2013年06月28日

温泉ドラゴン王国(1)


著者:山川進
出版社:オーバーラップ文庫
温泉ドラゴン王国(1) 〜ユの国よいとこ、一度はおいで〜

主人公は、山ばかりの貧乏国家「ユ国」の王子・アリマ。父である現国王から国政を引き継ぐため、収支報告書を見たところ破綻寸前のひどいありさま。温泉以外に特に資源もなく、どうやって財政再建するか...悩む彼のもとに、隣国の研究員・ハナが「私に、温泉を調べさせてくださいっ!」と訪れます。ところが...

温泉に日常的に入っている癖に「温泉」という言葉が忘れ去られてしまっている「ユ国」さらに温泉の効能さえも...これって違和感があります。そのため、うまく物語に入れなかったのかも。言葉はなくなっていたとしても、毎日温泉に入っていたら、効能はわかるはず(気持ちいいとか、疲れがとれるというレベルで) というか、そういった効果がなかったらそもそも「入浴」という風習自体がなくなっているような...

ハナにより、温泉を合成することにより特殊な効能を発揮することがあることを教えられるアリマ。ここでいう特殊とは「馬がマグロになる」「アリがペガサス」になるといったもの。うん、ファンタジーですね。で、この効能は後々の伏線になっており、こういうところはうまいですね。「ネコ耳」がでて「にゃんにゃん」言うってのは、狙っただけかと思ったら、こちらも伏線になっていました。

あと登場人物としては、強度のブラコン・ユフィ。ドラゴン・ミササといった面々。そんな彼らが、ユ国再興のために、温泉旅館を経営しようというのがメインストーリー。ところがお客様は一筋縄で行かない人ばかりで、右往左往。

温泉、ファンタジー、ラブコメを無理矢理杵でついて混ぜましたという作品ですね。ラブコメも、グラマーなお姉さん、同級生(的な存在)、ロリ娘と取りそろえ、ロリ娘に羞恥心がないのはともかく、お姉さんも羞恥心がかけていて、同級生はどじ娘。もうラッキースケベが起こらないはずはない! という設定。姉弟で、裸のまま寝技ってのは、危険すぎますけどね。

登場人物の名前は、温泉地からとられています。アリマ=有馬温泉、ユフィ=湯布院、ミササ=三朝温泉、ハナ(花巻温泉?)などなど。

伏線の置き方や、ラブコメはおもしろいのですが、肝心の「温泉」部分がちょっとなあというのが正直な感想。ファンタジーと温泉って、あまり相性がよくないのかな? もう一つ「つなぎ」になる要素がないと、しっくりきません。

★★
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2013年06月27日

浮遊学園のアリス&シャーリー(1)


著者:むらさきゆきや
出版社:オーバーラップ文庫
浮遊学園のアリス&シャーリー(1)

「ロリの双璧」むらさきゆきやさんの新シリーズ。
街を空中に浮かべられる技術のある近未来が舞台。特有幻想(ディアレクト)という能力に覚醒した人は、一般社会から隔絶された空中学園都市(楽園=カナン)に集められている。主人公は、お菓子作りが趣味の普通(?)の高校生だったのに突然、最高レベルの幻想具現者(グローバーバライザー)と認定されてしまった、高校生・柾貴。そんな柾貴がカナンに来るところから物語は始まります。カナンには、柾貴の幼なじみ・シャーリーが住んでおり、再会を果たします。彼女は、身体は非常に育っているのに、柾貴に対する愛情表現は子供のときのまま。また彼女もレベル7(最高位)であるため、いろんな意味で柾貴は目立つことに...

柾貴は、シャーリーと再会した直後に生命の危険にさらされることになります。そのとき助けて(?)くれたのは、こちらもレベル7のちんまい美少女・アリス。実はシャーリーとアリスは、幻想を悪用した校則違反者を取り締まる規律委員(ブレイカー)における最強(最恐)ペアでした。
この騒動が原因で、シャーリーとアリスは喧嘩をすることになり、チームを解消してしまいます。さらに柾貴が最高レベルということで、アリスは新しいパートナーに柾貴を選びます。さてどうなるか?

