデートすることに! 奈々や茜が黙っているはずもなく。全員ついてきてハーレムデートに。待ち合わせ場所に現れた千編は、なぜか裸ワイシャツ。そう屈折のデザイアの影響で、なぜかそうなったんです…って、もうなにがなんだか?

奈々に続き、千編も弥代に陥落しています。もうどこまでハーレム広げれば、落ち着くのでしょう。奈々は弥代に秘密の花園見られていますし、千編は18禁コミックを所有しており、それであんなことをしていることがバレており…なんだか、弥代のらっきーすけべが強烈になってきています。

前巻に比べると、弥代の言葉がマシになってきたので読みやすくなりました。ヒロインも追加されましたし、もう少し楽しむことが出来そうです。

★★★
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2015年06月05日

ひとりで生きるもん! 〜粋がるぼっちと高嶺の花〜


著者:暁雪
出版社:MF文庫
ひとりで生きるもん! 〜粋がるぼっちと高嶺の花〜

底辺かける高嶺の花
「性格のいい美少女なんてものは、地球上のどこにも存在しない」
そんな信念を持った結果、クラスヒエラルキーの底辺にいるお笑い好きの少年・織田慶人が主人公。って、この手の信念もった主人公最近多いですねえ。
そんな慶人の心のよりどころは、校内で唯一交流を持つ文通相手・手紙の君。あるときから、お笑いについての添削を手紙で頼まれ、相手が誰かわからないまま、文通という形で交流が始まります。そんなある日、慶人は手紙の君と直接会う約束を交わします。ところが待ち合わせ場所に現れたのは、学校一の美少女・湊千紗。普通の男子なら喜ぶべきシチュエーションですが、慶人は「たとえぼっちになろうとも、美少女とは関わらない」という信念の持ち主。なんとか逃げようとするのですが、千紗からは「わたしの相方になってください!」と想像もしなかったお願いをされることに…

もうこの千紗と慶人の掛け合いが面白い。夫婦漫才か!というくらい息が合っています。千紗に強引に連れて行かれた喫茶店のマスターも強面のツンデレという、ひん曲がったキャラですし、もうにやけてしまう展開。異性慣れしていない慶人は、どんどん千紗を意識するようになっていき、千紗も少しずつ慶人を異性としても認識するようになっていくという展開もベスト。さらに途中から参入する千紗の妹・七海(11歳)も、ほんと可愛い。妹のほうが、姉以上にいい性格しているんですが、それが似合っているんですよねえ。慶人にとっては、対象外年齢ということで、女性ということを意識せず話が出来るようです。そのため、千紗が焼きもちを焼いたりと本当最高のラブコメ。さらに千紗の母親も、いいキャラでして……もう甘々ラブコメ一直線!といった感じだったのですが、後半には、一波乱。もっともその出来事のおかげで、作品として完成度が上がっているのも事実です。これなかったら、単なるイチャコメだもんなあ。これのおかげで久しぶりの満点作品になりました。

結局、慶人は「すっぱいぶどう」していただけですね。だから「底辺かける高嶺の花」なんだ。

★★★★★
posted by あにあむ at 12:22| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

さて、異世界を攻略しようか。


著者:おかざき登
出版社:MF文庫
さて、異世界を攻略しようか。

異世界=ゲームガルドと読ませたいようです。
主人公は重度のゲーマー高校生・志度義弥。妹とゲームをするのが日課。といっても、妹も含め、ゲーム廃人というわけではなさそう。事故により、妹は視力を失っており、元々好きだったファンタジーの世界を体感するため、義弥に実況してもらいながら、ゲームを楽しんでいるというもの。もしかしたら、ゲームを目的とするよりも、義弥と繋がっていたいために、ゲームをしているのかも知れません。
そんなある日、突然義弥だけが異世界に飛ばされてしまいます。しかも、混乱している彼の上に、美少女転校生・柚比坂杏奈まで落ちてきます。彼女に憧れていた義弥はさらに混乱します。二人とも元の世界に帰りたい。そのために、異世界・ゲームガルドで100年間解かれていないクエストに臨むことになります。

よくある異世界召喚ものですね。でも少々違うのは、義弥が「俺ツエー」ではなく、魔法も剣技もまったくダメだったこと。さらに、最初に出会ったのは「一点特化型」の落ちこぼれ美少女たち。あまり役に立ちそうにないメンバーですが、一緒に食事をしたり買い物をしているうちに、打ち解けてきて…

