2014年04月28日

戦女神の異界決戦


著者:糸緒思惟
出版社:一迅社文庫
戦女神の異界決戦

最近よく見る「ヴァルキリー」ものです。主人公が突然異世界・アースガルズに迷い込んだことで物語がスタートしています。いつも思うんだけど、異世界に召喚された主人公って、あっさりその境遇を受け入れるんですよね。普通、元いた世界に帰れそうにない(方法がわからない)ということになれば、かなり慌てることになると思うんだけど...

今回の主人公も「数十年に一度現れるというオーディン」という立場をあっさり受入、ヒロインズが通うヴァルハラ学園での生活を満喫しています。召喚直後に、異界からの侵略者であるムスッペルに襲われたということも影響しているのでしょうが、元いた世界のことは、ほとんど語られません。戸惑いはあるようですが、ヴァルキリーであるミカナたちとの日常に入っていきます。学園に男子生徒は一人ということで、当然のことにハーレム展開になっており、ヴァルキリーの能力を高めるのは「オーディンの愛」という展開へ。メインヒロイン・ミカナを中心に、10人のヴァルキリーに「等しく」愛を注がなければならいないという設定になっています。ので、ラブコメ展開が楽しめそうです。

ところでこの作者さんは、別レーベルで、かなり変態な小説を上梓されています。元々同人エロソフトをノベライズ(一般レーベル)した作品では、小学生が裸マントで出てくるなどやりたい放題。あげくは3人の少女が並んで野外放尿...というとんでもないもの。同じ作者なので、若干の不安があったのですが、こちらのレーベルでは、比較的おとなしめになっており(お約束的に放尿シーンはあるんですが)、ストーリーを楽しむ作品になっているようです。

この作者に求めるものはこれではない! という意見もあるようですが、ラブコメ(少々エロ)として、充分に楽しめる作品ではないでしょうか?

★★★
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2014年04月26日

我が家のダンジョン


著者:天羽伊吹清
出版社:電撃文庫
我が家のダンジョン

とある時期から世界に大量のダンジョンが発生し、世の中に魔法や魔物がはびこる世界が舞台。主人公は、日暮坂兄妹。父親の夢である「一国一城の主」をかなえるべき、新築一軒家。そこは、地下に巨大なダンジョンを抱えていた。女性であれば、年上・年下、種別を問わずストライクゾーンな、残念イケメン・慧慈と、13歳ながら巨乳の持ち主である妹・得藻が遭遇した非日常な日常が描かれます。

まず前提として、魔物や魔法が普通に存在している世界であること、魔物が人間の言葉(日本語)を話しているということを理解しないと、なにがなんやらになります。

新築の家に引っ越してみたら、地下がダンジョンだった...しかもそのダンジョンからようやく外に出たら、自宅がダンジョン化していた...しかもそのダンジョンを造ったのは、実の両親だった...と衝撃の事実が続きますが、基本はギャグコメディとなっています。基本、魔物もどことなく面白い存在ばかりなんですね。なので、楽に読めてしまうのですが、なにも残らなかった。「何かが」足りないんでしょうね。もう少し芯がはっきりしていたら、もっと面白かったのではないでしょうか?

慧慈は、羞恥心が欠落しているというか、どこでも脱ぎたがりのセクハラ男。それでも決める時は決めるという、ギャグストーリーの定番的主人公になっています。ダンジョン化した自宅の風呂で、先代魔王の娘(ロリ美少女)の全身をくまなく洗い(なにで洗ったのだろう?)ピクピクさせるという、犯罪を犯すかと思えば、魔物を一刀両断するシーンもあったりして。

どうやらこの兄妹は、勇者になる素質があったようです。慧慈のセクハラさえなければ、かなり真っ当な勇者になれそう。それこそハーレムが自然発生してもおかしくないレベルで強いようです。

今回は、兄妹とその両親以外の人間は登場しておりません。基本魔物ばかりでした。次回以降があるとしたら、人間の登場人物が増加するのかな?