とりたてて目新しい設定はありません。どれもどこかで見たことのあるものばかり。アリスは、もうまんま「不思議の国のアリス」ですし(特有幻想もまさにそう。トランプの兵隊って大丈夫なのかな?)、シャーリーとのペアである「お助け猫(ヘルプキャット)」が、事件を解決するものの周りの被害のほうが多いってのは、「ダーティペア」のユリとケイですね。二人が喧嘩すると、まわりがとんでもないことになるってのもそのまま。

でも、アリスの突っ張ったところや、見た目ままの可愛いところ。シャーリーの元気娘ぶり。柾貴の妙に度胸が据わったところ。などキャラクターが生き生きしているので、一つの作品としてきれいにまとまった感があります。

次巻では、もう少しオリジナリティのある「なにか」が追加されたら最高の作品になっていきそうなんですけどね。

ヒロインズの年齢は高めですが、ちゃんと「はふぅ」も入っており、むらさきゆきやさんファンとして、満足ではあります。

★★★
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2013年06月26日

シスターサキュバスは懺悔しない(2)


著者:折口良乃
出版社:電撃文庫
シスターサキュバスは懺悔しない(2)

見習い神父エイクのもとに集まってきた、人外な存在たちによるハーレムコメディ。見習いシスターとして、エイクとともに教会で働くことになったのは、美少女・シルヴァ。神に仕える敬虔な身なんですが、その正体はサキュバス(淫魔)。聖職者にとって、大罪となる「姦淫」の象徴のような存在。シルヴァはサキュバスとしては落ちこぼれ(未だ、経験がない)ではあるのもの、本能的なものなのか、突然脱ぎ出すという癖や、意識せずに性的な言葉責めをするなど問題が多い。教会には美少女シルキー(ただし、毒舌)やら、守護竜・美少女など人外美少女が集まっています。

さらに今回、神獣スフィンクスが現れ(なぞかけが下手過ぎる)ますが、当然こちらも美少女。そこに守護竜を返せと、ウィンディーネ・これも美少女だけどなんか残念、まで現れ、まさに人外ハーレムとなっています。

そんな教会に、異端審問官が来るとの情報が...バレたら当然シルヴァは火あぶり。それをかくまった神父やエイクも同罪。下手したら街ぐるみで大変なことになります。ところが、王都教会から遣わされた異端審問官は、なにやら秘密があるようで、さらに混乱を期すことになります。

基本は、エイクとシルヴァとエイクの幼なじみ(こちらは人間)によるラブコメとなっています。毒舌シルキーも、今回若干デレてきているようですし、エイクの「オンナたらし」度はさらに上がってきています。異端審問官の過去は重い話ですが、全体としてはラブコメ風味となっています。もっともそのため、異端審問官が薄くなってしまっているように思えるのですが、話の流れからしたら仕方ないのかな?

さらに人外美少女が増えた教会。今後もこのペースで増えていくのでしょうか? あまり増やしすぎると、忘れ去られるキャラが出てしまいそうです。これくらいの登場人物数のほうがおもしろいかも。

エイクは、神の道を突き進むのでしょうか? それとも...

★★★
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2013年06月25日

ボクが乙女でひとり占め!(1)


著者:天草白
出版社:オーバーラップ文庫
ボクが乙女でひとり占め!(1)

主人公は、相崎神楽。美少女と見間違えてしまうような容姿の持ち主。人間だけでなく、幽霊にまで間違えられてしまい...

神楽に一目惚れした「幽霊・胡桃」 彼女は、同性好きの女の子。ところが神楽は男だった...一度取り憑いた幽霊は、成仏するまで離れられないということで、彼女の望みである「百合ハーレム」を作り上げることに協力することになります。そのため、女子校に転校することに。そこには、異性の目を気にしない「オンナ」がいっぱいいて...

うん、弱いわあ。女装モノ(男の娘モノ)を正当化するための設定として、かなり弱いです。まず胡桃が取り憑く際に神楽の性別を誤ったという点。一見したら間違うかもしれないけど、「成仏するまで離れられない」という設定があるのであれば、もう少し慎重になるのが普通では? 出会い頭の事故といわれたほうが理解できる。
さらに「百合ハーレム」を作るために、女子校に転校する。これも理解に苦しむ。別に共学校であれば、百合ハーレムは作れたはず。さらに、女子校へゴリ押し転校しているが、きちんと説得できず、最後はよくわからない「能力」を使っている...この能力があれば、ハーレム簡単だよね。

途中までは、幽霊・胡桃と幼なじみ・彼方を交えたラブコメだったのが、最後は別の悪霊が出てきて、異能バトル(お祓い)という展開に...これも中途半端。

シーンごとに、能力が都合よく使われているのですが、全体を通してみると矛盾点がいっぱい。うーむ。会話のテンポはいいんだけどねえ。

新しいレーベルということで、いろんな方向性の作品を投入しているのかな? その中で「あたり」を見つけていこうというのか...ごった煮な作品でした。どれか要素の一つでいいんで取り除いたら、澄んだおいしい作品になりそうなだけに残念。

