2014年01月31日

剣帝の女難創世記(2)


著者:稲葉洋樹
出版社:富士見ファンタジア文庫
剣帝の女難創世記(2)

異世界召喚型のハーレムラブコメ。不必要に貞操観念の強い中山戒が主人公。英雄と契ることで、強くなるという伝承がある異世界に「英雄」として召喚されたため、女の子たちにえっちを迫られることになり、そのうち落ちこぼれ班である24班のメンバーとして、学園2位の班に勝ち、ますます狙われるようになった戒。今回はトーナメント戦のために、強化合宿を行うことになって...

本来は、能力の強化がメインのはずなんですが、なぜか班のメンバーからは「い、いっらしゃいませ、ご主人様・・・にゃん」と迫らることに。しかも今まで男嫌いで、一歩引いていたはずのミラからも「わたくしを、抱いてくださらない・・・?」と、はだかで迫られることに...合宿の練習相手である1班のリーダーからも迫られる戒。彼の貞操は守られるのか?

今回のメインヒロインはミラ。実家から、学校を退学して結婚するように言われて、悩んでいるところ。なぜ彼女が、この学園に固執するのか? についても明かされています。前巻「薄っぺらい」と感想を書きましたが、今回はミラのエピソードを軸に、ヒロインがようやく動き出してくれたという感じですね。まだ戒の行動の基になるものが明確にされていないので、絵空事感が拭いきれていませんが、ヒロインズに血が通うようになってきたので、おもしろくはなってきました。少しずつ面白くなるタイプの小説なのかも知れません。

★★☆
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2014年01月30日

アリアンロッド・サガ・リプレイ(12)悠久のラストクィーン


著者:菊池たけし/F.E.A.R.
出版社:富士見ドラゴンブック
アリアンロッド・サガ・リプレイ(12)悠久のラストクィーン

終わった〜。アリアンロッド・サガの最終巻。派生シリーズなどを入れて、50冊超5年半ですか...ちょうどいいくらいの長さかな。

アルディオン大陸をつなぎ止めるため、氷に閉ざされたまま祈りを捧げるピアニィ。旧エストネル王国で、偉大なるヒースが大地に根付き、ピアニィが解き放たれるところからスタート。仲間(忘れていたけど、ギルド名・アブソリュート)と、最後の決戦に赴きます。そこに、ナーシアとアキナが応援に駆けつけ、前半は6名パーティでの冒険となっています。

すでに、ダイスがどうしたというレベルではなくなっている、ピアニィたち。なので、どちらかというと、ストーリー重視で進んでいきます。(裏では、かなり時間がかかっていたようですが) 一見すると、一本道シナリオのようですが、ピアニィたちの選択によって、大きく物語の方向性が変わるシナリオになっています。今までのセッションの中で、キャラクターがはっきり一本立ちしているが故できるシナリオでしょう。

ピアニィたちによるフェリタニア建国でスタートした物語は、反フェリタニアだった人々も巻き込み、さらには過去も巻き込み、一つの「戦記」として完結を迎えております。もちろん、一つの時代が終わっても、歴史は続いていきますし、ピアニィたちにも物語の続きはあります。リプレイの趣旨からすれば、それを紡いでいくのは、読者なのでしょう。
ピアニィとアルの恋の行方は、どうなるのでしょう? アキナにも青春は訪れるのか? いろいろ知りたいことがありますが、それも自らが想像していけばいいのかな。

そうそう、前シリーズから続けて登場のベネット。その言動から忘れそうになりますが、伝説クラスの英雄なんですよね。大陸を超えて活躍していることから、どの登場人物よりも権力者への影響が強いのではないでしょうか? 射撃の腕前もすごいものですしね。さらに忘れがちですが、本来犬耳の美少女だったはず! いろんな意味でヒロインになれる存在だったのに...でも、これからもベネットは、どこかの海岸でひからびているんでしょう。

大きなシリーズのラストにふさわしいエピソードでした。

★★★★☆
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2014年01月28日

ゆうれいなんか見えない!(7)