★★☆
タグ:異能 ★★☆
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2014年04月25日

ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・コスモス(2) 風のラブソング


著者:加納正顕/F.E.A.R.
出版社:富士見ドラゴンブック
ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・コスモス(2) 風のラブソング

ダブルクロス・コスモスの2巻目。
UGN神戸第三支部のエース・海藤辰馬や、イリーガル・今春そよぐは青春まっただ中。辰馬は、彼らの同級生・五十嵐未来からデートに誘われます。そんな青春ラブコメの予感が漂う頃、謎の組織・ゼノスがフェイドに接触を図り、宇宙からの侵略者・ピルグリムの襲撃を受けます。世界を震撼させる危機からそよぐたちは「日常」を守れるのか?

PCたちが、その年齢ならそう動くだろうという動きをしているので、臨場感のあるリプレイになっています。たっつんと呼ばれることに抵抗する辰馬。彼の出自を考えると「強くありたい」という気持ちが勝るんでしょうね。
そよぐも、親友・未来の恋を応援したいという気持ちと、戦友という以上の感情を抱きかけているたっつんへの想いが交錯して、もやもやした気持ちをもてあましています。フェイドは、異星人らしく、少しずつ人間の機微を覚えていく姿が明確に描かれています。

これだけプレイヤーがロールプレイしてくれたら、楽しいセッションになるでしょうね。ゲーム上「不利」になるとわかっていても「このキャラはこう行動する」というのがブレていないので、面白さが倍増しています。

そよぐのオーヴァードとしての成長、ヘタレたっつんに青春はくるのか? などまだまだ楽しめそうな要素はたくさんありそうです。そんな中、少しずつフェイドが自らの目的を思い出してきているのが、どのように転がっていくのか?(このロールプレイもすごいですよね。知っていることを知らないとロールプレイするだけでなく、状況に合わせて、少しずつ違和感なく思い出していくなんて) ダブルクロスは「裏切り」がテーマになることが多いリプレイですが、出来ればこのままの雰囲気で終わって欲しいですね。

★★★☆
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2014年04月24日

銀弾の銃剣姫(3)


著者:むらさきゆきや
出版社:MF文庫
銀弾の銃剣姫(3)

わふぅ! ガンソーディア Vであります。
世界の命運を握る「刻印銀弾」 世界に6つあるその銀弾がまた異世界人の手に落ちたという情報が、四人の銃剣姫とハーレム生活を(違うか)送る蛍介の元に届きます。ルノアたちは、かつての戦友・フィーアを心配しますが、鷹姉の助言に従い、予定通り美砂とプールに出かけることに。
ということで、美少女(ロリ)に囲まれた蛍介のハーレム生活を描く(違う!)銃剣バトルの第三弾となります。

前半は、四人の銃剣姫に美砂も交えてプールで遊ぶという、ほのぼのラブコメパート。幼なじみヒロインは冷遇されるというのが、昨今の王道ラブコメのようですが、美砂の冷遇度合いは酷いですねえ。もう負けフラグをまき散らしてしまっています。しかもそれを受け入れているところが、健気すぎる。もう少しいい目を見させてあげてもいいと思うんだけどなあ。まあ美砂も異常に「物わかりがいい」という側面があるので、余計そうなってしまうのかな?

ほのぼのしたプールでの休日は、蛍介の前に銀髪の美少女(全裸)が現れたことで、終了します。彼女はニゲテ…パパ!」と叫びます。そして、蛍介を連れて、女子更衣室へ。さすがに、別のものに捕まるということで、なんとか美砂がついて行くことで納得させますが、さらに不可解な出来事が...

後半は雰囲気が一変し、異能バトルの連続となります。前巻では、蛍介のあまりの「不死身さ」に半分コメディになりかけていた戦闘パートですが、今回はかなりシビアな闘いになっています。敵が強くなってきたのか、クライマックスが近いのか?

2巻は、むらさきゆきやさんらしい「ろり」全開のラブコメでしたが、今回はシリアスとコメディの振れ幅がすごく大きいストーリーになっています。「ゆうれいなんか見えない」もそうでしたが、戦闘シーンでは容赦なく人が死んでいくのに、ラブコメシーンはこれでもかというくらいふにゃふにゃなんですよね。それが持ち味なんでしょうが、さすがに今回はちょっと疲れたかな?

