2019年09月11日

絵師殺しの戌亥さんとエロい絵に定評のある俺(2)


著者:猫又ぬこ
出版社:講談社ラノベ文庫
絵師殺しの戌亥さんとエロい絵に定評のある俺(2)

絵のエロさには定評があるものの、ストーリー構築力が壊滅的なため漫画家になりきれない高校生・近衛虎鉄。彼の絵のエロさにひかれ、売れっ子ラノベ作家・戌亥詩織に同棲生活を言い渡された虎鉄。詩織は、可憐な女子高生だが「絵師殺し」の異名を持つ異常な速筆作家。彼女は自らが、また虎鉄が創造力を高めるため、ラッキースケベを仕掛けてきます。夜のトイレから聞こえる、詩織の密やかなあえぎ声…ひとりエッチをしているのかと思いきや、テープで流しているだけで、悶々とする虎鉄を観察していたり…って「録音かよ」という感じで流されていますが、その声はどうやって録音した? それ以外にも締め切りを守ったご褒美として、担当編集(美少女)とデートしたり、美少女ラノベ作家にしてクラスメイトの二宮狐々亜に言い寄られたりと、実はリア充な生活を送っています。

そんな中、今回新たなラノベ作家が登場します。彼女は、虎鉄が見知った人物で、かつ虎鉄のイラストの大ファンだったという、美少女JS。って高校生でもどうかと思うのに、JSがエロ小説書いてどうするんだ? 

エッチなイラストが大好きな美少女作家に囲まれて、虎鉄はどうする? というか、そもそも漫画家になる必要があるのか? 

新たなヒロイン投入で、ますます変態美少女が増えてしまった感があります。彼女たちのエッチなお願いに虎鉄が応えていく物語。というと、別の小説になってしまいますね。

★★★☆
posted by あにあむ at 16:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫

14歳とイラストレーター(7)


著者:むらさきゆきや
出版社:MF文庫
14歳とイラストレーター(7)

イラストレーターになる夢に向かって歩き出した乃々香。乃々香が来なくなった悠斗の部屋は、腐海に沈みそうになり、ワコムも野良猫と化してきています。そんな悠斗の部屋に、乃々香のライバルになるはずの海老名水織が突然悠斗の部屋を訪ねてきて
「せんせ、あたしとVチューバーやろ?返事はYESだけ♪」
といいだします。それに流されるように、水織と動画配信を始めます。そのため、悠斗の部屋に水織が度々入り浸るようになり、関係性が変わってきます。錦は会社が倒産。ナスに忍び寄る新たな影…とそれぞれに大きな変化が起こります。

今回は、水織がぐいぐい来ております。というか、いままで悠斗の周りにいた女性と性格が大きく違うため、どうもしっくり来ないというのが本音ですね。Vチューバーという存在自体もよくわからないし、バ美肉ってなにが楽しいのか、さっぱり…まあそれに流される悠斗もどうしたものか、なんですが…

1巻からずっと、乃々香の成長とともに、悠斗とのラブコメが進展していくのだと思っていたのですが、少し毛色が変わって来た感じですね。少なくとも、悠斗の部屋は、乃々香と悠斗の空間だった(いろんな人が訪れているけれど、いずれも乃々香と悠斗の空間を壊すことはなかった)それが、水織は土足で上がり込んできたというか、主人公(ヒロイン)を強引に奪取しにきたというか、かなりの異分子になっています。もっとも、その水織の存在が、いままでベールに隠されていた乃々香の生い立ち(そもそも両親はどうしているのか?など)にフォーカスを当てることになっています。次巻以降は乃々香の生い立ちにフォーカスがあたっていくのでしょうね。14歳にしては家事能力が高かったり、遅くまで悠斗の部屋にいても問題がないという不思議。そもそもなぜイラストの才能があるのかなど…あまりシリアスにならないよう、バランスをとって欲しいですね。

★★★
posted by あにあむ at 15:50| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2019年09月09日

りゅうおうのおしごと!(10)


著者:白鳥士郎
出版社:GA文庫
りゅうおうのおしごと!(10)

今回はJS研メンバーが中心。りゅうおうのおしごととして、竜王が小学校の教壇に立ちます。

なにわ王将戦での優勝を目指すJS研のメンバー。
「澪たち、くじゅるー先生に鍛えてもらいたいんです!」
しかしあいたちの新しい担任に「JSとの同居」を問題視された八一は、身の潔白を証明するために、小学校で将棋の授業をすることになります。ロリクズ竜王を小学校の教壇に立たせていいんでしょうか?
あいは、女流名跡リーグ進出を目指しますが、その前に謎の女流棋士が立ちはだかり、銀子は地獄の三段リーグで孤独な闘いを始めようとしています。

JS研が中心となるので、前半は比較的軽いノリになっていますが、後半はまた重い話にも度っていますね。それが悪いわけではなく、前巻は面白くなっていたのですが、今回は残念ながら、いままでの雰囲気を崩してしまっているような気がします。将棋の厳しさを描かれようとしているのは理解できますが「人間味」がなくなっています。もちろんプロの世界である以上、生半可なものではなく、選ばれしもの同士の熾烈な闘いであることは理解できます。でも、なんだろう。「将棋の世界は特別なんだ」ということを強調しすぎるが故、人間でなく機械が戦っている雰囲気になっています。一生懸命感情の爆発を描こうとされているのが、逆効果のような…

今回、JS研のメンバーたちの将棋への向き合い方が「普通」に理解できました。他のメンバーは、才能の有無(CPUの性能差)だけで勝敗がついているような気がしてなりません。なんとなく某ガ○○ムのニュータイプと一般人の違いのような…

今回のヒキは酷すぎるなあ。それまでの雰囲気をすべて壊しています。すでに11巻も出ています。読んでスッキリさせたほうがいいかな。

★★
posted by あにあむ at 09:20| Comment(0) | TrackBack(0) | GA文庫