著者:むらさきゆきや
出版社:GA文庫
ゆうれいなんか見えない!(7)

もう出ないのかと思っていた7巻。やはりというか、今回が最終巻。前回、敦志が仙人の修行から戻ってきて、依からキスされ、刹からも迫られ、小学生ずによる三角関係ができあがりそうだったのに...少し続くはずだったシリアスパートのまま、終わってしまったような気がします。残念だなあ。

今回は、最終巻ということで、隠されていた依の秘密も明かされています。そのあまりにも重い秘密に依はついに耐えきれなくなり..
「…わたしは…決めました…誰が、犠牲になるべきか」
「あかん!依、あんた…自分を黄泉路に落とす気なんか?」
風雲急を告げる展開の中、敦志は、依も世界も救うことができるのか?
ラブコメ部分は、冒頭と終盤のみ。なんだか消化不足ですねえ。むらさきゆきやさん自身がロリ書くのに疲れたのか、それともなにか思惑があるのか(元々表紙と口絵・挿絵の絵師が違う作りでしたし)わかりませんが、当初描かれていた最終型とは違う形で終了したのではないでしょうか? もったいないなあ。

でも、ラストシーンはいいですね。「ゆうれいなんか見えない!」というタイトルが生きてくるエピソードでした。ちょっと駆け足過ぎるような気もしますが、うまくまとまっているなと。下世話な勘ぐりですが、ラストシーンの直前、あの二人行き着くところまで行き着いてしまった雰囲気なんですが...依ちゃんって、そういう知識も欲もなかったんじゃなかったっけ? まあ二人が幸せだったらいいか。

★★★☆
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2014年01月27日

ストライプ・ザ・パンツァー


著者:為三
出版社:MF文庫
ストライプ・ザ・パンツァー

「パンツァー」といっても、最近なぜかよく聞くようになった「戦車」の意味ではありません。存在しない単語として直訳した「縞ぱん」のことだったりします。で、その縞ぱんが主人公...この時点で頭痛しかしませんが、最後まで頭痛しかない作品でしたね。これ褒め言葉でもあります。MF文庫Jライトノベル新人賞・審査員の三浦勇雄さんも書かれていますが「変態」を最後まで貫き通すのって、体力いるようなんですよね。実際「変態」が出てくる小説って、途中で息切れして、妙にシリアスに振ってしまったり、もしくは完全に破綻して、読めたものではない作品になってしまうことが多いです(実際そういう作品を見てきた) そういう意味で、この作品は最後まで「変態」を貫き通した「すばらしい」作品なのかもしれません...

ヒロイン・姫川響子が、交通事故で瀕死になっているところに、記憶を失った主人公が通りがかったというのが、導入。なぜか彼女を見捨てることができず、彼女のぱんつとして寄生することで、彼女の生命を救います。 主人公の能力により、奇跡的な回復を見せるのですが、安定するまでは、主人公をはき続けなければいけないという悪夢。普通のぱんつならともかく、話をする宇宙人ですし、どう見ても性別(?)は男ですもんねえ。そりゃいやだわ。

そこからの展開は、主人公がぱんつという点に目をつぶれば、地球侵略者との闘いという、ある意味定番なものになっています。ただ、なんせ主人公がぱんつ(しつこい!)。そこかしこに下ネタが散りばめられ、よくわからないことを熱く語る登場人物たち...主人公が能力を発揮するためには、ぱんつの繊維を収縮させてエネルギーを発生する必要がある。そのために、ぱんつパッチーン(ぱんつの両端をひっぱり、パッチーンさせる)が必要...スカートの中に手を入れて、ぱんつパッチーンするヒロイン・女子高生...さらに戦う敵は、ぱんつを食べる怪人...もうね、頭痛いとしかいいようがない。

でも最後まで読めたのは、文章が破綻していなかったから。おバカを熱く貫いたらこうなりました。という作品です。おバカや、下ネタに抵抗がなければ大丈夫。でも余裕のないときに読むと、暴れたくなること必至の爆弾でもあります。

★★
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2014年01月23日

ヒーローから転職した俺の使い魔な生活(2)