★★★
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2014年04月22日

俺が主人公じゃなかった頃の話をする(3)


著者:二階堂紘嗣
出版社:MF文庫
俺が主人公じゃなかった頃の話をする(3)

せっかく2巻で面白くなってきたのに、またもや構成が無茶苦茶だ〜!
今回のサブタイトル「なぜか選択肢がふえている件」に合わせ、主人公・三柴直道の目の前にそのとき取るべき「選択肢」が見えるようになった...ここまでだったら「ありがち」と作者さんは思ってしまったんでしょうね。その選択肢すべてに話を作って、ゲームブックのような形態にしてしまった。これは大失敗。読みづらくしただけで、ストーリーは追えなくなるし、そもそもゲームが目的じゃないんだし、選択肢でストーリー変えられても困る。結局、どれが「本筋」かわからなくしてしまっただけですな。
そもそもゲームブックは、一章が数行から数ページまで。そうしないと、ストーリーが追えなくなりますし、作成にはかなりの力量が必要。矛盾しないように、かつ選択したことが、ストーリーの展開につながるように。この作者には、そういう力量はないようです。
要は、ヒロインを増やしすぎて、かつそれぞれが属する世界を「矛盾する」世界にしてしまったため、コントロール出来ていないんでしょうね。それぞれの分岐で発生するイベントが本筋と関係ない。というか、なくてもストーリーは成り立つものばかり。Zappingをしているかのような、接点のなさ。出来の悪いラブコメをぶちぎりにしたような作品。

メインストーリーは、ほぼ進んでいません(というか、この作品にメインストーリーがあるのか?) こんなおちゃらけやるんだったら、番外編・短編集でよかったのでは? 本来なら結末に向けての大切なブリッジになる巻だったと思われます。それをおふざけで終わらせてしまったのは残念。イチャラブも、ストーリーの中で継続性がないと、意味がないんですよ。

4巻できちんと状況を回収できないようだと、シリーズだけでなく作者そのものをパスかな? 2巻は非常に面白かっただけに残念です。編集者さんももう少し作者の力量を考えて「止める勇気」が欲しかったですね。こういった手法は、シナリオライターさんなら、もう少しうまく料理できるのかも知れませんね。

とりあえず、次巻に期待。「普通」の小説手法でヒロインたちを動かしてください...

※ゲームブックは『火吹山の魔法使い』などを読めば、どのようなものかわかるかと思います。きちんと確立されたジャンルです。きっちり練り込まれたゲームブックは、面白いものです。

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2014年04月21日

アリアンロッド2E・リプレイ・オーバーキル ピアニィの不思議なオルゴール


著者:大竹みゆ/F.E.A.R.
出版社:富士見ドラゴンブック
アリアンロッド2E・リプレイ・オーバーキル ピアニィの不思議なオルゴール

殺意様こと大竹みゆさんがGMを務めるセッションリプレイ。プレイヤーとしては、ベテランの域に達した殺意様ですが、リプレイライターとしては初。果たして?

プレイヤーは、きくたけさん、社長、はにゃあ藤井さんに緑谷さんという歴代GMたち。リプレイの趣旨は、殺意様がGMたちに日頃の恩返しならぬお礼参りをしようというもの。もう、到るところに殺意が散りばめられています。導入は、みゆさんがリプレイで演じたキャラクターたちが「恥ずかしいものをなくした」と各PCに泣きつくという流れ。ピアニィは簡単にこれない状況なので、代わりにヤンヤンが依頼に訪れます。

初心者GMということもあり、シナリオは単純なものとなっていますが、ダンジョンは手助けをしてもらったということもあり、一筋縄では攻略出来ません。ファンタジー...ではなくファンシーなエネミーたちなのに、殺意は満タン。かなりシビアな戦闘バランスとなっています。まあ気心知れたメンバーであり、みなベテランプレイヤーなので、かろうじてバランスがとれているといったところでしょうか?