★☆
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2013年06月24日

すずみんは肉食系火竜


著者:西野吾郎
出版社:ファミ通文庫
すずみんは肉食系火竜

竜の力を持った人が、希に生まれる世界が舞台。はるか昔に人と竜が交わったことによる結果なので、突然竜に覚醒する人もいるという世界。
主人公は、そんな竜の力をもった高校生・白石鋼平。名前のごとくすごく丈夫なことが特徴の竜。彼には幼なじみの穂村すずみがいて、中学校まではいつも一緒い登下校していたのだけど、鋼平に竜の力があるということで、竜の力をもった生徒が集められる「登龍門高校」に進学することに。かなり不便なところにあるので、学生はほとんど寮に入るのですが、すずみが寂しがる(自分もか)こともあり、がんばって自宅通学をしている...ところがすずみはなぜか超レアな「火竜」として突然覚醒することに。「こうちゃんおいしそ〜♪」と鋼平をいろんな意味で狙うように...さらにすずみの能力を狙って怪しい組織が暗躍するようになり...学園ファンタジーだそうです・

全編にわたって、鋼平のすずみに対する愛情が広がっている作品です。最近のラブコメでは、かませ犬になりがちな幼なじみが一番という珍しいパターン。鋼平は、その唯一ともいっていい能力「硬質化」によって、すずみを組織や、まだ自らの能力をコントロールできない彼女自身から守り続けます。まさに身を張っての献身。漢ですねえ。

謎の組織によってさらわれたすずみは、力を暴走させてしまい「竜」として、鋼平を欲することに。つまりは「食べてしまいたい」という欲求ですね。まさに「肉食系女子」って違うか...ふわふわほわほわな美少女・すずみ。竜になってもほわほわした言葉遣いなんですが、こーちゃんを食べたいという欲求は、どこから来るんでしょうね? 愛情の裏返しなのかな? でも「上のお口で食べたい」という発言はどうかと。これが「下のお口で食べたい」だったらアウトですね。

脇を固める、鋼平のクラスメートたちもいい味だしています。どうも鋼平に気がある少女もいるようなので、続けばラブコメとなっていきそうですね。でもすずみを敵にまわしてしまうと、とんでもないことになりそうですが...

★★★☆
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Re:俺のケータイなんてかわいくない!


著者:神尾丈治
出版社:一迅社文庫
Re:俺のケータイなんてかわいくない!

主人公は、赤井九郎。名前で苦労している高校生。5年使い続け、電池の減りが激しくなった(朝充電しても、学校に着く頃には30%)ため、携帯を買い換えることにします。訳あって、姉と二人暮らしの九郎は、姉にと一緒に携帯を買いに行ったところ、ロリ娘店員さんに「スペシャルでデラックスなケータイ」を薦められることに。なぜか、新しい携帯をとりに行った先は教会で、そこには、ウェディングドレスを着た美少女が...それが新しい「携帯」。携帯できないツンデレさんな携帯だった...携帯の擬人化が現実のものとなった瞬間ですね。右のおっぱいが「通話」ボタン、左のおっぱいが「終了」ボタン。電話番号は、おなかで入力可能だけど、頭の中で入力可能。ってじゃ、通話もボタンいらないじゃんというのは置いておいて...

この作品は「Like Life(HOOKSOFT)」という美少女ゲーム(エロゲー)の世界観を踏襲しているとのこと。実際同作者によって18禁レーベルから、ノベライズ版が出ております。
元作品はエロゲーということもあり、ラブコメ+エロ+ハートフルになっているのですが、こちらは一般レーベル。1巻を読むだけでは、まだどの方向に進めるのか見通しが立っていないように感じます。そのため、ストーリーがふにゃふにゃしてしまっていますね。
ヒロイン・べるの(携帯)は、典型的なツンデレさん。最新型携帯が擬人化されたものなのに、なぜか普通の携帯機能も扱えないへっぽ娘。でも契約者である九郎に対する愛はかなりのもののようで、なぜかお古の携帯まで擬人化(お約束の美少女)した際、焼き餅から九郎と喧嘩したりしながら、二人の距離が縮まっていく。

というのがメインストーリーなんですが、携帯の擬人化という設定をうまく消化できていないようです。通話ボタンがおっぱいという設定や、充電器を差し込むのが、どうやら女の子にしかない大切な場所であるという設定(彼女たちが充電器を差し込むところを見せないから不明だけど、モバイルバッテリーを太ももに貼り付けているところや、えっちと言われたことから類推)も、どこまで深掘りしてもいいのか探り探りといった感じ。いっそ、そういう設定外してしまって「美少女化した携帯」という設定だけでもよかったのでは? 元設定は、18禁に任せてしまえばいい。そちらなら、どうとでも展開できるでしょうしね。

すでに続刊は出ています。どのように転がっていくのでしょうか?
★★☆
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セブン=フォートレス リプレイ シェローティアの空砦(5)The End of Time


著者:菊池たけし/F.E.A.R.
出版社:ファミ通文庫
セブン=フォートレス リプレイ シェローティアの空砦(5)The End of Time

タイトル通り、22年に渡って続いてきた「砦」シリーズ最終刊です。「アルセイルの氷砦」から続く、ある意味きくたけさんのライフワークのようなシリーズ。あまりの長さ故、何度もベースとなるルールが改変され、時期によってまったく別のRPGリプレイの様相を呈しているところもあります。それよりも、長すぎるため、正直ストーリーを覚えていない。当初病弱な美少女として登場したサシャが、どんどん人外の存在になっていったのは鮮烈な記憶ですが、特定キャラ以外はパーティキャラですら忘れ去ってしまっているという...「みこシリーズ」からクロスオーバー出演しているキャラもいたりして、なにがなんだか...