ゲームガルドは、クエストが授けられ(神様から?)そのクエストが解かれると、領域が広くなるという世界(周りにある障壁が後退する)になっています。100年解かれていなかったクエストを義弥が解決したことで、彼は「勇者」の扱いを受けます。この世界では、勇者には自宅や莫大な報奨金が出るので、勇者と結婚出来れば一生安泰。そんなこともあって、美少女たちから迫られる義弥というラブコメも見ることが出来ます。

剣と魔法の世界であるにも関わらず、それらをまったく使えない主人公は、現実世界のゲーム知識を元に、クエストを解いていくという、ゲームガルドの住人からすると、チートとも言える勇者です。今のところ、力技が必要なクエストがないので、うまく行っていますが、今後どうなるんでしょうね。

基本は、ハーレム型ラブコメです。どことなく「帰宅しない部」の雰囲気をひっぱっているような気もします。でもテンポがいいので楽しめますね。

★★★☆
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2015年06月03日

魔王が迷宮から出られなくなり勇者に助けを求めたようです


著者:手島史詞
出版社:一迅社文庫
魔王が迷宮から出られなくなり勇者に助けを求めたようです

またまた長いタイトルの作品です。主人公は勇者・アレクサンドル(通称アレックス)
舞台はケテル王国にある(上空に浮いている?)迷宮都市ケテルベルグ。魔王ヴィーチェッスラヴァ(通称ヴィーチェ)により、住人ごと捕らわれている都市です。

都市は7層に分かれており、それぞれの層で人間の「7つの大罪」が強調されるという仕組み。傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲ですね。迷宮に潜った冒険者も、それらにより仲間割れしたりして、魔王の元にたどり着けないでいたというのが、過去の話。それをアレクッスは、くぐり抜け魔王を倒すことに成功します。そのことで人々も解放されるはずだったのですが、なぜか迷宮は存在しつづけ、さらにアレックス自身も大罪人として指名手配されることに……さらに、力を失った元魔王である少女ヴィーチェもアレックスの前に現れ…… とりあえず再度最奥にいかないと解決しないということで、再び迷宮に望む勇者たち。

いろいろ残念なお話でしたね。力を失い、魔王自身も迷宮から出られなくなったというのは、面白い設定ですが、それに付随するものがついてきていなかった。せっかく7つの大罪と組み合わせて、7階層の迷宮にしたのに、階層ごとに温度差があり(たぶん、ネタ思いつけたかどうか)設定を生かし切れていない。脇役キャラも使い回し感があり、生き生きしていない。登場時は、ヤンデレだとかインパクト重視の性格設定されているのに、最終的に「いい人」になっている。

あと少しひねりがあったら、面白かったのになあ。

★★
posted by あにあむ at 10:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 一迅社文庫

ナイトウィザード The 3rd Edition リプレイ 壊れた世界の聖約(3) 陽炎のように


著者:菊池たけし/F.E.A.R.
出版社:ファミ通文庫
ナイトウィザード The 3rd Edition リプレイ 壊れた世界の聖約(3) 陽炎のように

「約束してくれる?ひとりにしないって」という瑞穂との約束を守ることが出来なかった綯斗。瑞穂は過去に残され、綯斗の近くでないと存在出来ない彼女は、まもなく消えてしまう。綯斗は抜け殻のようなってしまい、そんな彼を心配する鈴夜と巴は瑞穂を助ける方法を探し回ります。そんな時「赤の乗り手」が綯斗が過去に赴けば、瑞穂を救えると告げます。明らかに罠。綯斗たちはどうするのか?ということで、シリーズ最終巻となっています。

抜け殻となった綯斗にどのようにやる気を出させるかが、前半のテーマになっています。かなり重傷で、夏服の季節なのに冬服マフラーのまま、一人ブランコでギコギコですからねえ。

綯斗が立ち直ってからは、あのアンゼロットですら彼に押されています。いつも「Yesかはいで答えて下さい」と言い続けていたアンゼロットに逆襲する綯斗。そのシーンより、4コマで八つ当たりするアンゼロットのほうが面白いというのは内緒ですが。

ボス戦は、瑞穂をつなぎ止めるために必要なものはプラーナ。そして綯斗が存在を維持するために必要なのもプラーナ。さらにボスは強く、プラーナを使わないと勝てそうにない…… ということで、いかにプラーナを残すかが勝負の分かれ目になっています。

なんせGMが菊池さん。派手なダイス目で状況は最後までわかりません。久しぶりに熱くなれるバトルでしたね。

今回で、キャンペーンは終了しています。が、キャラクターたちの人生は続く訳でして、さらなるキャンペーンの種も出来ていますので、もう少しこのメンバーで、冒険を楽しんでみたいですね。

★★★☆
posted by あにあむ at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ファミ通文庫

2015年06月02日

プリンセス・プリズン!