正直に言います。この作品を単体のリプレイとして評価したら、駄作です。でもアリアンロッド・サガのファンブックとして捉えると、自らのキャラ特性をうまく生かしたおもしろいリプレイです。ドラン型ドラム缶などのネタも散りばめられており、ピアニィ達らしく、複雑な陰謀もなく純粋に楽しめるという点も高評価。

さすがにこのネタでもう一冊は辛いだろうけど、こういったスピンアウト外伝というのもいいですね。

★★★☆
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2014年04月19日

ろりひめさまの建国日誌(2)


著者:箕崎准
出版社:オーバーラップ文庫
ろりひめさまの建国日誌(2)

ガーランド号で、独立国を名乗るメリッサを、とある国のやんごとなき姫君、某国大統領のご令嬢、さらには妹・芽依とともに助けた海鳴和樹。今回は、臣民をどうやって増やすか! というストーリー。女の子たちは、メリッサのメイドさんであるアリスなど一部を除き、基本10歳。前回は和樹が得意なMMORPGを使ったストーリーになっていましたが、今回は動画サイトが使われています。どうも動画サイト(特に「歌ってみた」など)でのコミュニケーションは、理解できないものが多いので、今回もよくわからなかったです。

臣民とファンとは違うと思うんだけど、同一視されています。そもそもアイドルが歌う映像みて、独立国の臣民になろうとするかなあ? 単にグッズ販売して「儲けよう」というだけにしか見えない。新しいヒロイン(当然ちびっこ)も登場しているんですが、今度は吸血鬼ですか... もともと非現実的な設定だったし、そこにファンタジー要素が入り込んでも、さして問題ではないということですか。正直、どちらに進もうとしているのかさっぱりわからなくなってきました。なんか1巻と正反対の評価になってしまったなあ。

このシリーズも、もういいかな。それとも、もう少しだけ様子みるか?
タグ:ラブコメ
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2014年04月18日

ロウきゅーぶ!(14)


著者:蒼山サグ
出版社:電撃文庫
ロウきゅーぶ!(14)

本編はすでに終了しているので、短編集です。だから連番はやめて欲しいなあ。

・慧心がーるず・とらべりんぐ!
 美星の誕生日を、慧心女バス6年メンバーがお祝いしようと企画したことから始まる、障害物競走というか宝探し? 美星の指示書をもとに右往左往しながら、最後は山登りというストーリー。
もちろん通常運転なすばるんの目の前で、紗希のぶるまが掃除機に吸われ、ぱんつもあやういところまでずれてしまうとか、荷物を運ぶ時に愛莉の服がまくれ上がりあわやとか、肩車から落ちた智花のおしりを顔面で受け止めるとか...という日常風景が展開されます。もう捕まえてあげて...

・胸騒ぎの体育祭っ!
 慧心学園の体育祭。さすがに昴の出番はゼロ。そのため夏陽の一人称でストーリーが展開します。いつもよりも荒っぽい口調が、小学生らくして面白いですね。夏陽が主人公ということで、いろいろいじられております。一番笑ったのは、借り物競走でネタを引いてしまい、ひなたがおでこに「王子」と書くつもりが、なぜか自分の名前を書いてしまい...好きな子のサインを額に書かれた男。いやあ漢ですねえ。

・こどもの国のアリス
 次も慧心学園が舞台。今度は文化祭ということで、昴も登場。昔なら「近所のお兄ちゃんやお姉ちゃん」が遊びに行くという感覚でよかったのでしょうが、昨今はいろいろ問題がありそう。家族でもない昴より、愛莉の実兄である万里が「ようやく招待してもらえた」と喜んでいるのはご愛敬。
この学園の文化祭レベル高いですねえ。小学生なのにメイド喫茶だなんて。そこでメンバーのご両親(主にお父さん)とあっちむいてホイ!対決をする昴。いや、一位になった人は、好きな子を専属メイドに出来るということらしく。最初は「父親」に譲るつもりだったものの「君の気持ちはその程度か!」と挑発され、受けることに。優勝してしまったら、5人のうち「誰を選ぶのか?」で一悶着あるのは想像できたはずなのに...さて昴の選択は?

・小学生と文化な祭り
 ようやく昴の本拠地。高校の文化祭。そこにメンバーが招待されるという流れ。以前なら、そして普通なら別になんの問題もないんでしょうが、バスケ部が休部になったのは、部長が小学生と交際していたことが問題となったから。そんなところに、小学生ズが現れたらどうなるか? 悩む昴に葵が解決策を思いつく! それは「昴が女の子だったら、ノープロブレム!」というもの。女装してかえでちゃんとして、メンバーと会うことになる昴。完璧な女装に、男子を撃墜しまくっていました。