今回は、エンダースさんとの戦いなどシンゴたちの最後の戦いが描かれています。レベル的にも、日常はまったくなく、戦闘シーンもかなり特殊な感じになっています。どちらかというとストーリーを追ったり、伏線を回収するという感じではなく、砦シリーズの同窓会といった感覚で話が進んでいきます。シリーズも多かったので、PCやNPCもかなりの数になるため、一人一人にスポット当てることができないんですね。

F.E.A.R.スタイルともいうべき「演出」を中心としたリプレイの土台を作ったこのシリーズ。よく続いたなあという感慨もありますが、さすがに20年超は長すぎだろうというのも正直な感想。でもなんか外伝が出そうな感じもするなあ。

★★☆
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2013年06月19日

詠う少女の創楽譜(6)


著者:雨野智晴
出版社:MF文庫
詠う少女の創楽譜(6)

「まずはとりあえず、セックスしてみませんか?」
・・・ストレートど真ん中というか、とんでもない暴投というか...

死んだはずの母親の襲撃を受け、学院祭は打ち切り。主人公タケルや明日香を含めた学院生徒は、自国に戻ることに...って神楽特区は「日本じゃない」という設定だったんですね。忘れてました。
世界征服を企む母親のやり方に納得できないタケルは、計画阻止の戦いに挑むことになります。新人であるタケルと花穂は、日本の戦力になるため特訓をすることになるのですが、その方法が...

今回は、花穂のターン。タケルとの出会いシーンも描かれますが、その時点でタケルへの好意MAXだったんですね。明日香は、実の妹でありながら「一線を越えること」にためらいがないくらい、ストレートにタケルへの好意を見せますが、花穂はおしとやかだったはず...清純派だったはず...あの「へなぽ娘」はどこへ行った?

特訓は1ヶ月間の合宿だったのですが、もうね、えっちぃことばかり。魔法のベースは、本人の願望らしいのですが、花穂の場合100%そっち方面の願望。なので、一緒の布団で抱き合って寝たり、調律がキスからディープキスに進化?したり... できあがった魔法は、花弁だし、触手だし、白濁液を出すし...18禁娘ですな。

なんせ恥ずかしい願望の塊のような魔法であるため、トランス状態に入らないと理性でストップがかかる。トランス状態に入ると、エロモードになり羞恥心がかなり薄まる(って、どっかの声優マンガであったなあ)。トランス状態に入るためには、一定以上の性的興奮を得ること。そのための手っ取り早い方法が、ディープキスだと...

前巻で、ヒミコが世界に対して宣戦布告し、かなりきな臭い状況になっていたはずなんですが、このへなぽ娘のせいで、緊迫感がなくなっております。

ヒミコは、親ばかだし、明日香はタケルとともにワンルームマンションに引っ越し。その理由は「タケルと密着できるから」しかもお風呂だけは、巨大で...

シルヴィはどんどんタケルに凋落されていますし、その姉メアリーもどうやら...さらに2名の歌姫を「攻略」することが命じられており、タケルの女たらしは、グローバル化しております。

ここまできてわかったこと。歌姫は「へんたい」でないと務まらない。変態度が高いほど、能力も高いと...明日香・シルヴィ・花穂・メアリー...ほら変態ばかりだ。でもって、タケルへの好意MAXと...タケルの理性が壊れたら酒池肉林ですな。

★★★☆
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2013年06月17日

新妹魔王の契約者(3)


著者:上栖綴人
出版社:スニーカー文庫
新妹魔王の契約者(3)

エロコメ異能バトルな三冊目。っていうか、今回の冒頭部分完全にエロ小説です。それも出来の悪い...なんだろ? この残念な気持ち。設定が中二なのはともかく、異能バトルとラブコメがバランスしていたと思うのですが、ここにきてバランスが崩壊してしまっているような...せっかく異能バトルのほうは佳境に入ってきているのに...

勇者たちから、澪を守り切った刃更。今度は、魔界からゾルギアが澪を狙ってくる。現状戦力では心許ないということで、澪の強化のため、あんなことやこんなことをさせる万里亜。さらに対抗心から幼なじみの柚希も、刃更と主従関係を結ぶことに。柚希の刃更への信頼感のせいか、主従関係を結ぶと同時にパワーアップまで果たしてしまう。それを見て澪は...って刃更さん爆発してください。
でも、このシーンって必要あるんだろうか? 澪は「9回」耐えたからそれ以上耐えてみせるという柚希。9回の意味が最初わからなかったんですが、これって女性がああなった回数なんですかねえ...

