2016年08月22日

姫さま、世界滅ぶからごはん食べ行きますよ!

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著者:おかざき登
出版社:MF文庫
姫さま、世界滅ぶからごはん食べ行きますよ!

主人公である高校生・飛露騎の元に、美少女が降ってきます。その美少女は、異世界からやってきた姫・ロフィーナ。「気分が沈むと世界を滅ぼしてしまう」という力を持つせいで、いろんな世界から追放され、異世界を転々としながら生きてきたと告白します。しかしこの世界には、人を異世界に追放する技術はない…つまりロフィーナが落ち込むと世界が滅亡する…この危機的状況に飛露騎たちは世界はもうダメね!だから美味しいものを食べに行くわよ!」と晩ご飯を優先…毎日が最後の晩餐な物語。

空から美少女が降ってきたら、それは異世界の王女さまだった。しかも「気分が沈む」と世界を滅ぼす力を持っている…にわかに信じることなど、出来そうにない設定を、飛露騎や飛露騎の幼なじみ姉妹はあっさり信じてしまいます。まあ、ロフィーナが現れた直後に、戦車が軍隊が家を占拠するという非現実が続けば、美少女なぶんロフィーナを信じる気持ちも分からないではありませんが。飛露騎は主人公力が強いようで、ほぼ通い妻状態な紅緒の好意をスルーするし、いきなり空から降ってきた少女の危機に銃器の前に立つし、もうラノベ主人公としては最強属性です。

基本「気分が沈んだら、世界が滅亡するんだったら、おいしいもの食べればいいじゃない」という話の繰り返しになっています。おしながきは、鶏の唐揚げ・白子の天ぷら・欧風チーズカレー・金目鯛の煮付け・有頭エビフライ・白菜と豚バラ肉のミルフィーユ鍋・手作り弁当。短絡的ですが、ある意味最強なのかも。でも異世界の姫さまに「白子の天ぷら」食べさせる勇気は私にはありません。というか、日本人でも「嫌」って人多いと思うよ。金目の煮付けもそう。関西系の人は、あまり好きじゃないと思う。まあ、作者さんの出身地によって、好みは変わるでしょうし、別に問題ではないんですけどね。

幼なじみの紅緒が、壊滅的に料理出来ないという設定は,どこかで見たことがありますね。独創的なアレンジをして、結果とんでもないものができあがるという…もう一ひねりあったら、紅緒が生きてきただろうな。今のままじゃ「かわいそうな幼なじみ枠を超えられそうにない」からね。ロフィーナが、飛露騎に対して好意を持っているのは、見え見えなのに、ロフィーナ自身がそれに気がついていない(友情だと思っている)のが救いか。

おいしいもの食べれば幸せな気分になる。それは間違いない事実だと思います。でも、難しいのは「おいしいもの」は人によって違うということ。飛露騎たちのように、幼い頃から家族同然に過ごしてきていれば、好みも似てくるかもしれないけど、別の家庭、ましてや異世界だと味覚が違って当然。逆効果になる料理もありそう。

しかし、それからさざえが降ってくるというのは、危険すぎます。それだけで世界滅亡します。あまり触れられていないけど、瓦も全滅だろうし、直撃したら痛いじゃすまないような…あと磯臭そう。

これって続刊あるのかなあ? ラブコメというより、グルメ小説になっているような機がする。あまりそちらに進みすぎると、万人が「それはおいしそう」という流れから離れてしまうしなあ。

★★☆
posted by あにあむ at 11:45| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫

2016年08月20日

オタサーの姫と恋ができるわけがない。

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著者:佐倉唄
出版社:ファンタジア文庫
オタサーの姫と恋ができるわけがない。

主人公は、神園心路。高校入学を機に「バカにされようともオタ充になる」という目標を掲げていた。っていうか、オタであろうとなかろうと、充実していればリア充なんではなかろうか?
そんな心路は、入学早々に「あのね、ヒメ、心路くんの彼女にしてほしいの」と美少女から告白される。しかし相手は「オタサーの姫」として学内で有名な、花咲百合姫で…しかも彼女は幼なじみで、小学校の時に「二次元以外あり得ない」と振った相手… その時点では、普通の(少し痛い)女の子だったのに、心路に気に入られたい一心でなぜかオタク修行をして、現役ラノベ作家にまで上り詰めてしまった。さらに「うみゅう」「ぷんっ」と、無茶苦茶痛いオタサーの姫になっていて…彼女が所属するサークル「ニジケン」の復興を手助けすることになるのだが、そこにはオタクな美少女たちが次々入部してきて…

ということで、オタクとオタサーの姫のラブコメ開幕です。

とりあえずヒロインが気持ち悪いですね。いろんなオタサーの姫像を、無理矢理ぶちこんでいるので、言動が気持ち悪すぎます。正直周りにいたら、絶対近づかないレベル(それが、たとえ幼なじみであっても)ラノベ作家というのも不要な要素かな。まったくストーリーに影響していないですし。ヒロインが多すぎて、しかもメインヒロインが濃すぎるために、サブヒロインも妙なのが揃ってしまっていますね。唯一まともだったのは、継未くらいかな。

ニジケン存続問題(本来のメインテーマのはず)も、中途半端に終わっているし、登場人物がバラバラに動いているし、どうもうまくまとまっていない感が強いです。

もう少し百合姫がマシな性格だったら、もう少し楽しめたのかな? 

前シリーズの「オレのラブコメヒロインは、パンツがはけない。」は面白かったのにな。続編はもういいや。

★☆
posted by あにあむ at 15:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫

2016年08月09日

非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが……(2)

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著者:滝沢慧
出版社:ファンタジア文庫
非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが……(2)

エロゲが趣味な主人公に初めて出来た彼女は、品行方正で成績優秀な優等生美少女・水崎萌香。ところが、優等生なはずの萌香はどこか残念で「私もこのヒロインみたいに、は、裸にエプロンで朝起こした方がいい?」とエロゲの影響を受け、まともや大暴走。そんな二人をみて「あ、あたしが『健全な』付き合い方、教えてあげてもいいよ?」と幼なじみの瑠璃が部室に乱入。ということで、今回は幼なじみが前面に出てきています。

瑠璃は、まともな女の子。見た目はビッチぽいけど、純情な普通の子。(少々エロに耐性なさ過ぎるけど)しかも幼なじみということもあって、主人公との会話にテンポがあります。あらぬ方向に会話が進むこともなく、萌香のようにあっちの世界に行くこともないので、ストーリーにテンポが出てきました。これは改善ですね。かなり読みやすくなっています。

ただまだまだエロゲを神聖化しすぎているところがあり、エロゲやらない層には訴求力がないですね。というか、萌香の行動が突飛すぎて、まったく感情移入出来ないんです。好きな人が興味あるものを知りたいという気持ちは理解できますが、まったく違うベクトルに進んでいるので、痛いというか見ていられないというか…いくら「恋は盲目」といえ、これは酷すぎる。で、それに好意を持つ主人公の思考回路も理解出来ない。そもそも萌香を「非オタ」というのは無理がありすぎるような…

クロスメディア展開されるようなので、人気はある作品なんでしょうね。でも私はもういいや。次巻が出ても(ストーリー的に完結しているので、ないような気もするのですが)購入はしないでしょう。

★☆
posted by あにあむ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジア文庫