・温泉決戦大作戦
 慧心学園養護教諭・冬子が、親に勧められた見合いを断る口実として、昴を偽の恋人に仕立てたことから始まるストーリー。冬子の実家である温泉旅館に昴を連れて行くことになり、なぜか女バスメンバーも同行することに。葵は5年生メンバーと居残り。万里は「昴から頼まれて仕方なく」同行することに。って、こいつも大概うっとしい性格だなあ。途中からバスケ対決に話が流れてしまったのが残念。あまりにもゴリ押しすぎて、話の流れが途切れてしまっています。「バスケ」がテーマの作品だからという理由のようですが、いらないシーンでした。

まだもう少し短編が続くのかな? あまりバスケに拘らずストーリー展開されていくと、おもしろいんですけどね。

★★★☆
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2014年04月15日

俺と彼女が下僕で奴隷で主従契約(2)


著者:なめこ印
出版社:富士見ファンタジア文庫
俺と彼女が下僕で奴隷で主従契約(2)

主人公は、なぜか魔女騎士を育成する学園に「契約獣」として召喚されてしまったハヤテ。召喚者は、少々(かなり)Hなシェリー。彼女から「契約の対価として、奴隷になってもいい」と訳のわからない条件で、契約したのが前巻...らしいです。って、てっきり1巻も読んでいたと思ったら、読んでいないどころか購入もしていなかったことに後で気がつきました。いや最近似た設定の小説が多いから、あまり違和感なかったですねえ。って普通は気がつけよと思いつつ。

なんだか学内ランキング上位ランカーとなったシェリーたちが、タッグ試験に勝利し、クエストを受注するためビクトリアと組むことになります。なぜかビクトリアがハヤテに対してスキンシップを図ってきて、もともと仲の悪いシェリーと険悪な雰囲気になっていきます。

ビクトリアの姉でありヴェルデ家の当主・シルヴァーナを軸に、絆を深めていく3人。ということでいいのでしょうか? そこかしこにHというか下品な下ネタが散りばめられております。

ということで、特徴もないし、下品なシーンも多いので、この作品はもういいや。

そうか、思い出した。1巻出たときに購入しなかった理由。あらすじは面白そうだったので、購入予定に入れていたのですが、書店で実物を見た際、表紙の下品さに購入を見送ったのだった...それ忘れて、今回はネット購入してしまいました。ラノベは表紙大切ですね。

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2014年04月14日

椎名町先輩の安全日(2)


著者:サイトウケンジ
出版社:MF文庫
椎名町先輩の安全日(2)

1巻で、椎名町先輩が「ロード」であったり、次郎が『神性異能タナトス』という異能を分け与えられたりという展開があったのですが、前作「101番目の物語」に比べて、読みづらい作品という印象がありました。それがかなりすっきりしてきましたね。ヒロインを先輩から識に変更したことがよかったのかも知れません。

主人公・桜田門次郎が、八殿識の実家が所有する別荘へ、椎名町先輩や藤里たちヒロインズと一緒に遊びにやってきたところからスタートします。別荘は識の従姉妹である八幡朝顔・夕顔の姉妹が管理しています。姉・朝顔は積極的な明るい女の子。妹・夕顔は清楚で控えめな女の子。どちらも美少女のようですね。

さらに先輩たちの浴衣姿に和み、幸せな時間を過ごしていたのに、台風により外部と孤立してしまいます。さらにこの日は、先輩の「危険日」でもあり、先輩を狙うにはうってつけの日。みんなで先輩を護ろうと張り切るのですが、そこに夕顔が「後でお部屋に行ってよろしいですか?」と誘ってきます。。部屋にいた夕顔は、浴衣を脱いで次郎に迫ります。どうやら勝負ぱんつはいていた模様。まあそんな誘惑、絶対裏ありますよねえ、というかしっかりあり夕顔に後ろから刺殺されます...普通ならここで物語終了ですが神性異能タナトスのおかげで、死ぬことはありません。でも心臓をとられてしまったため、椎名町先輩の生命を分け与えてもらっている状況。あまり長くは持たない...次郎は、真犯人を見つけることが出来るのか?