今回万里亜の動きがキーになります。ゾルギアの陰謀、絶体絶命となる刃更兄妹。そこに滝川のフォローでなんとかという展開。その過程で、ゼクスにもフラグがたったとか...

メインストーリーはおもしろいんですよね。でもバランスが...どうしようかなあ?

★★☆
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俺と彼女のラブコメが全力で黒歴史


著者:柑橘ゆすら
出版社:HJ文庫
俺と彼女のラブコメが全力で黒歴史

主人公は、高校生・黒須龍騎。ラブコメライフを送りたいがため、必死で勉強して共学校に入学したところ...先輩たちの素行が悪く(学校近くにラブホ街があり、そこで目撃談多数)、突然男子校と女子校に分離されることに...暗黒の高校生活にならないよう、出会いゲットに全力投球中。

まあね、こいつの気持ちはわからないでもない。当時は自分もそう思っていた。でもこの歳になるとわかる。「男子校だからモテないのではなく、モテないからモテないだけだ!」...悲しい現実です。てなことはさておき、本編。
悪友である陽平(かなり中二病な外見?)と、どうみても美少女な美少年・日向とヘタレナンパを続けています。そんな中、龍騎はネットで知り合った「理想」の女の子から、会いたいと言われ、待ち合わせ場所に...それは「釣り」で、バカにされ、居たたまれなさから吐いてしまう...雨に打たれぼろぼろになっている龍騎に声をかけてきたササラという美少女。そんな彼女から「合コンしよう」とお誘いを受け...

うん、途中までかなりイライラさせられました。昔から女の子に振られたという話はゴマンとありますが、ここにでてくるような「だまし」はなかったと思う。陰湿というのを通り越しているな...

ササラも、なにを考えているのかよくわからない女の子です。腹黒いのとは違う陰湿さを感じさせる言動があったり、すごく純情な感じもあったりして...

最後まで悲惨な主人公。でも少なくとも男友達には恵まれていますね。ササラも悪くはないようで...将来いろいろと言われそうな経験(まさに黒歴史)をしてきましたが、これから先は、いい方向に転がっていくのかな?

男子高校生の合コンをベースに、最後まで突っ走るというのはある意味すごい。男の娘や腐女子という定番も登場していますが、そちらは本筋じゃない。少し変わった小説でした。

★★☆
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2013年06月13日

詠う少女の創楽譜(5)


著者:雨野智晴
出版社:MF文庫
詠う少女の創楽譜(5)

うーむ、今回はあまりおもしろくなかった。前巻はタケルとヒロインズのらぶらぶでしたが、国家間の思惑の違いが原因の戦争への序章といった感じ。死んだはずのタケルの母親が出てきたりと急展開。まあ、いちゃらぶだけで、続けていくのは至難の業でしょうし、おもしろくないことは想像できるので、風雲急を告げるっていうのはいいんですが...
たぶん、生理的に受け付けないというか、違和感があるのは、敵対組織が実在の国そのものだということ。リアルに想像できてしまう名称は、マイナス効果なんじゃないかな? 思春期前後の少女が「武器」になるという発想自体はよくありますが、その場合敵国はぼかすか、もしくは時代をずらす(大正〜明治頃、もしくは未来)ことで、生々しさを薄めるもんだと思うのですけどねえ。

そういったタイプの小説だと思えばいいんでしょうが、タケルとシルヴィとのいちゃらぶは続いており、ラブコメパートとの落差が...

次巻は、またラブコメにシフトするのかな? そうであってほしいな。

★★
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アリアンロッド・サガ・リプレイ・デスマーチ(9) 魔女が奏でる鎮魂曲


著者:田中信二/F.E.A.R.
出版社:富士見ドラゴンブック
アリアンロッド・サガ・リプレイ・デスマーチ(9) 魔女が奏でる鎮魂曲

無茶ぶりはやめよう」「消耗が激しいから」「原点に立ち返ろう」「デスマーチは無茶ぶりが原点だ!」「無茶ぶり万歳!」なデスマーチ9巻

アキナにお見合い話が舞い込むという波乱のスタート。相手はレイウォールの貴族。間違いはないのだろうけど、もしかしたら「グリンダ」の変装では? と疑心暗鬼になりつつ、ノルドグラムへ赴きます。相手は誠実そうな「いい人」だったのですが、お見合いの途中で突然倒れてしまう。このような症状は、他にも発生しているようで、裏にバルムンク・ノヴァの影が見え隠れしてきます。

1巻では「兄」アルを追いかけるのがやっとだった、アキナ。そんな彼女がフェリタニア第一の騎士として、大きく成長してきたという感慨がありますね。「国を守る」「民を守る」騎士道の神髄を見るような、アキナの言葉。

後半は、グリンダとの「決着」に向けた戦いになります。ヒューバードを想うグリンダと国・民を想うアキナ。因縁の対決の結果はリプレイとして最大の見せ場でしたね。実は、この時点で「これが最終巻」と思い込んでいました。そんな感じの盛り上がりだったですからねえ。ところが...