著者:神尾丈治
出版社:一迅社文庫
ヒーローから転職した俺の使い魔な生活(2)

主人公は水野犬斗。彼は、2年前に発生した大規模連続テロ事件のテロリストたちと、人知れず戦っていたヒーロ−。家族や仲間を喪う殺戮の中で「正義」に対する価値観がずれ、強化服も失い、新聞奨学生として暮らしていましたが、魔法少女カトリーナとの出会いにより、なし崩しにテログループとの闘いに巻き込まれます。

そんな闘いから数ヶ月。ラプター将軍一味も人間界での暮らしに溶け込むようになり、日常が戻りつつありました。現実世界と魔法世界がつながる「ゲートアクティブ」まで数日と迫った時に、黒いA-Dressが現れ...

ということで、魔法少女と使い魔による学園バトルアクションの第二弾...なんですが1巻での感想にも書きましたが、すごく重い。魔法少女を入れる意味がよくわからないくらい重い。さらに、超圧縮バージョンで書かれているため、展開がさっぱり読めない。重い設定と軽い設定が混在し、読みにくさに拍車がかかっています。この作者さんの作品は、かなり中二設定が多いんですが、それも読みにくさの原因かなあ。いろいろあって、無理矢理詰め込んだ感じがありあり。久しぶりに読みにくい小説だったなあ。

ラノベだから「軽い」、純文学だから「重い」という区分けは無意味ですが、もう少し読みやすい作品にして欲しかったな。

タグ:異能
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2014年01月21日

新妹魔王の契約者(4)


著者:上栖綴人
出版社:スニーカー文庫
新妹魔王の契約者(4)

エロコメ異能バトル...というかエロ+異能バトルの4冊目。前回、大きくバランスが崩れて、出来の悪いエロ小説になったと書いておりますが、今回もその崩れは戻っておらず、三文ポルノのようなイントロです。

ゾルキアを倒した、刃更たちが次に目指すのは「体育祭」を成功させること。学園異能バトルの日常シーンとして悪くはないエピソードです。でもねえ、体育祭を成功させるVs破壊するという、対立の構図は、前巻までの規模に比べて小さすぎるのではないかい? しかも刃更たち主人公ではない存在が、解決しており、そもそもこのエピソード必要だったのか? という感じも受けます。

今までは、同年代もしくは年下需要だったのが、今までも登場はしていた長谷川先生が「大人の魅力」で、刃更に迫っています。というか、ほぼなんかしてしまったようです。

英雄色を好む。まあ昔から言われていますが、刃更の好み方は少し異常な気もします。主従関係の契約とか、そんなエクスキューズが完全にふっとんでしまっていますね。今までは、女性側の描写しかなかったのですが、今回先生に対しては、発射してしまったみたい...もういっそレーベル変えて、そっち訪問で押していけば...

バランスが崩れたままの4巻。うーむ。

★☆
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2014年01月20日

僕と彼女とカノジョとかのじょ(1)


著者:田尾典丈
出版社:オーバーラップ文庫
僕と彼女とカノジョとかのじょ(1)

主人公は、神座木社(かんざき やしろ)という高校生。なぜか幼稚園頃以前の記憶が曖昧で、受け身な性格。ヒロインは、社の幼なじみで勝ち気な小野黒恵。黒恵に振り回されるというか、いじめられる(黒恵曰く、社は自分の所有物)毎日。でもなぜか黒恵の元を離れられない社。
そんなある日、黒恵が「願いを叶える」という泉に落ちてしまいます。そこに泉の女神が現れ、お約束の台詞を曰います。
「あなたが落としたのは、この金髪系女子ですか?」「銀髪系女子ですか?」「黒髪系女子ですか?」「正直ものには、すべて差し上げましょう」...って、女の子が3人に増えた! 二人とも黒恵とそっくり。金髪系女子は金恵と名乗り、黒恵のアクティブなところを強調し、明るくした性格。銀髪系女子は銀花と名乗り、幼い顔立ちや体格。黒恵が昔そうだったように、読書少女。この二人は、最初から社に好意を抱いており、ぺったりと。当然黒恵は面白くなく...というドタバタコメディとなっています。名前が小野だから金の斧かい! とギャグとしては、出オチなんですが、その後の展開が想像していたものと異なり、なかなか楽しいラブコメになっていました。