今回は、識と行動を共にすることが多くなっています。元々セクハラまがいの迫り方をしていた識ですが、一緒に行動することで、さらに心が近くなったようです。次郎は、心が壊れてしまい(失った?)、後付け理論で感情を取得しているため、駆け引きが苦手。そのため、思ったことをまっすぐいうため、ストレートど真ん中に投げて、相手のハートをわしづかみというシーンが多くなっています。まあいわゆる「ジゴロ」だわな。そのため、彼に想いを寄せる女性はどんどん増えてきており、まさにハーレム。電話越しにしか登場シーンのない妹が「識には気をつけないと」と言うように、識に対しては、憧れなどではないもっと近しい感情が芽生えてきているようです。識も「対価はベッドで」とかセクハラ発言かましまくっている割には純情なので、次郎の直球に照れていたりして、妙に可愛い。彼女にも秘密はあるようですが、それを差し置いても今のところメインヒロイン一直線な感じですね。

今回、いろいろ整理されてきたため、非常に読みやすくなっています。識だけでなくヒロインズの魅力も増してきており、ラブコメとしても面白くなってきました。映像化されると、夢に出てきそうなシーンもありますが、今のところラブコメとして楽しんでいていいようです。

年上・同級生・年下(妹)とヒロインが揃ってきました。次は大人の女性か、それとも幼女か? もう少し登場人物が増えそうではありますね。

★★★☆
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2014年04月11日

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.3


著者:聴猫芝居
出版社:電撃文庫
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.3

ネトゲ廃人たちが主人公の物語第三弾。巻を重ねるごとにネトゲ用語が増えてきているのが残念ですね。ラブコメとしても楽しめる作品なので、ネトゲに傾倒しすぎると、正直おもしろくなくなってしまいそうです。

どれだけ頑張ってもリアルとネトゲの区別が付かない残念美少女・亜子。決死の思いでリアル告白するネトゲの夫・英騎もあえなく玉砕。そんな姿を見かねて、ネトゲ部長により「ネットに繋いではいけない合宿二十四時」が開催されます。

って、普通の人にはどうってことない海でのバカンスとBBQというイベント。まあ青春まっただ中の英騎にとっては「リア充」なイベントですよね。一応リア充なイベントはこなしていくのですが、結局はみんなネトゲ廃人たち。最後はコラボイベント開催中のホテルへ向かうことになります。

そこで彼らは「ID乗っ取り」の被害に遭い、それはネトゲとリアルの区別が付かない亜子にとっては、とてつもなく大きな出来事で...

今回は、ネトゲにつきもののID乗っ取りや、それに伴うトラブルが描かれております。といっても、ネトゲ部のメンバーは基本廃人。ヒロイン・亜子はどうしもなく廃人なので、普通とは違う方向に話が進んでいきます。

途中に挟み込まれる亜子やネトゲ部メンバー(ヒロインズ)と主人公のラブコメは非常におもしろいのですが、いかんせん亜子の廃人度に磨きがかかっており、感情移入が難しくなってきました。最初から思ってはいましたが、すでにもう「病」の領域になってきて、笑えないんです。「ヤンデレ」とかいうレベルを超えて、即刻専門家によるカウンセリングが必要な状況。もしかすると、ネトゲやっている人には、普通なのかもしれませんが、笑いで済まされないレベルになってきましたね。

そろそろ担当編集者さんなど、周りがブレーキをかけないと、一般向けラノベじゃなくなってしまいそう。おもしろいではなく「怖い」という感想が上回りそうです。さらにイラストの下品さもマイナスかな。

★★
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2014年04月09日

ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たちリターンズ(2)


著者:秋田みやび/グループSNE
出版社:富士見ファンタジア文庫
ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たちリターンズ(2)

ぞんざいずのアンコールリプレイ第二弾。前回から少し時間が空いております。GMの腕なのか、それともPCたちのプレイスタイルがいいのか、最近のSNEリプレイとしては珍しく(失礼ですが)楽しめる作品になっています。古きよき時代のSNEテイストが残っているとでも言えばいいんでしょうか?