ラストでは、他シリーズへの「無茶ぶり」があります。しかしこの綱渡り...リアルタイム生放送じゃないからいいのかもしれないけど、ちょっと崩れたら大変なことになりそうだ。

★★★★
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2013年06月12日

リーディング・ブラッド 最強の血統


著者:田尾典丈
出版社:ファミ通文庫
リーディング・ブラッド 最強の血統

「ギャルゲヱ」の田尾さんの作品。今回もちょっとギャルゲー臭のあるイチャラブ異能バトルとなっています。

主人公は、高校生の相坐凪紗。彼には大切な使命があった−−−高校卒業までに「嫁を探し、子を成すこと」
相坐家は古来から、「武士」の異能力で鬼神を封印している家系。その力は年をとるとなくなってしまうので、数年内に子を成し力を継承しなければ、鬼神が復活し世界が滅びる...

相手は誰でもいいという訳ではなく、瞳に特殊な紋様が浮かぶ適応者(5000人に一人)でなければならない。なので「恋人いない歴=年齢」の凪紗は、日々妹の助けを借りて「ナンパ」している...・・・・え−?

そんな中、瞳に紋章を宿し、金髪美少女な転校生・魅花が凪紗の前に現れる。偶然道を教えたことから、二人の仲は近づいていくのですが、彼女には秘密があって...

嫁取りラブコメです。妹・紗優は、重度のブラコン。彼女にも「紋章」があるため、「期限までに彼女がいなかったら、自分が立候補する」と明言するほど。美少女なのにもったいない。で、凪紗のまわりにはお約束の幼なじみ・奈巳(美少女)がいて、ある意味一番ゴールに近い女の子なんですが、紋章がないため、対象外...

ベースは「競走馬」です。血統を大切にして、いい血統同士の牝馬と牡馬を配合することで、いい子孫を残す...血統に振り回されることがなければ奈巳とひっつくのが一番自然。相手もその気があるようですから...

凪紗自身には、直接鬼神と戦う能力はないみたいで、紋章をもった人(女の子に限らないー年齢もロリ(紗優は「年齢なんて関係ない。初潮があれば子供はできる」と怖いこといいますが)からババァまで幅広い)とキスすることで、力を得て戦うという形。

凪紗と魅花の恋模様をおっかけるのが、メインストーリーですが、そこには「血統」という障害があって...

基本的に各ヒロインが幸せになる(本当か?)物語。ハーレムエンドでもなく、むずむずするくらいのイチャラブコメです。一応一巻完結なのかな?

最後まで血統に振り回される主人公たち。田尾さんが、いかに競馬好きがわかりました。
★★★★
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僕と彼女がいちゃいちゃいちゃいちゃ(2)


著者:風見周
出版社:MF文庫
僕と彼女がいちゃいちゃいちゃいちゃ(2)

全校生徒の前で、幼なじみに告白。さらに別の女の子を「愛人」宣言...そんな外道な由吾が主人公。

恋人である愛火との仲は、順調に進展しているようでなによりです。なんだかむずかゆくなるようなイチャラブぶり...愛人である(本当は、彼女の病気の治療のため)吹雪ともうれし恥ずかしのイチャイチャ。さらにそこに、一名ヒロインが投入されます。外見は超セクシーなのに、堅物で風紀委員でもある佐寺翡翠。翡翠は、由吾のことを快く思っておらず、あわよくば問題行動を捉えて、退学に追い込もうとします。

しかしながら、由吾の天然さは物語を別な方向に転がしていくことになって...

愛火は、正当派ヒロイン。行動もまともで非常にかわいい。吹雪は、言動はアレだけど、中身は純情な乙女。とんでもない言葉とは裏腹に、恋人ごっこに照れまくり。翡翠は、エロ担当なんですかねえ。どうもいまいち性格が読めません。今のところ、ストーリーの流れを阻害しているような気がしないでもない。もう少ししてから本領を発揮するキャラなのかな?

少し煮詰まりつつあるようです。次巻から新たな展開があることを期待しています。

★★★
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2013年06月10日

詠う少女の創楽譜(4)


著者:雨野智晴
出版社:MF文庫
詠う少女の創楽譜(4)

『セプテンバーエリミネーション』が終了し、学園祭までのつかの間のインターミッション。タケルは、妹の明日香とデートしたり、シルヴィとデートしたりと青春を満喫しております。

今回は全体の70%以上が、タケルと少女のいちゃらぶシーンといっても過言ではない状況。お約束通り、にぶちんな割にフラグを立てまくるタケル。いったいどこまでいくのでしょうか? 来武シーンがないので、逆に安心していちゃらぶコメディを満喫することができました。後半は、少々バトルシーンからきな臭い現状が語られておりますが...