元々黒恵という存在から、枝分かれした金恵と銀花。3人が現世に存在する力が不安定になってしまい、いずれ消えてしまうと知らされ急展開。消えずに済む方法としては、社と添い遂げること。もしくは3人が同じ想いを抱くこと...社との絆を強くするため、お互い抜け駆けをしようとしながらも、実は互いのことを思いやっている三人。どこかに忘れてきた「女の子」の可愛らしさを具現化した金恵と銀花に圧倒されながらも、深いところで社との絆を大切にしている黒恵。少し切ないお話ではありますね。

魅力的な金恵と銀花というヒロインが、物語を引っ張っていきます。社も、単なる優しさだけでなく、3人の想いを真摯に受け止める強さも持った正当派の主人公。

可愛い女の子と、ギャグだけでなく、少しの切なさを加えて、よく練られたストーリー。ラブコメかくあるべし! という作品に出会えました。

★★★★
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2014年01月16日

俺のペット生活がハーレムに見えるだと?(2)


著者:おかゆまさき
出版社:電撃文庫
俺のペット生活がハーレムに見えるだと?(2)

1巻を地雷認定しておきながら、なぜか2巻まで購入していました。さらにグデグデ感が強くなっており、やっぱり地雷ですねえ。

一応、アクア寮という場所を守るための闘いというメインテーマはあるのですが、そこに至る経緯がよくわからない。さらに主人公が女体化する真意もわからないし、3本勝負の内容もわからない...

実験小説ということで、一般読者からのアイデアを取り込んだ作品とのことなんですが、出来の悪い三題噺を聞かされているようです。一つ一つの出来事の相関関係がまったく描けていないんですね。いっそ、おバカで突っ走ってくれれば、まだ楽しめるのですが、そこに無駄に(としか思えない)重い設定を加えてきて、伏線は投げっぱなし...TVを意味もなくザッピングしている感覚というか、複数小説からフレーズを適当に抜き出して、バラまいた感じというか...

次はないですね。というか作者そのものが私には合わないということがよくわかりました
タグ: 地雷
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2014年01月15日

アリアンロッド・サガ・リプレイ・デスマーチ(10) 伸るか反るかの大バクチ! !


アリアンロッド・サガ・リプレイ・デスマーチ(10) 伸るか反るかの大バクチ! !
著者:田中信二/F.E.A.R.
出版社:富士見ドラゴンブック

3ヶ月連続最終巻の2冊目。デスマーチも10巻で完結です。スタートした時は、無茶ぶりのための「色物」シリーズと思っていたのですが、ピアニィ正史に大きな影響を与える、メインシリーズの一つになりました。

「邪神の御子」の世界滅亡計画により、アルディオン大陸はもとより、全人類に破滅の危機が迫り、大陸の国家は、魔族・妖魔軍との決戦のために、連合します。その裏では、バルムンク最大の作戦が進み、救世主・アベルの野望が近づいています。死んだはずのグリンダの目撃情報まで現れ、混乱していきます。エンジェルファイヤーは、陰謀を砕くことができるのか?
というのが、メインエピソード。

主役であるアキナは、まっすぐな性格。自らの信念に向かって一直線な少女ですが、その一途さに人類の未来をかけるといった雰囲気になっていますね。エンジェルファイアーのメンバー=PC全員が一途というのも特徴の一つ。どこか抜けているドランにしても、裏目軍師・マルセルにしても、理想のために一途に突っ走っています。ギィについても、なぜ眼帯をしているのか? が明らかになり、実はすごくピュアな行動パターンだったということも明かされます。そういう前向きなパーティであるが故、無茶ぶりをされても、めげずにここまでこれたのでしょうね。

今回は、ラストエピソードということもあり、過去に登場したNPCたちが多数登場します。GMのクリティカル率に驚かされ、マルセルの裏目り方に笑い(今回は、シリーズ・キャラを超え、中の人レベルで裏めった)ドランにほっこりさせてもらい...特に「仲間の力」を強く感じさせてくれたシリーズでした。

あと一冊でアリアンロッドサガも完了なんですね。なんか人外の闘いになっている無印。果たしてどのように決着していくのでしょうか?

