2019年02月20日

女神の勇者を倒すゲスな方法(5) 「そして日常へ……」


著者:笹木さくま
出版社:ファミ通文庫
女神の勇者を倒すゲスな方法(5) 「そして日常へ……」

ついに女神Vs.ゲス参謀の闘いが決着します。
魔王の機転により、女神の襲撃から逃れ魔界にたどり着いた真一たちは、反撃の糸口を探します。しかし古い文献をあたっても女神の存在は見当たらず、代わりに判明したのは太古より存在する赤竜の眠る場所でした。しかしアリアンの父であるはずの赤竜は、娘を前にしても眠るばかり…ゲス参謀の策はどこまで通じるのか?

アリアンの父親である赤竜が登場します。非常に強大な力を持った存在のはずですが、真一の手にかかると、情けないおっさん扱い。アリアンを前にしても、目覚めないのではなく、たぬき寝入りをしていると看破します。理由は、アリアンが生まれるようなことをしているにも関わらず、父親としてなにもしていないから…そんな事情にまで気がついた真一がとったのは、アリアンの首筋の鱗を舐めること…イメージ的には、父親の前でSEXを始めたようなものだそうで、さすがの赤竜もたぬき寝入りを諦めます。なんというか、かわいそうな父親ですね。その赤竜から、女神に関する情報を聞き出した一行は、女神との最終決戦に挑みます。

というのが、ストーリーの流れですが、赤竜から得られる情報が多すぎ、ダレてしまいます。もう少しテンポがいいとまだ読めますが、あまりにも平坦に情報が提示されるので、飽きてしまいます。後半は、真一のゲス参謀爆裂しており、非常に面白い流れになっていたので(本音が出すぎているような気もしますが)残念です。

相変わらずリノの年齢がよくわかりません。まあ今回は、アリアンがメインヒロインの座を占めており、リノが割り込む隙間がなかったのですが…

今回で、本編としては終了のようです。あと1巻(すでに発売されています)後日談などが公開されるとのこと。メインヒロイン争いにも決着をつけるそうなので、楽しみな反面、読者の想像に任せて欲しかったなという気持ちもあります。読了後の感想は、どうなるでしょうね。
posted by あにあむ at 15:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ファミ通文庫

青春敗者ぼっち野郎、金髪尻軽ギャルのお気に入りになる


著者:刑部大輔
出版社:スニーカー文庫
青春敗者ぼっち野郎、金髪尻軽ギャルのお気に入りになる

高2ぼっちの主人公・一条純。昼休みに教科書ばかり開いているうちに、成績だけは上がる一方。そんなある日、クラスの陽キャラ・美少女である、橘かれんが勉強を教えて欲しいといいだす「にしし、童貞、この問題おせーて?」彼女は「気に入った男は食う」と噂されるビッチ? オタク集団からもハブられている純とかれんが二人きりで勉強することに…気がついたら、放課後に一緒に帰ったり、デートしたり、クラスの陽キャラ集団からは「付き合っている」とまで言われはじめ…「いろんな噂流れてるらしいけど、あたしキミがいちばん仲良い男の子だよ?」「ふつーにカッコいいし」「そういうとこ、ちょー好き。好き過ぎ」「・・・・・・こんなの見られたら、ラブラブだって思われちゃうかもね」

積極的にアプローチしてくる橘かれんと、ぼっち気質な純によるラブコメです。内容的には、二人のイチャラブなんですが、なぜだろう素直に転げ回ることが出来ない内容でした。かれんがビッチという噂の割には、純情だったというのがありがちなんですが、そもそもなぜかれんがビッチといわれていたのか、よくわかりません。普通に積極的な女の子というだけのような気がします。(可愛いという自覚はある模様)またサブキャラたちの存在価値がよくわからない。特に引きこもりの妹。どうやらブラコンのようですが、物語を動かす影響力なし。他のクラスメイトたちもそう。もしかしたら、これから先なにか影響力を与えていくのかもしれませんが、2巻を読む気にはなれなかったなあ。

★☆
posted by あにあむ at 13:08| Comment(0) | TrackBack(0) | スニーカー文庫

2019年02月14日

私立幼なじみ学園 いちゃらぶ学科で恋愛チャレンジ!


著者:番棚葵
出版社:MF文庫
私立幼なじみ学園 いちゃらぶ学科で恋愛チャレンジ!

今から少しだけ未来な世界。少子化が進んだ日本で、思春期となる高校生に対して、積極的な恋愛を推奨する政策を取り入れていました。そんな中「幼なじみとの恋愛」を推奨する「私立幼なじみ学園」に主人公・武藤優真は3人の幼なじみとともに入学した…優真と幼なじみたちは「いちゃらぶ学科」という特殊な学科に所属することになって…

かなり頭悪い設定ですが、内容も頭悪いものになっています。というか、いろいろ分かっていないなあ…というのが本当。幼なじみの根拠がよくわかりません。普通幼なじみというと、小学校低学年までに出会った友人を指すことが多いと思うのですが、この作品の幼なじみのうち一人は中学校の3年間一緒にいた若林カナ。って、設定が高校生なんだから、それは幼なじみではなく、単なる同級生ではないか? あと二人は、幼稚園から小学校2年までの伊集院鷹華、小学校3年から6年までの御影あゆな…この二人はぎりぎり「幼なじみ」と言えるのかな? でも、なぜ仲良くなったのかなどの説明は一切なし。イチャラブといいながら、たいしたことはしておらず、ちょっと仲のいい友達といった関係性(一部ラッキースケベはあったけど) 冒頭シーンが一番ピーキーという典型的な出オチになっています。

特に後半からは「ミーツ会」という謎の存在が出てきて、余計にストーリーが混沌としています。boy meets girlがあったから、幼なじみという関係性ができあがるわけで、本来相反しない事象のはずなんですよね。特に中学で知り合ったカナを「幼なじみ」と捉えるのであれば、さらに差はなくなります。幼なじみ3人の関係性もよくわからない。途中でゲームのような指数も出てきますが、その設定も結局生かされていない。

ようするに、設定が薄っぺらいんですね。MF文庫だし、もう少しいちゃらぶストーリーだと思ったのですが残念でした。

★☆
posted by あにあむ at 13:08| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