明日香とのデート。実の妹とのデートとはいえ、恋人つなぎはするし、パフェを「あーん」してもらうし、『変わらぬ愛』という花言葉がある花をデザインしたリングをプレゼントしたら、明日香は左手の薬指につけて大喜び。さらに帰宅後は、素肌にリボンを巻いて「私の処女をプレゼント」...ておい。で、いつの間にかタケルも明日香のことを「女の子」として意識しているようなんですよね。

で、その次はシルヴィとデート。なんと同じ場所で待ち合わせ。明日香もシルヴィも方向性は違えど、超美少女。同じ人に見られていたら、完全に女の敵ですな。
シルヴィは、一度流れてしまったデートのやり直しを言い出せなくて、悶々。か、かわいい生き物だ...タケルに手をつなごうといわれ、握手をしてしまったり、プリクラは一人でとるものだと言ったり...寂しいなあ。で、最後に温泉へ。いや、デートで温泉ってどうなの? そりゃそれなりに付き合いが深ければアリだろうけど、初デートでねえ。別々に入ったんじゃ意味ないし... ま、そこはしっかり混浴しております。...なぜか「宝石歌姫」であるシルヴィの姉・メアリーも一緒に...んで、もちろん「秘密の花園=メアリー談」も見てしまいます。姉妹ともの... いい加減にしなさい。

その後、花穂のちょっとした心遣いや、メイド喫茶で一生懸命がんばるシルヴィを愛でるとか、いちゃいちゃらぶらぶ。さらにメアリーもタケルに急接近(タケルの奏士としての能力が目的というのもあるんだろうけど、それ以上にタケルに興味があるようで)

ラストできな臭い話が出てきていますが、タケルの未来は、そんなことも「些細な出来事」と言ってしまいそうな修羅場しか見えません... どーすんだろ?

★★★☆
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英知学園のアンダーハート(2)ミスとデートと大暴走


著者:根岸和哉
出版社:富士見ファンタジア文庫
英知学園のアンダーハート(2)ミスとデートと大暴走

超常現象=女の子のあんなとこやこんなところが見えそうになると、KEEP OUTテープが出てきて、見えなくしてしまう=が日常的に発生する英知学園。そこの生徒である工鳴翔が主人公。彼は、唯一の肉親である病弱な妹・深彩を溺愛している。そんな深彩を救ったのが前巻。基本的にはエロコメですな。
今回は、翔に干渉してきいる能力者を突き止めようと、夢依に協力を仰ぐことに。そんな翔の前に、学園NO1の美少女が「あたしと付き合いなさい!もちろん性的な意味でよ!」と迫ってくる...

新キャラ登場で、パワーアップするかと思ったら、エロ、コメディ、ラブコメ、異能バトルすべての面でパワーダウンしています。劣化の度合いが激しい...翔が能力者を救う(力を抜き取る)方法が、能力者に現れる「印」にキスをして、性的に感じさせること...というエロコメ用設定になっているのですが、そこも中途半端にとまっていますし、幼なじみを交えたラブコメも中途半端。うーん、この手のパワーダウンどっかでもみたなあ...一般向け小説で、この手の設定を生かすのは、かなり高度な技が必要なんじゃないかな? 同じことの繰り返しで飽きられてしまうから、エスカレートさせるしかないんだけど、規制があるから無理。だからキャラ増やして、ごまかすしかなくなってくる。
悪いほうに出てしまったかなあ。

★☆
posted by あにあむ at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫

2013年06月07日

アリアンロッド2E・リプレイ・シュヴァルツ(2) シェフィルと蒼茫の縛鎖


著者:菊池たけし/F.E.A.R.
出版社:富士見ドラゴンブック
アリアンロッド2E・リプレイ・シュヴァルツ(2) シェフィルと蒼茫の縛鎖

白黒同時進行リプレイの黒いほう。シェフィルの身に宿った「漆黒の薔薇の刻印」にかけられた呪いを解くためには、薔薇の武具を5つ集めるか、同時期に現れる薔薇の刻印を宿した唯一の人になるか(=他の巫女を殺す)が必要。白の薔薇の巫女は、もう一つのリプレイにおけるPC。そう、展開次第ではPC同士の殺し合いが...
って、暗い設定ですが、そこはきくたけリプレイ。妙に軽いノリになっています。さらに今回は、ヒロインズが壊れた! 1巻の時の「純朴な村娘」が消えております。もともと壊れていた(通常運転ともいう)の天さんキャラと相まって、もう暴走しまくり...