★★★★☆
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2014年01月08日

俺が主人公じゃなかった頃の話をする(2)


著者:二階堂紘嗣
出版社:MF文庫
俺が主人公じゃなかった頃の話をする(2)

「part2 なにやらヒロインが増殖している件」というのが今回のサブタイトル。その通り、新たなヒロインが登場しています。

半年前の事故...その状況がわからないまま、幼なじみ・妹・許嫁が現れ大混乱な三柴直道。前回は、夢の中の夢の中の夢(打ち間違いではない)という、ややこしい多重構造になっており、各ヒロインの言うことがそれぞれ矛盾するという、サイコホラー的な設定のラブコメでしたが、今回はラブコメ部分が中心となっており、悪酔いしそうな「多重構造」はありませんでした。というよりも、各ヒロインが同時に存在し「妹という設定」だとか、なにやら中二病的な状況になってきていますし。なんだか、もうリア充まっしぐらな生活ですな。どこが「平凡」なんだろうか? この主人公さん...

なんとか3人との生活(同棲ともいう)にも慣れてきた頃、風呂場で全裸少女と遭遇します。しかも、相手には羞恥心がない!
「む、胸を隠してくれ!」
「胸?」
「ばっちり見えちゃってるんだよっ!」
「なるほど、人間とは不便なものだな」
もういろんな意味で終わったようなシーンですが...

さらに、ゴスロリ美少女も現れ、直道のまわりはリア充一直線という感じになってきています。もちろん、直道が「強大な魔力の持ち主」であり、いろいろ観察対象になっているという設定も残っているのですが、ラブコメのほうがあきらかに中心になってきていますね。直道の天然たらしぶりにも磨きがかかってきていますし。

後半で、少々直道の周りに動きがあります。次巻では、シリアス成分が追加されることになるのでしょうか? 少なくとも、多重構造はやめたほうがいいな。かなり読みやすくなっていたもの。

★★★★
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2014年01月07日

アリアンロッド・サガ・リプレイ・ゲッタウェイ(5) 決戦☆クライマックス


著者:藤井忍/F.E.A.R.
出版社:富士見ドラゴンブック
アリアンロッド・サガ・リプレイ・ゲッタウェイ(5) 決戦☆クライマックス

ゲッタウェイも最終巻。アリアンロッド・サガ全体の終焉に向けて、物語が急展開しております。いろんなシリーズが混在して、すでにクロスオーバーという言葉が、生やさしく感じるくらい、各シリーズが有機的に結合しています。さらに、プレイヤーが複数キャラを受け持っている(シリーズ単体という訳ではない)ため、もうなにがなんだか...

ゲッタウェイは、リージュを中心として、小さな冒険を繰り返すシリーズかと思っていたのですが、最終的にはアリアンロッド・サガ全体の流れを左右するほどのシリーズになりましたね。

研究所で「造られた」という過去を持つリージュ。それ故「人の心」をどこかに置き忘れていた少女。それがいろんな人と触れあううちに「愛」を知るようになりました。

ヒルダは「復讐」というネガティブな目的しかなかった人生から、領主として人々を護るというところまで急成長。

ぐうたら人生を歩むはずだったギデオンも、彼自身の目的が明確なり、完全にとばっちりを受けたとしか思えないチコも、世界を護るという強い意志を持つようになりました。

わずか5巻というセッションの中で、着実に成長していったキャラクターたち。キャンペーンシナリオの醍醐味ですね。

最後に藤井GMから菊池GMへ無茶ぶりがありました。あと一冊。大きく枝分かれしていったアリアンロッド・サガは、どのような花を咲かせるのでしょうか?

★★★★
posted by あにあむ at 15:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラゴンブック