2017年12月15日

可愛ければ変態でも好きになってくれますか?(2)


著者:花間燈
出版社:MF文庫
可愛ければ変態でも好きになってくれますか?(2)

部室に置かれていたラブレターは、なぜか新品のぱんつとともに置かれていた。その差出人候補となったのは、ドS、ドM、そして腐女子……ろくでもないヒロインに囲まれて、桐生慧輝に未来はあるのか?

この小説が救えないのは、ヒロインだけでなく、主人公およびその友人も十分変態だということ。まあ主人公の巨乳好きはいいとして(単なる好みのようだし)シスコンぶりは、十分に危ない。「シスコンはおまわりさんに捕まらない」ってそういう意味じゃないんだけどなあというレベル。まあ妹もブラコンなんで、釣り合いはとれているのでしょうが。で、親友が一番危ない。幼女大好きロリ。それも合法ロリは許せないようで、正真正銘ロリでないとダメなよう。それを理由に告白を断るくらい筋金入り。存在だけで単純所持になりそうですね。そういう意味では、ヒロインのほうがマシなのかも。性癖で片付きそうですからね……てなわけなく、書道部部長紗雪先輩は、巨乳(はどうでもいいか)黒髪美少女。見た目は清楚なのに、慧輝の犬になりたいと宣います。恥ずかしさを快感に変換できる、特殊技能も身につけています。逆に貧乳金髪美少女の唯花は、女王様気質。いじめることで快感を得るという特殊技能つき。も一人の同級生は、慧輝と親友(翔斗)のBLを描いている程度。まあ「しょーとけーき」とゴロはいいですね。

前巻では、ぱんつのシンデレラ候補がみな、見た目は美しいけど変態という救いがない展開になっていました。今回は、さらにシンデレラ候補が追加投入されているんですが、そちらも変態。ついでに、合法ロリな先輩も登場しているのですが、こちらも変態。ともしかして、この学校変態しか生息できないというルールがあるのでは?といった状況になってきています。

ストーリーは、シンデレラ探しと平行して、合法ロリによる、本格ロリ愛好者へのアタックが行われます。変態的性癖を無視すれば、青春ラブコメなんですが、それはできないよなあ。

前巻も思ったのですが、変態が多すぎて笑えません。というか、寒気がします。すでにラブコメではなく、ホラーになってきています。この作品、ちゃんとオチがあるのでしょうか?

すでに3巻も購入済みですが、さらなる変態がわいてきそうで不安であります。

★★★
posted by あにあむ at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2017年12月13日

異世界支配のスキルテイカー(7)


著者:柑橘ゆすら
出版社:講談社ラノベ文庫
異世界支配のスキルテイカー(7)

腕利きの冒険者集団《彗星世代》を退けた悠斗は、悠々自適な平穏な日々を過ごしていた。ある日先輩冒険者であるラッセンに誘われ、ローナス平原に向かいますが、そこでドラゴンに遭遇します。そのドラゴンはテーミング状態・誰かに使役された状態…悠斗はドラゴンを締め落とし仕留めます。ドラゴンの部位だけでも高価ですが、ほぼ入手できない傷のないドラゴンは、とてつもなく高価。そこでそのままギルドに持ち込みますが、当然妬まれる原因になります。まあそれでどうこうなる悠斗ではないのですが。

今回、悠斗が女体化します。スピカが冒険者になりたいと言いだし、許可したものの、明らかにスピカを狙った野郎にとられたくない一心で、性別変更の実を食べ、魔術師少女の服一式を購入し、パーティに参加するという…女体化した悠斗は、結構の美少女のようです。でも効果だけでなく持続時間もわかるというのは、非常に便利ですね。これが効果だけしかわからない能力だったら、いろいろ不安があったでしょうし。

メインエピソードとしては、エクスペインの街に渦巻く巨大な陰謀と戦うというものになりますが、まあ悠斗の能力だと、陰謀が意味をなしていない状態です。どんどん強くなっていきますね。

スピカたちと、夜な夜なお楽しみの悠斗ですが、どうやらいつも一方的に女性を責めるだけで、最後までイタしていたわけではなかったようです。理由は「まだ子どもを授かる覚悟がないから」というもの。こちらの世界には避妊具がない(発達していない)ので、最後までするわけには…ということです。ま、いいけどね。

なんだろう、今巻はあまり記憶に残りませんでした。気がついたら読み終わっていたのですが、盛り上がりがなかったのかな? 悠斗が強くなりすぎて、戦闘シーンにスリルがありませんし、ヒロインズも固定されており、いろんなさや当てもない。かといってエロシーンがあるわけではない(いや、それは望んではいけないのだけど) 初期の頃は、悠斗が新しい魔法を覚え、それをヒロインズへのいたずらに使い…といったお約束があったけど、強くなったぶん、新しく覚える魔法は、いたずらに使うには、強力すぎるようで、そういった鉄板ネタもなくなってしまっています。もう少し山場が欲しいですね。

★★☆
posted by あにあむ at 15:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ラノベ文庫

2017年12月12日

魔法使いにはさせませんよ!


著者:朝日乃ケイ
出版社:GA文庫
魔法使いにはさせませんよ!

人類を脅かす侵略獣(ファイント)に対抗できるのは、魔法使いと魔法少女のみ。魔法少女は、その名の通り魔力を持った少女。で、魔法使いになれるのは、30歳まで純潔を守り通した…童貞だった男子のみが覚醒できる! えーと、泣いていいですか? 魔法使いは世間からあまりよく思われていない模様。そりゃ、童貞おっさんずより美少女に助けられたほうがいいよね。ということで、魔法少女と魔法使いは仲が悪いようです。

魔法使いを目指す男子は思春期に入る前から、女性から隔離して教育をしている世界が舞台。やだなあ、30歳まで男だらけの学園で生活するなんて。万が一にも間違いが起こらないよう、教師や職員も男性で統一されている模様。って、本人の意思で入るのかなあ?

そんな、いろんな意味で嫌な学園に通う鞘波黒刃が主人公。どうやら素質はかなりあるようで、授業にも出ず鍛錬を続けているストイックな少年。どうもモテないというわけではなく、月一回許される外出日には、幼なじみの美少女とデートをするという恵まれた環境。もっとも、デートで万が一のことがあってはならないという理由で、教師が監視についてくるようですが… 

そんな黒刃の前に、一人の魔法少女・白啾なしろが現れます。最初は、街中でファイントから助けてくれたのですが、なぜか男子のみ魔法使い学園に転入(祖父が理事長という理由で、校則変えさせた模様)してきます。しかも黒刃のことを狙います。魔法で拘束して、ナイフでグサッ! ではなく、薄いネグリジェをまとって「逆夜這い」を仕掛けてきます。自他共に認める美少女であるなしろ、思春期男子の下半身が反応しないわけはないのですが、なんとか意思の力ではねのけます。
「わたしの初めて、捧げたいんです。わたしなんかじゃ……不服ですか?」

彼女の表向きの狙いは、黒刃の童貞を奪い、魔法使いとしての能力を潰してしまおうというもの。で、そんなことを考えている魔法少女の組合は多数あるようでして。って魔法少女もどうかしているな。

黒刃の目の前にぶら下げられたにんじん。それでも、意思を変えない理由はどこにあるのか? またなしろの本当の目的は?

てな展開になっています。少し前までラノベのお約束であった「寸止め」の理由として、うまく考えられていますね。最近は、自制しない主人公が普通になってきたので、ある意味新鮮な感じがあります。なしろが、一方的に魔法使い候補生・黒刃に敵対するのではないところも好感。幼なじみが蔑ろにされていないのも好感が持てます。シリアスなようで、どことなく間抜けな香りのするラブコメ。楽しめました。

でも帯はもう少し考えてくれ〜。
★★★★
posted by あにあむ at 16:08| Comment(0) | TrackBack(0) | GA文庫