2話構成となっていますが、2話目は未完で「次回に続く」という形になっています。あまり文庫にすることを想定せずに進んだセッションなのかな?
1話目は皇帝暗殺未遂事件の事後処理シナリオとなっています。すでに英雄レベルになってきたパーティですから、このような大事に対応するのも違和感がありません。当然、敵のレベルも高くなっているのですが、ぞんざいずはGMの予想を裏切る形で事件を解決します。お互いチートなことをしたわけでもなく、それぞれのキャラに沿ってプレイした結果なので、これはこれで「アリ」な結末と言えます。

もっともGM的には、あまりも悔しかったということで、2話目に続くのですが、こちらは打って変わって騎士学校の修学旅行が舞台。騎士学校の学生という身分ながら、すでに英雄レベルのパーティであるため、修学旅行で準備されたトラップなど朝飯前なはず...でもそれにひっかかるのが、彼らのいいところです。

プレイヤーとGMの掛け合いが楽しいシリーズです。

★★★
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すずみんは肉食系火竜(3)


著者:西野吾郎
出版社:ファミ通文庫
すずみんは肉食系火竜(3)

これが最終巻ということで、突然駆け足になっています。非常に残念ですね。

今回は、白刃さんから「貴殿の両親を紹介してくれ」と言われるところからスタート。当然のように「告白」と勘違いした鋼平ですが、実際は鋼平の出自に関する仮定を検証するため...

がっかりする鋼平はともかく、鋼平の出自が明かになるとともに、すずみと鋼平の過去も明らかになってきます。しかし、すずみ一筋のようで、案外移り気な鋼平ですね。困ったものです。

普通は、幼少期(3歳頃)には目覚めるはずの竜の力。力が弱い時に目覚めるため、力がつく頃には、その制御方法も身につけているはず。ところがすずみは思春期をすぎてから、突如力に目覚めた。その理由が明らかにされています。さらにどんな生物でも禁忌とするはずの「共食い」衝動が鋼平に対してだけ起こるのか? 鋼平に懐くだけでなく、エサとして認識してしまうのはなぜなのか? という点もあきらかにされます。

一応伏線はすべて回収されているのですが、前半部分で出てきた霧生家や、冨士と陸軍の対立など、もっと広げて行けそうなネタが放置されてしまったのは残念です。せめてあと数巻続いていたらなあと思わせる作品でした。

ラブコメとしては、最近不遇な「幼なじみ」が一人勝ち状態。それも高校生が中学の時同級だったという「それは違うだろ」な幼なじみではなく、まさに「生まれた時から」の幼なじみ。その強みを存分に生かしています。

鋼平が離れる → すずみが暴走 → 愛の力で収める
以外のパターンが確立出来ていれば、もう少し続けられたのかも知れませんね。

★★★☆
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2014年04月02日

女の子は優しくて可愛いものだと考えていた時期が俺にもありました(2)


著者:二丸修一
出版社:電撃文庫
女の子は優しくて可愛いものだと考えていた時期が俺にもありました(2)

99%の男子が死滅してしまった世界。稀少な生き残りの一人・久我原湊が主人公。男性がシェルターに保護され、女性との物理的な接触が出来なくなり4年。その間に除染は、ウィルスの副作用でとてつもなく強くなっており...

「小説タイトルが長いと駄作になる」という前例通りの作品になってしまいました。まだ1巻では、義理の妹(血がつながっていると思っていたけど、母親によって血のつながりがないことを暴露された)有栖を中心としたラブコメになっていたのですが、今回はどうもね。ハーレム型ラブコメにしたいのか、純愛路線にいきたいのか? それともバトルものにしたいのか、はっきりしておらず軸がぶれまくっています。エッジが効いた変態として描かれていた「唯一の」男友達も、中途半端な扱いになってしまい、無駄遣い。

主人公の特異性を目立たそうとして、時々発生させるドタバタがストーリー展開をぶったぎってしまっているんですね。まあ4年くらいで、性に関する欲望が大きく変化するとは思えず(生物の基本的な欲求ですからね)それを無理矢理「変わった」としようとして、崩壊しているのかな?

今回は、美少女たちのアプローチに有頂天になっている湊が「地獄の96人連続デート」を行うことになるというのが、メインストーリーです。有栖による監視&罰ゲーム付きのデートは、最初の数人までは面白い。でもいかんせん人数が多すぎ、キャラのかき分けができておらず、中途半端に終わってしまいます。

結局「有栖」の存在が大きすぎ、また湊を「日本中に知られた男性」にしてしまったから、話が進められなくなっているんですよね。いっそハーレムコメディにしてしまったら、面白い展開があったのかも。

物語はまだ続くようですが、私はここで脱落。次はもういいや

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6度目の世界 はじまりの夢〜先輩は陰謀論好き?


著者:清水文化
出版社:HJ文庫
6度目の世界 はじまりの夢〜先輩は陰謀論好き?

そうだった、この作者さんの作風はこんなだった...
主人公は、夢能力の才能を持つ人間が集まるという聖ソムニア学園に入学することになった二風谷明司。そんな明司の夢に突然美少女が現れ「お願い。今、六度目の滅びが迫っているの。一緒に戦ってくれない?」と告げられるシーンからスタートします。

夢の中は、能力がある人にとっては「異世界」のようなもの。なのでこの美少女も実在しており、同じ学園の先輩・星野美夜でした。彼女が物語のメインヒロインになるんでしょうね。この二人を中心に、夢世界の中で「世界を滅ぼそう」とする勢力と戦うというのがメインストーリーになっています。

設定としては面白いです。でもそれを完全に生かし切れていないような感じです。設定同様、各キャラがはっきりしていないんですよね。正に夢の中といった状態。この作者さんのキャラクターの特徴なのかな。初期の「気象精霊」などでは、キャラの輪郭が明確で、独り立ちしていたんですが、蘊蓄が濃くなっていくのに反比例するかのように輪郭がぼやけてきてしまい...ここいくつかのシリーズは、蘊蓄が減ったものの(今回はほとんどない)キャラが希薄なのに磨きがかかってきており... 精霊あるいはそれに類する存在が出てきて、酒好きでというのもマンネリ化してきており...シリーズごとの違いがはっきりしないようになってきました。

このシリーズの続きが出ても購入しないだろうな。よほど魅力のある作品になっていない限り...好きな作者さんの一人だったので残念です。

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2014年04月01日

天使の3P!x2


著者:蒼山サグ
出版社:電撃文庫
天使の3P!x2

「くるみ、お願いがあるんだ。・・・付き合って欲しい。二人でホテルに行こう」
ということで、ロリを書かせたら五本の指に入る(?)蒼山サグさんの作品。

自分たちの家でもある「リトルウイング」という大切な場所を守るため3人の小学校5年生ががんばるお話。その方法は「音楽」。施設長がバンド好きということもあり、そこで暮らす3人も3Pバンド活動をしています。それを主人公である響が引きこもりの能力...違う、ボカロ使いの能力を発揮して手助けをするというストーリーです。

前回なんとかリトルウイング消滅の危機を脱しますが、今度はベース奏者である紅葉谷希美のおじいさんが登場し、彼女をイギリスへ連れて帰ることに。他のメンバーはそれを応援するのですが、本心はどこに?

今回も3人の少女と、それを見守る高校生のハートウォーミングストーリーとなっています。それに音楽が力を添えるという形。なので、音楽に対する蘊蓄は余り出てきません。ネット関連の話も詳しくは出てこないので、妙なひっかかりがなく読みやすい作品になっています。今のところ直接敵対する存在がないのも読みやすくしている要因かも。

もっともそれが故、盛り上がりに欠けるのも残念ながら事実です。今回は、3人のプロモーションビデオを動画サイトにUpしたことから物語が動き出しますが、あまりドラマティックな話はないままでした。

メインストーリーとは別に、サグ作品として外せないロリ成分もいっぱいばらまかれているのも特徴。相変わらず兄と一緒にお風呂に入っている妹・くるみ。そのシーンもかなりきわどい。リトルウイングの3人も相変わらずきわどい。
「響さんの前でそんな恥ずかしいこと!?」
「そこじゃなくて、もっと、奥の方まで」
「響にー。ここも、おさわりしてほしい」
...

いろいろとアウトのような気がします。さらに今回は「一緒の寝袋で男女が寝ると子供が出来る」という誤解のもと、桜花が響の寝袋に連れ込まれたりするシーンも。
一番アウトだったのは、ビデオ撮影中におしっこを我慢できなくなった潤が、なんとかトイレに飛び込んだ後、ビデオを持ってトイレに入り込んだそらの行動。どうも「何か」を撮影したようで... 所持しているだけで問題になりそうなブツになっていたようです。

前回は、1巻完結という感じでしたが、今回は次巻へのヒキが最後にあります。ということで、続くようですね。ただ次回のメインがネット関係者になるようで、あまり動画サイトにこだわった作品にならないようにして欲しいですね。

★★★☆
posted by あにあむ at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