著者:不動准
出版社:一迅社文庫
プリンセス・プリズン!

無実の罪で、異世界の牢獄「グラン=ガルバリエ牢獄」に収監された祝太ですが、一瞬の隙をみつけて脱獄を試みます。不思議なことに、牢獄内にいるのはかわいいお姫様ばかり。しかも、それぞれのお姫様の好みに合わせてか、豪華な内装になっています。そこで妙に歓待(主に性的な意味で)されたり、元気なツンデレにあったりしますが、結局捕まってしまいます。結果して、強制労働=看守をさせられることに……
この牢獄は、いろいろな理由で国から逃れた(自主的含む)お姫様たちが暮らす場所。暗殺などを防ぐため、牢獄を利用しているとのこと。もともとメイドさんが、お世話をしていたんだけど、お姫様たちの我が儘や労働条件の悪さに全員が退職してしまい「決して辞められない」祝太を看守として利用することになったらしい。

開き直った祝太は一生懸念働き、看守というよりは執事のような働きをし、お姫様の信頼を得ることになります。さらに、信頼だけでなく「異性」としての愛も受けるように……特に花の王国フロレニアの王女・ピアとは、かなりいい雰囲気に……ついでに牢獄主からも、性的に迫られたり(天井のシミを数えているうちに終わる……って逆だ)ずっといて欲しいと言われるようにまでなります。しかし祝太は、異世界の住人。元世界には、家族や友人もいるため、なんとか戻りたいと考えているわけで…

牢獄の生活に慣れてきたころ、ピアを奪いに襲撃した軍隊(王様がピアを見初め、嫁にしたいと攻めてきた=ロリコンだな)が現れ、獄中は大混乱に。その隙に、謎の少女カスミ(そもそも祝太を異世界に連れてきた張本人で、無実の罪をかぶせた人)の手引きで脱獄を図ろうとします。

しかし、軍隊の力は想像以上に強く、ピアが奪われてしまいます。その際ピアは祝太に冷たく当たりますが、その真意は?

ハーレムものの皮を被ったファンタジーですね。なかなか面白い作品でした。お姫様たちのキャラもしっかりしており、個々の存在が明確。会話もテンポよく楽しめます。ただ、祝太が異世界に来た理由が、最後のほうまで描かれないので、とまどいが大きく前半物語に入り込めなかったのも事実。最後まで情報を明かさないことに意味はなかったと思われますので、前半でバックボーンは説明して欲しかったですね。そこが残念です。

★★★☆
posted by あにあむ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 一迅社文庫

契ってください魔王陛下。(2)


著者:あさのハジメ
出版社:講談社ラノベ文庫
契ってください魔王陛下。(2)

火事から再建されたひなた寮で、クリスやライラたちと一つ屋根の下で暮らすことになった公太。転入生として、ひなたの通う高校に入ることになった一同ですが、ひなた・クリス・ライラはさっそく公太と学校でどれだけラブコメが出来るかという勝負を始めてしまいます。さらに夜界からエルフの少女・ルサルカが召喚されてきます。さらに混乱に拍車がかかる人間関係……そんななか、なぜか公太は三人と遊園地でデートすることに…しかも一人ずつ別に「同じ日」に…これは公太なりの優しさで「順番をつけてしまうと、後にされた女の子が悲しむから」。だから三人には「他の女の子とデートする」ということを内緒にして同一日にトリプルデートを試みます。で、そんな都合のいいことがスムーズに進む訳はなく、バレそうになるわ、さらに新たな魔族とのバトルは始まるわ……

甘々ラブコメに、ダークサイドから切り込んできたのがショコラ。でも結局は名前のように甘々になっていくのでしょうね。まあ、そういう物語だし。いまのところヒロインは5人登場しています(めっちゃん除く)

ひなた:妹属性(ってか、実の妹)
クリス:メイド属性
ライラ:ペット属性
ルサルカ:マッドサイエンティスト
ショコラ:恋人属性
???:???
この6人から選ぶんですね。って「恋人」で決まりじゃないんだ。属性からすると、ルサルカは、選外のような気もします。

★★★
posted by あにあむ at 11:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