そもそも掴みからして大惨事になっております。きくたけさんが考えた「お金」に関するシナリオ導入。ところが、PCたちはいきなり斜め上の行動をし「お金がない…っ!?」「PCが追い剥ぎすんな」という展開に。重要なNPCは、部屋の隅でシクシク泣くしかなくなるし...

ヴァイスとのクロスオーバーシーン。ヴァイス側ではなんの問題もなくきれいな流れでできていた、両パーティの邂逅。ところが、こちら側では、考えられないくらいの大惨事に。うん、PCの行動は理解できるだけどね。いやあ、ひどい(笑)

この2シリーズは、短期間で終了させる予定だそうです。ってことで、次回あたりからは、シリアスな流れにしていくとのことですが、このパーティでそんなこと可能なんだろうか? もともとは今回から徐々にシリアスに持って行く予定だったのが、初っぱなの惨事でPCに引きづられた結果ですからねえ。

とはいえ、こういうノリのリプレイは楽しくていいです。

★★★☆
posted by あにあむ at 08:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラゴンブック

2013年06月06日

ロンリー・マイセルフ・サーガ(1)


著者:深山ユーキ
出版社:オーバーラップ文庫
ロンリー・マイセルフ・サーガ(1)

主人公は「俺は神になったぞ!」な八坂信輝。中二病みたいな話ですが、作品世界においては「神成の儀」を成功させたことにより、本当に「神=ただし駆け出し」になっています。よくある話で、神々は人々から信仰を集めないとこの世から消滅してしまう。そのため、地道に人の願いを叶えていく必要がある。そのため信輝は猫探しなど「それ、神様の仕事?」という何でも屋状態に。
ヒロインは、幼なじみ(自宅に食事を作りに来てくれるレベル)の鈴。補佐兼教育係として神界からきたアキハ。さらに「神殺し」となった従妹の命。
命は、強度のブラコン。訳あって長いこと会えなかった大好きな信輝に会ったところ、信輝は神に...神殺しは神を殺し続けないと、消滅してしまう... 結構重い設定なんですよねえ。

ところが、内容は「そんな重い設定は忘れてしまえ!」とばかり、ふわふわと軽いものになっています。まずアキハが自由過ぎる。神様のはずなんですが、登場シーンからして「ラピュタ」かというもの。なぜか露出の高い服着てますし、ぱんつ見せるし、美少女だし... 信輝はアキハへの突っ込み係のような状態になっております。
続いて命。基本クールビューティな美少女のようですが、ブラコン度が半端ない。それも肉食系ブラコン。信輝の前でわざと服を脱ぐなど、あんなことやこんなことをしようとします。
鈴は、常識ある美少女なのかな? アキハや命に対しては突っ込み係の信輝が、鈴の前ではボケたおしています。

さらに軽くしている原因は、カミッターの存在。神様によるツイッターですが、その書き込み内容が...

ラブコメに軽いエロコメと軽いシリアスバトルを散りばめたエンターテインメント。うん、おもしろいかも。

ところで、表紙の命、ぱんつはいてないよね?

★★★
posted by あにあむ at 09:34| Comment(0) | TrackBack(0) | オーバーラップ文庫

2013年06月04日

アルシャードクロスオーバー リプレイ(3) 創世! 真ラグナロク!!


著者:田中天/F.E.A.R.
出版社:ファミ通文庫
アルシャードクロスオーバー リプレイ(3) 創世! 真ラグナロク!!

なぜか忘れ去られていた一冊(^^; 本棚の隅から発掘いたしました。この後のシリーズを読んでいて「100レベル超」のリプレイなんてあったかなあ? と...

PCが100レベル超という、神話世界のリプレイです。ここまでくると、プレイヤーの意思がどうでもよくなり、GMのシナリオ通りに進んでしまう、あるいは無駄に戦闘が長引く(もしくは瞬殺) などの弊害しか思い浮かばなかったのですが、きれいにまとめられていますねえ。びっくりです。

PCは茉莉、シオン、エリーゼ、ミハエルの4人で、ラグナロクを阻止するために、ミッドガルドでの戦いに赴くことになります。まず、ブルースフィアで奈落との戦いの手助けを行い、茉莉は父や恵と再会。死地に向かうことになる茉莉と父の会話。夕日に向かってかけていく茉莉。かっこいいはずのシーンなんですが「一人前の男になった...てだめじゃん、娘じゃん!」という一言でぶちこわし。シオンは、ラブラブ。

それ以外にも、今までのシリーズに出てきたPCやNPCたちが続々登場し、物語を盛り上げていきます。絶妙なダイス目もあり、クライマックスへ向け、盛り上がっていくストーリー。

F.E.A.R.ならでは、また天さんならではのリプレイでした。

★★★★
posted by あにあむ at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ファミ通文庫